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2020-08-05 23:51:04

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診療マル秘裏話  Vol.771 平成30年9月19日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)分析希望の細胞を高速、高精度に選別する装置
2)摂食障害も、早期発見、早期治療が非常に重要

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 分析希望の細胞を高速、高精度に選別する装置

 
 
 
 
 
 
 
東京大などの研究チームは、
多数の細胞の中から分析したい
細胞だけを高速、高精度に自動
選別する装置を開発しました。
さまざまな細胞を分析する生命
科学や医学などの分野で、大幅
な効率化が期待できるという事
です。論文は8月27日付の米科
学誌セル電子版に、掲載されま
した。
生命科学や医学の研究で細胞
の分析は欠かせないのですが、
多種多様な細胞一つ一つを顕微
鏡で確認しながら、詳しく調べ
たい細胞を選び出すのは手間と
時間がかかります。1970年代に
蛍光抗体で染色した細胞を自動
選別する装置が開発されました
が、細胞内の分子構造や詳細な
形状に着目した高精度の選別は
不可能でした。
東京大の合田圭介教授らは、
多数の細胞の中から一つ一つの
細胞を高速撮影して解析し特徴
を持つ細胞だけを自動で選び出
す装置を開発しました。1秒間
に100個のペースで、選別す
ることに成功しました。
画像解析には、人工知能(AI)
技術の一つ、深層学習(ディー
プラーニング)を利用しました。
あらかじめ指定した特徴を持つ
細胞を選び出せるほか、人間が
気付かない特徴も抽出できる可
能性があるということです。
実験では、緑藻類の中に1%
だけ含まれる遺伝子変異を起こ
した細胞を解析しました。従来
の手作業では、半年かかる選別
作業を40分で終えたほか、凝集
した血小板の塊だけを抽出する
作業も、手作業では1日かかる
ところ、1分間で終えました。

フローサイトメトリーについて

解説している動画です。

 
 


 
 
深窓の令嬢がAIの深層学習を
取り入れたという真相を明かし
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 摂食障害も、早期発見、早期治療が非常に重要

 
 
 
 
 
 
 
ダイエットで食べる量を極端
に減らす人がいれば、常に食べ
ていないと不安な人もいます。
いずれも度を越すと体に異常を
及ぼし「摂食障害」という病気
になります。 東京大学医学部
付属病院(東京都文京区)心療
内科の吉内一浩科長は「10代
では神経性やせ症(拒食症)、
20代以降は神経性過食症(過
食症)が多く、最近は摂食障害
の低年齢化も進んでいます」と
話しています。拒食症には物を
食べない「摂食制限型」と、食
べた後に吐いたり、下剤で排便
したりする「過食排出型」があ
ります。過食症の患者さんは拒
食症の3~5倍存在するとされ
ていますが、拒食症と過食症を
繰り返し、そのループが延々と
続くこともあります。

摂食障害の原因は社会的なプ
レッシャーやストレスなどさま
ざまなものが複雑に絡み合い、
一つに特定することはできない
と考えられています。
摂食障害かどうかは、月経が
止まる程の低体重があれば比較
的簡単に拒食症と診断できます
が、患者さん自身が持つ体重や
体形に対する信念や価値観のゆ
がみも目安となります。 吉内
科長は「体形や体重についての
自己評価が低過ぎると、極めて
少ない量しか食べない、食べた
後に吐くという行為を繰り返し
やすくなります」と説明してい
ます。

摂食障害では、患者さん自身
に自分が病気という認識(病識
という)がないことが大半です。
異変に気付いた家族が病院に連
れて来るとか、病状が進んで筋
力低下で体が動かなくなり、頭
がぼんやりした状態になってや
っと受診するというケースが少
なくありません。

自己評価が大きく関係するた
め、治療は心理療法が中心にな
ります。まず病気であることを
患者さんに気付かせた上で体重
を一定程度増やせば外出できる
といったような目標を設定し、
患者さんの行動を変えていく「
行動療法」や、体形や体重につ
いてのゆガンだ考えを修正し、
行動を変える「認知行動療法」
などを行います。

明らかな低体重があれば体重
回復が最優先となります。必要
なら管理栄養士が栄養指導しま
す。食事摂取も困難な状態なら
入院することもあります。拒食
症では、極端な栄養不足に陥り
生命の危険にさらされるケース
もありますが、過食症でも不整
脈で突然死することがあります。
うつ病や双極性障害を併発して
自殺してしまう場合もあります。
生命に関わるので、早期発見、
早期治療が重要です。

吉内科長は、「病気の性格上、
心身両面のケアが必要なので、
専門の医療機関を受診してくだ
さい」とアドバイスしています。

摂食障害について解説している

動画です。

 
 


 
 
病気の性格を正確に把握する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
多数の細胞の中から分析した
い細胞だけを、高速、高精度に
自動選別する装置を開発したの
は偉大な業績です。さまざまな
細胞を分析する生命科学や医学
などの分野で、大幅な効率化が
期待できるという事ですので、
この装置を導入することで生命
科学や医学などの分野で大幅な
進歩が得られることを期待した
いと思います。AIの深層学習を
取り入れているのも素晴らしい
方法と言えます。 深層学習を
取り入れているとデータを与え
れば与える程、細胞を自動選別
する精度が上がると考えられる
からです。
ダイエットで食べる量を極端
に減らす人がいれば、常に食べ
ていないと不安な人もいます。
いずれも度を越すと体に異常を
及ぼし「摂食障害」という病気
になるということは、医療関係
者でない皆さんでも感覚的に分
かることだと思います。 ただ
身近に摂食障害の人がいないと
摂食障害の人に対する接し方が
分からず、病院のどの科に連れ
ていったらいいのか良く分から
ないと言った相談も受けます。
基本的には、心療内科であると
思いますが、ケースによっては
精神神経科の方が良い場合もあ
ります。精神神経科の場合でも、
摂食障害専門家がいる病院の方
が望ましいと思います。

デットボールで大谷ファンが
不安になる。笑

 
 
 
 
 
 
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