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2020-08-18 22:30:46

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診療マル秘裏話  号外Vol.1621 令和1年10月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)アルコール消毒は,痰と共存インフルエンザウイルスに効果減弱
2)糖尿病性腎臓病の新薬が第2相試験で成績良好

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】)アルコール消毒は,痰と共存インフルエンザウイルスに効果減弱

 
 
 
 
 
 
 
インフルエンザ対策に使われ
るアルコール消毒について、ウ
イルスが痰などの粘液に含まれ
た状態の場合、殺菌効果が弱ま
るとの研究成果を京都府立医大
の広瀬亮平助教(感染病態学)
らがまとめ、米科学誌の電子版
に掲載されました。広瀬助教は
「アルコール消毒だけでは周囲
に感染を広げかねず、手洗いが
重要」と注意を呼びかけていま
す。広瀬助教らは食塩水と粘液
の痰に、それぞれA型ウイルス
を含ませ、一般的な消毒薬(濃
度80%のエタノール)を作用
させてウイルスが不活性化する
までの時間を比較しました。そ
の結果、食塩水中のウイルスは
30秒以内で殺菌できましたが、
たんの中では2分たっても感染
力が維持されていました。痰が
渇いた状態で調べると、30秒
以内に殺菌でき、粘液の状態で
は効果が弱まる可能性が高いと
いうことです。

広瀬助教は「手で口を押さえ
てせきやくしゃみをすると、ウ
イルスを含んだ鼻水やたんが付
着する。水で洗い流せない場合
は、消毒薬を30秒以上手に擦
り込む必要がある」と話してい
ます。

感染症専門医の宮下修行・関
西医科大診療教授の話「アルコ
ール消毒があまり効かない微生
物も多い。手や指の消毒の基本
は手洗いであることを忘れては
いけない」

ウイルスとアルコール消毒につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
高価な硬貨の販売効果が疑問
視される。        笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 糖尿病性腎臓病の新薬が第2相試験で成績良好

 
 
 
 
 
 
 
帝人ファーマは9月20日、生
活習慣に起因する糖尿病性腎臓
病を対象とした治療薬候補「T
MX-049」(開発番号)に
ついて、米国で実施した第2相
臨床試験で有効性に関する良好
な結果を得られ主要評価項目を
達成したと発表しました。安全
性についても新たな懸念は認め
られませんでした。第3相治験
に向けて開発を進め、早期の実
用化を目指します。

アルブミン尿を有する2型糖
尿病患者さんを対象に実施した
治験の結果、新薬候補の成分が
入っていない偽薬(プラセボ)
と比較して統計学的に有意な改
善効果が得られました。TMX
-049を1日1回、12週間
反復経口投与し、腎障害の指標
である尿アルブミン/クレアチ
ニン比の変化量(対数変換値)
を評価しました。

TMX-049は自社で創製
した新規非プリン型キサンチン
オキシダーゼ阻害薬です。生体
内でキサンチンオキシダーゼと
いう酵素に対して選択的に阻害
活性を示すことにより尿酸生成
を強力に抑制する特徴がありま
す。

糖尿病性腎症について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
早期に想起することで記憶を
維持する。        笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
インフルエンザ対策に使われ
るアルコール消毒について、ウ
イルスが痰などの粘液に含まれ
た状態の場合、殺菌効果が弱ま
るとの研究成果を京都府立医大
の広瀬亮平助教(感染病態学)
らがまとめ、米科学誌の電子版
に掲載されたのは、素晴らしい
業績です。 アルコール消毒が、
万能のように考えている人達に
対しての警鐘と言えるでしょう。
もともと消毒は、滅菌とは違い
ます。この場合、ウイルスなの
でウイルスを滅することと消毒
(感染力を失わせる)ことは、
同じではありません。その点を
踏まえたうえで、手洗いの重要
性を再認識する必要があるよう
に思えます。微生物を石鹸を付
けて洗い流すことほど、単純で
明快な微生物の除去方法はない
と思われます。
帝人ファーマは9月20日、生
活習慣に起因する糖尿病性腎臓
病を対象とした治療薬候補「T
MX-049」(開発番号)に
ついて、米国で実施した第2相
臨床試験で有効性に関する良好
な結果を得られ主要評価項目を
達成したと発表したのは喜ばし
いことです。糖尿病性腎臓病に
は、現在有効な薬剤がなく高血
圧の薬の中で、腎機能保護作用
のあるものを使うしかない状態
です。合併症としての糖尿病性
腎臓病は現在、透析導入の原因
のトップを占めている状態にあ
り、このまま糖尿病性腎臓病が
増え続ければ、透析病院がやが
てパンクする日がやってくると、
予想されます。糖尿病性腎臓病
の患者さんの透析導入を一日で
も遅らせることが急務ですので、
早く治験を終了して、実臨床で
使えるようにして頂きたいもの
です。

臨床試験を実子に実施する。


 
 
 
 
 
 
 
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