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2020-08-07 23:26:46

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診療マル秘裏話  号外Vol.1611 令和1年10月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)目の動きを解析する事で簡単に認知機能を評価
2)京大iPS 細胞研究所はデイオールと共同研究を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】)目の動きを解析する事で簡単に認知機能を評価

 
 
 
 
 
 
 
 
大阪大学は9月10日、目の動
きを解析することで簡単に認知
機能を評価できる新技術を開発
したと発表しました。この研究
は、同大大学院医学系研究科の
大山茜医師、武田朱公寄附講座
准教授、森下竜一寄附講座教授
(臨床遺伝子治療学)らの研究
グループによるものです。研究
成果は「Scientific Reports」
に掲載されています。認知症は、
早期発見後、予防的な取り組み
を行うことで発症予防ができる
とされていますが、認知症の急
増が、世界各国で社会問題とな
っています。これまで認知症の
診断は、医師との対面方式によ
る問診法をベースにした認知機
能評価をもとに行われてきまし
た。この方法では検査に時間が
かかる上、検査を受ける人の心
理的負担が大きいことなどが問
題となっており、より簡便に認
知機能を評価できる手法の開発
が望まれています。しかし、問
診法以外の方法で認知機能を正
確にスコア化することは難しく、
効率的な認知症スクリーニング
は難しいとされてきました。研
究グループは、「目の動き」を
解析することで簡便かつ客観的
に認知機能を評価する全く新し
い検査方法の開発に成功しまし
た。赤外線カメラ等を用いて被
検者が画面上のどこを見ている
かを高精度に検出・記録する「
視線検出技術」(Eye-tracking)
と、「認知機能タスク映像」を
組み合わせ、独自に開発したア
ルゴリズムによって視点データ
から認知機能を定量的に算出し
ます。認知機能タスク映像は、
ワーキングメモリー、判断力、
記憶、空間認知機能などの各認
知機能を評価するためのタスク
映像で、各タスク映像は複数の
画像などから構成され、その中
の正解画像を注視した時間に基
づいてスコアが算出される仕組
みになっています。被験者はモ
ニターの前に座り、タスク映像
を2分50秒間眺めるだけです。
検査に伴う心理的ストレスも大
幅に軽減され、従来の標準的な
認知機能検査法の結果とも高い
相関を示すことが確認されてお
り、信頼性も高いといえるとい
うことです。

この新技術は、目の動きを利用
した客観的な検査法であるため、
言語の壁を超えたグローバルス
タンダードの認知機能検査法と
して発展する可能性もあると考
えられています。また、認知症
の簡便なスクリーニング検査法
としてこの新技術が役に立つ可
能性は高いと言えましょう。「
専門医師以外でも簡単に負担な
く認知機能のチェックを行うこ
ともできるようになるため、住
民健診レベルでの認知機能チェ
ックや、最近社会問題となって
いる高齢者の運転事故の問題解
決などにも役立つことが期待さ
れる」と、研究グループは述べ
ています。

認知症予防について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
氷菓を味の良さで評価する。


 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 京大iPS 細胞研究所はデイオールと共同研究を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
京都大iPS細胞研究所は9
月12日、仏高級ブランド「ディ
オール」の化粧品を扱うパルフ
ァン・クリスチャン・ディオー
ルと共同研究を始めたと発表し
ました。iPS細胞(人工多能
性幹細胞)を使い、肌が老化す
る仕組みや原因を調べます。同
研究所が海外の化粧品メーカー
と共同研究を行うのは初めてで
す。今回の共同研究は、ディオ
ール側が同研究所に持ちかけま
した。若者から高齢者まで様々
な年齢層の人のiPS細胞から
皮膚の細胞を作り、年齢ごとの
細胞の性質を調べて加齢がどう
影響するかなどを研究します。
将来的にディオール側は、皮膚
を長く若々しい状態に保つため
の製品開発を視野に入れていま
す。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
高齢者の恒例の行事。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
大阪大学が9月10日、目の動
きを解析することで簡単に認知
機能を評価できる新技術を開発
したと発表しましたのは、偉大
な業績です。この研究は、同大
大学院医学系研究科の大山茜医
師、武田朱公寄附講座准教授、
森下竜一寄附講座教授(臨床遺
伝子治療学)らの研究グループ
によるものです。研究成果は「
Scientific Reports」に掲載さ
れています。現在、認知症の診
断には、患者さんに時計の文字
盤を書いてもらうというものが
優れているとされています。私
も認知症と思われる人には必ず
この検査をしてもらっています。
ただ、患者さんが素直に文字盤
を書いてくれる場合は、良いの
ですが、周辺症状の一種で反抗
的になったりすると使えません。
目の動きは、目を動かない様に
はできませんから、非常に客観
的と言えましょう。
京都大iPS細胞研究所は9
月12日、仏高級ブランド「ディ
オール」の化粧品を扱うパルフ
ァン・クリスチャン・ディオー
ルと共同研究を始めたと発表し
たのは素晴らしい事です。化粧
品のメーカーなら、肌の老化を
防止する商品を開発したいと考
えるのが普通でしょうし、願っ
たり、叶ったりという所ではな
いでしょうか?肌の老化は紫外
線や放射線によって起こること
が知られており、光老化と言わ
れています。光老化に、関わる
活性酸素は、一重項酸素であり、
この一重項酸素を消去すること
こそ化粧品会社の究極の目的と
言えるでしょう。京都大iPS
細胞研究所は再生医療のメッカ
と言われていますが、化粧品の
会社と組んだこのような取り組
みもできるのですね。

帽子のずり落ち防止紐。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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