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診療マル秘裏話  Vol.766 平成30年8月15日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)医療機関とAI開発企業が患者医療情報等を共有
2)喫煙健康被害として口の中の病気とのつながり

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 医療機関とAI開発企業が患者医療情報等を共有

 
 
 
 
 
 
 
厚生労働省は医療分野で早期
にAI(人工知能)を導入するた
め医療機関とAI開発企業が患者
さんの医療情報などを共有でき
る仕組み作りに乗り出します。
7月23日に開かれた医学やAI分
野の専門家らによる検討会の初
会合で素案を示しました。来年
度にはAIの開発企業や研究機関
へのデータ提供を始め、開発を
加速させたい考えです。

医療用のAIは、画像分析など
で専門医よりも精度良く結論を
出せるため、医師が少ない地域
で医療サービスが向上すると期
待されています。医薬品や介護
ロボット開発への応用も見込ま
れていますが、AIの開発には、
病理画像やコンピューター断層
撮影(CT)画像のような大量
の医療情報が必要になります。

国民の医療情報を匿名化し、
研究開発に活用できるようにす
る「次世代医療基盤法」が5月
に施行されており、厚労省は、
世界的に開発競争が激化するAI
開発の分野で、医療情報を円滑
に提供できる体制を整備する事
にしました。

検討会では、今秋をメドに匿
名化や同意の取得方法などにつ
いて結論を取りまとめます。今
は、学会ごとに集めている病理
画像などを、患者さんごとにま
とめ、実際の診断に役立てる仕
組みの構築も目指します。

AI医療最前線について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
放射性同位元素の取り扱いの
同意を得る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 喫煙健康被害として口の中の病気とのつながり

 
 
 
 
 
 
 
喫煙の健康被害はよく知られ
ているところですが、口の中の
病気とのつながりについては、
あまり知られていないようです。

肺などの呼吸器と同じように、
口の中の粘膜や歯ぐきからたば
この煙の中のニコチンをはじめ
とする有害物質が吸収され、さ
まざまな悪影響を及ぼします。

その悪影響の一つは歯ぐきの
中の毛細血管の収縮で血行障害
を引き起こします。また、たば
この有害物質は免疫機能を低下
させるため、歯周病の原因菌と
戦う力が弱くなり、たばこを吸
わない方に比べて歯周病にかか
りやすく、症状が進みやすくな
ります。

それらが影響し、歯周病にか
かっていることを示す一番のサ
インである、歯ぐきが赤く腫れ
上がり、出血しやすくなるなど
といった炎症症状が隠れてしま
います。そのため、本人が気づ
かないうちに歯周病が進行して
しまうという、やっかいな特徴
を示します。こうしたことから、
歯周病の早期発見、早期治療に
は「禁煙」が大切といえます。

また喫煙者は、抜歯や歯ぐき
の手術、インプラント手術後等
の傷口の治り具合が悪くなる他、
舌の表面や味の感じ方の異常、
独特の口臭、前ガン病変(ガン
の前段階の異常)や口腔(こう
くう)ガン発症率が高まること
などが知られています。歯周病
以外の予防にも、禁煙は必要な
条件になります。

歯周病とタバコについて解説し

ている動画です。

 
 


 
 
近縁の人から禁煙しよう。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
厚生労働省は医療分野で早期
にAI(人工知能)を導入するた
め医療機関とAI開発企業が患者
さんの医療情報などを共有でき
る仕組み作りに乗り出すという
ことは素晴らしい試みです。し
かし、情報漏れには十分に注意
して頂きたいと思います。患者
さんは、痛くて、辛くて、医療
機関を受診します。医療機関で
あれば、守秘義務が存在するた
め、情報が漏れることは少ない
のですが、AI開発企業はそうで
はありません。仮に氏名や住所
や生年月日を伏せたとしても、
それでも類推の力で情報が洩れ
てしまうことはあり得ると考え
ないといけないと考えています。
患者さんの弱い部分、他の人に
知られたくない部分をしっかり
マスクするような体制を築いて
頂きたいものです。
喫煙の健康被害はよく知られ
ているところですが、口の中の
病気とのつながりについては、
あまり知られていないようです。
しかし、肺などの呼吸器と同じ
ように、口の中の粘膜や歯ぐき
からたばこの煙の中のニコチン
をはじめとする有害物質が吸収
され、さまざまな悪影響を及ぼ
すことは間違いありません。数
千種類の有害物質と数百の発ガン
物質が粘膜を通して吸収される
ということです。その悪影響の
一つは歯ぐきの中の毛細血管の
収縮で、血行障害を引き起こす
ということです。 また、たば
この有害物質は免疫機能を低下
させるため、歯周病の原因菌と
戦う力が弱くなり、たばこを吸
わない方に比べて歯周病にかか
りやすく、症状が進みやすくな
ることも知られているので禁煙
が必須ということは衆目の一致
する所です。

血行障害のため、決行がため
らわれた。笑

 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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