最近の号外Vol.1603メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1603メルマガ

2020-07-28 22:23:31

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.1603 令和1年9月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)ヒト型抗ヒトIL-17受容体Aモノクローナル抗体製剤の治験
2)ヒト蛋白質のほぼ全部2万4000種余りを人工合成

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】ヒト型抗ヒトIL-17受容体Aモノクローナル抗体製剤の治験

 
 
 
 
 
 
 
 
協和キリンは8月26日、ヒト
型抗ヒトIL-17受容体Aモノクロ
ーナル抗体製剤ルミセフ(一般
名:ブロダルマブ)について、
掌蹠膿疱症を対象としたフェー
ズ3を国内で開始したと発表し
ました。7月から患者さんの組
み入れを開始、2022年3月の終
了を予定しています。組み入れ
予定被験者数は120 人です。

多施設共同無作為化プラセボ
対照二重盲検比較試験と非盲検
継続投与試験を行います。ルミ
セフの掌蹠膿疱症に対する有効
性と安全性を評価します。

掌蹠膿疱症は、掌蹠(手のひ
らや足の裏)に無菌性の膿疱(
膿をもった水ぶくれ)が繰り返
し生じる難治性の皮膚疾患です。
病変発現部位が人目につきやす
いことや掌蹠の症状に伴う痛み
や痒み、関節痛などを伴うこと
により、患者QさんのQOL が損
なわれやすいとされています。

ルミセフはインターロイキン
(IL)-17 受容体に対する完全
ヒト抗体で、IL-17受容体Aに特
異的に結合することで炎症性サ
イトカインであるIL-17A、IL-
17A/F、IL-17F、IL-17Cなどの
機能を阻害します。既存治療で
効果不十分な尋常性乾癬などの
適応症で2016年7月に世界に先
駆けて日本で承認されました。
同年9月から販売しています。

掌蹠膿疱症の漢方薬治療につい

ての動画です。

 
 


 
 
掌蹠に硝石が付着する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
2】 ヒト蛋白質のほぼ全部2万4000種余りを人工合成

 
 
 
 
 
 
 
 
ヒトの生命活動に関わる主な
蛋白質のほぼすべてとされる2
万4000種類余りを、人工的に合
成することに愛媛大学が世界に
先駆けて成功し、新たな薬の開
発などに役立つと期待されてい
ます。愛媛大学の「プロテオサ
イエンスセンター」では、小麦
の胚芽と呼ばれる部分から作っ
た特殊な反応液を使って、ヒト
の遺伝子から蛋白質を人工的に
合成する研究を進めてきました。

その結果、ヒトの体内にある主
な蛋白質のほぼすべてとされる
2万4000種類余りを合成するこ
とに成功したということです。

センターによりますと、ヒトの
蛋白質を網羅的に合成したのは
世界で初めてだということです。
蛋白質は異常があると病気の原
因になる一方で、さまざまな薬
のターゲットとして注目されて
いて、センターは、合成した蛋
白質を使ったガン医療の研究や
薬の副作用の原因を探る研究な
どを、ほかの研究機関や製薬会
社などと連携して始めていると
いうことです。
愛媛大学「プロテオサイエンス
センター」のプロテオ創薬科学
部門長を務める竹田浩之准教授
は「ヒトの蛋白質の働きをこれ
までにない規模で研究できるよ
うになった。病気のメカニズム
を解明し、新しい治療方法の開
発につなげていきたい」と話し
ています。

蛋白質レベルでガン研究を進め
ている東京大学医科学研究所の
井上純一郎教授は「2万4000種
類のヒト蛋白質の合成は世界に
例がないとされています。病気
の予防や治療薬の開発などにも
応用が期待できる」としていま
す。

蛋白質合成について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
製薬会社の制約事項は多い。


 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
協和キリンが8月26日、ヒト
型抗ヒトIL-17受容体Aモノクロ
ーナル抗体製剤ルミセフ(一般
名:ブロダルマブ)について、
掌蹠膿疱症を対象としたフェー
ズ3を国内で開始したと発表し
たのは、素晴らしい企画です。
この抗体医薬は、既に、尋常性
乾癬に対して承認されており、
2016年9月から販売していると
いうことなので、安全性と効能
については、折り紙付きという
訳であり、掌蹠膿疱症という類
縁の異なる病気に対しての効果
の検証という意味合いが強いと
考えられます。掌蹠膿疱症に対
する処方として、ビオチン散を
私は今でも用いていますが尋常
性乾癬に対してもビオチンを用
いることから、類縁の病気と考
えて差し支えないと思われます。
ヒトの生命活動に関わる主な
蛋白質のほぼすべてとされる2
万4000種類余りを、人工的に合
成することに愛媛大学が世界に
先駆けて成功し、新たな薬の開
発などに役立つと期待されてい
るのは、偉大な業績です。蛋白
質合成こそ、遺伝情報をセント
ラルドグマにのっとって蛋白質
に変える機構そのものですから、
そのアプトプットの蛋白質がす
べて人工的に合成されたとなる
と病気の予防や治療薬の開発等
にも応用が期待できるそうであ
り、蛋白質レベルでガン研究を
進めている東京大学医科学研究
所の井上純一郎教授は「2万40
00種類のヒト蛋白質の合成は、
世界に例がない」と話しておら
れるそうですので、ぜひ病気の
予防や治療薬の開発等につなげ
て頂きたいと切に願う次第です。

精巧な作り込みで、爆発的な
人気を博して成功する。  笑

 
 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。