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2020-08-17 23:44:16

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診療マル秘裏話  号外Vol.1620 令和1年10月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)小児肥満の増加で子どもの脂肪肝が増えている
2)加工食品に表示推奨品目に新たにアーモンドを追加

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
1】)小児肥満の増加で子どもの脂肪肝が増えている

 
 
 
 
 
 
 
 
子どもの脂肪肝が増えていま
す。背景には、メタボ予備軍と
して社会的な関心を集める小児
肥満の増加があります。「早期
に発見して治療を始め、肝硬変
への進行を止める対処が急がれ
ます」と、大阪市立大学医学部
付属病院小児科・新生児科の徳
原大介講師は話しています。肝
臓に脂肪が多くたまってしまう
脂肪肝には、飲酒によるアルコ
ール性の脂肪肝と、お酒をあま
り飲まないのに起こる非アルコ
ール性の脂肪肝(NAFLD=
ナッフルディー)とがあります。
NAFLDにはこれまで脂肪肝
のまま進行しないNAFL(ナ
ッフル)と、肝臓が徐々に線維
化して肝硬変に進行するNAS
H(ナッシュ)があると考えら
れてきましたが、最近では肝生
検でNAFLと診断された人で
もNASHに移行する可能性が
あることが分かってきました。

小児のNAFLDについて徳
原講師は生まれつき肝臓に疾患
があるのではなく、肥満が原因
だと指摘しています。 肥満の
小児は、1980年代から2013年に
47.1%増加したとの調査報告が
あります。また徳原講師による
と、小児全体における脂肪肝の
発症率は、2.6~9.6%ですが、
肥満小児に限ると22.5~44%に
上昇するということです。

「小児では、肥満に至る過程
が成人と異なります。不登校な
ど何らかの事情があり、引きこ
もることによる運動不足や過食
が隠れているケースがかなり多
いのです」徳原講師らは、脂肪
肝のリスクの高い肥満小児の中
からNASHを見つけ出すこと
が重要と考え、同病院を受診し
た1~18歳の214人を対象
にフィブロスキャンという装置
を使って、肝脂肪蓄積量と肝硬
度を測定しました。すると肥満
の小児では肝脂肪蓄積量、肝硬
度とも明らかに高いことが分か
ったということです。「一部の
患児では肝生検との比較も行い、
検査結果に相違がないことを確
認しました」と徳原講師は言っ
ています。 月1回の受診時に
測定した肝脂肪蓄積量と肝硬度
の値を示すことで、本人も保護
者も治療に積極的になれたとい
うことです。

治療には保護者の協力が欠か
せません。食事療法は栄養士の
指導を受けながら、ご飯の量だ
けを減らすなど、保護者も継続
しやすいメニューで進めてゆき
ます。運動には会話を楽しみな
がらの散歩を取り入れます。体
重は減らすよりも増やさないこ
とを優先し、増やさない目標が
達成できたら、「次は1キログ
ラム減らしたい」など、目標を
本人の口から言わせることが大
切です。不登校である場合は、
児童心理司とともに治療に臨み
ます。「成人以降に肝硬変に移
行しないためには小児期の治療
が重要です」と徳原講師は強調
しています。

小児肥満について解説している

動画です。

 
 


 
 
 
協調体制が重要だと強調した。


 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 加工食品に表示推奨品目に新たにアーモンドを追加

 
 
 
 
 
 
 
 
消費者庁は9月20日までに、
食物アレルギーを引き起こすと
して加工食品に表示を推奨する
品目に、新たにアーモンドを追
加しました。同庁によると、20
17年のアレルギーの症例4851例
を調査したところ、アーモンド
によるものが21例あったという
ことです。
食品表示法では、エビや小麦、
落花生など7品目を特定原材料
として表示を義務付けている他、
イカやヤマイモなど20品目を特
定原材料に準ずるものとして表
示を推奨しています。同庁によ
ると、推奨品目の追加は、2013
年のゴマとカシューナッツ以来
ということです。

アーモンドアレルギーについて

描写した漫画動画です。

 
 


 
 
水晶での占いの鑑定を推奨す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
子どもの脂肪肝が増えていて、
背景には、メタボ予備軍として
社会的な関心を集める小児肥満
の増加があるというのは、残念
なことです。西洋風の食事が多
いこととジャンクフードである
スナック菓子や一部のファース
トフードを好んで小児が食べる
ということにも原因があるよう
な気がします。共働きや、片親
など小児の食事がますます貧し
くなっていっている点も、その
原因に上げられるかもしれませ
ん。それは、小児虐待に繋がる
可能性があり、児童相談所の介
入を早める決定がつい最近もな
されたと聞いています。「早期
に発見して治療を始め、肝硬変
への進行を止める対処が急がな
ければ、肝硬変や肝ガンを発症
してからでは、治療に支障を来
すことが多くなると予想されま
す。
消費者庁は9月20日までに、
食物アレルギーを引き起こすと
して加工食品に表示を推奨する
品目に、新たにアーモンドを追
加しましたが、同庁によると20
17年のアレルギーの症例4851例
を調査したところ、アーモンド
によるものが21例あったという
ことです。ほんの一部だからと
言って見過ごしていると益々、
事態は、悪化すると予想される
ために、食品表示推奨の品目と
して追加したのだと思います。
アーモンドには、ビタミンEが
多く含まれていて、たくさん食
べ過ぎるとビタミンE過剰症と
なり、骨粗鬆症が発症すること
が数年前に明らかになりました。
滅多な量を食べないと過剰症を
発症しないとは言え注意が必要
です。

事態の悪化のため、重役就任
を辞退する。       笑

 
 
 
 
 
 
 
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