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2020-08-02 22:09:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.1607 令和1年9月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ブドウ の果柄含有新規化合物ガン細胞増殖抑制
2)電子煙草使用関連性濃厚な深刻肺疾患で死亡例

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】ブドウ の果柄含有新規化合物ガン細胞増殖抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
信州大学の総合理工学研究科
および先鋭領域融合研究群バイ
オメディカル研究所の藤井博教
授、真壁秀文教授、濱渦康範准
教授と、ジャム・ワインなどの
食品製造販売を手掛けるサンク
ゼール(長野県上水内郡)の産
学共同研究グループは、ブドウ
の果柄に含まれるガン細胞の増
殖と浸潤を抑制する新規化合物
を特定しました。ブドウの果柄
は現在、食品残渣として廃棄物
扱いですが、今回の成果により、
ガンの予防という観点から新た
な研究への発展、活用法の道が
開かれます。

産学研究グループが特定した
活性成分は、ポリフェノール(
エピガテキンオリゴマー)です。
プロアントシアニジンと呼ばれ
る化合物群に入り、エピカテキ
ンの8量体を基本骨格に、その
うちの一つの構成成分としてガ
ロ基の付いたエピガロカテキン
があり、また、もう一つがガレ
ート基を持つエピカテキンガレ
ート。プロアントシアニジン類
は、農産物などの素材からの分
離精製が困難ですが、同研究グ
ループはこの新規化合物の抽出・
精製方法を開発し成功しました。

前立腺ガン由来のガン細胞を
用いて、精製した成分の抗腫瘍
活性を調べたところ、ガンの転
移促進遺伝子「FABP5」の
発現を抑制することが分りまし
た。また、同遺伝子の発現抑制
にとどまらず、ガン細胞の増殖
や浸潤を顕著に抑制することも
明らかとなりました。

解析により新規化合物の推定
構造は分かりましたが、エピガ
ロカテキンとエピカテキンガレ
ートの位置が未定です。ワイン
醸造などに果実が使用される際、
これまで処分されていたブドウ
の果柄ですが、食品残渣から新
規抗腫瘍性化合物が発見される
ことは珍しいとされています。
今後有効活用法としてガン予防
法の開発につながる研究が期待
されます。成果は学術誌「Sc
ientific Repor
ts」に掲載されました。

葡萄の果柄と果実を分ける除梗

という作業を機械で行っている

動画です。これだと葡萄の収穫

の時には、果柄をたくさん集め

ることができそうです。

 
 


 
 
構成成分の公正な分析を元に
攻勢をかける論陣を敷いた。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 電子煙草使用関連性濃厚な深刻肺疾患で死亡例

 
 
 
 
 
 
 
 
米疾病対策センター(CDC)
は9月6日、電子たばこの使用と
の関連性が疑われる深刻な肺疾
患で同日までに、全米で5人の
死亡が確認されたと発表しまし
た。 現時点では詳しい原因は
特定できていませんが、CDC
は、調査中は電子たばこの使用
を中止するよう呼び掛けていま
す。
カリフォルニア、イリノイ、
インディアナ、ミネソタ、オレ
ゴンの各州でそれぞれ1人の死
亡が確認されました。CDCは
ほかに450人の患者さんにつ
いても電子たばことの関連性を
調べています。息切れ、胸の痛
み、嘔吐(おうと)、倦怠(け
んたい)感などの症状を訴えて
いるということです。
CDCによると肺疾患は電子
たばこに含まれる化学物質との
関連性が疑われています。多く
の患者さんが電子たばこで大麻
関連の成分を含んだ液体を使用
していたということです。

米国の電子タバコによる肺疾患

の原因が究明されたという動画

です。

 
 


 
 
 
税務申告は、深刻な状況だ。


 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
信州大学の総合理工学研究科
および先鋭領域融合研究群バイ
オメディカル研究所の藤井博教
授、真壁秀文教授、濱渦康範准
教授と、ジャム・ワインなどの
食品製造販売を手掛けるサンク
ゼール(長野県上水内郡)の産
学共同研究グループが、ブドウ
の果柄に含まれるガン細胞の増
殖と浸潤を抑制する新規化合物
を特定した事は偉大な業績です。
産業廃棄物に過ぎない果柄から
抽出可能な成分ということで、
ブドウというのは、捨てる所の
ない果物という印象を強くしま
した。赤ワインでは、種子や皮
が必要ですし、今回、ガン細胞
の増殖と浸潤を抑制する新規化
合物を果柄から見つけるという
快挙が達成されたので、まさに
捨てる所なしと言えるでしょう。
ちなみに、ぶどうの葉は、糖化
反応抑制成分を含んでおり捨て
るには、もったいないものだと
言われています。
米疾病対策センター(CDC)
は9月6日、電子たばこの使用と
の関連性が疑われる深刻な肺疾
患で同日までに、全米で5人の
死亡が確認されたと発表したの
は、由々しき事態です。もっと
も、カリフォルニア、イリノイ、
インディアナ、ミネソタ、オレ
ゴンの各州の内、嗜好用として
大麻の使用が認められているの
はカルフォルニア州とオレゴン
州とイリノイ州ですが、医療用
の大麻が全て認められているの
は、ミネソタ州で、THC を含ま
ない医療用の大麻が認められて
いるのがインディアナ州という
ことになります。 THC を含む
大麻が電子たばこの液体の中に
含まれていたとすれば、カルフ
ォルニア州とオレゴン州とイリ
ノイ州とミネソタ州ということ
になり、インディアナ州での死
者は、合法ではなかった可能性
があると思います。大麻関連の
成分としか記載がないのでこれ
がTHC であるか否かによっても
CDCの調査結果は、変わって
くると考えられます。ちなみに、
THC は大麻草の幻覚などを起こ
す有害成分です。

アメリカ合衆国の各州を隔週
で、遊説する。      笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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