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診療マル秘裏話    Vol.763 平成30年7月25日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)有害物質にさらされ退職を余儀なくされた訴訟
2)妊娠期喫煙の母親の子ども聴覚障害疑い1.75倍

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 有害物質にさらされ退職を余儀なくされた訴訟

 
 
 
 
 
 
 
花王(東京)の和歌山工場に
勤めていた元社員の男性が業務
で有害物質にさらされて退職を
余儀なくされたとして、花王に
約4710万円の損害賠償を求めた
訴訟で、東京地裁(梅本圭一郎
裁判長)は7月2日、約1990万円
の支払いを命じる判決を言い渡
しました。

判決などによると、男性は19
85年に入社し、化学物質の検査
分析などを担当していました。
両手両足のしびれや鼻血などの
症状が出て2006年に化学物質過
敏症の疑いが強いと診断され、
2012年に退職しました。訴訟で
花王側は「業務環境に問題はな
かった」と主張しましたが判決
は「排気装置設置や保護具支給
を行わず、安全に十分配慮しな
かった」と花王の責任を認めま
した。

花王は「判決を精査して対応
を決める」としています。

化学物質過敏症について解説

している動画です。

 
 


 
 
退色した羽織袴を着て退職す
る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 妊娠期喫煙の母親の子ども聴覚障害疑い1.75倍

 
 
 
 
 
 
 
妊娠期に喫煙していた母親の
子どもは、喫煙していなかった
母親の子どもと比べ、聴覚障害
の疑いがあるとの判定を1.75倍
受けやすいことが、約5万組の
母子のデータ解析で分かったと、
京都大の川上浩司教授らのチー
ムが7月2日発表しました。

神戸市との共同研究で、出生
後に受動喫煙に遭う環境に置か
れている場合は、さらに悪影響
があることも判明しました。

チームは2004~10年に、神戸
市が実施した乳幼児健診を受け
た約5万組の母子のデータのう
ち、3歳児健診での結果を基に、
妊娠期の母親の喫煙と、生後の
受動喫煙、聴覚検査の結果を調
べました。

妊婦の胎児に与える影響につい

て解説している動画です。

 
 
 


 
 
 
艦橋の環境を調査する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
花王(東京)の和歌山工場に
勤めていた元社員の男性が業務
で有害物質にさらされて退職を
余儀なくされたとして、花王に
約4710万円の損害賠償を求めた
訴訟で約1990万円の支払いを命
じる判決を言い渡したのは素晴
らしい判決と言えましょう。排
気装置設置や保護具支給を行わ
ず、安全に十分配慮しなかった
と判決文にあるのも好感が持て
ます。危険な仕事と知っていな
がら、何の対策をすることもな
く、安い賃金で、それを知らせ
ることなく、従業員にさせると
いうのは、本当に鬼畜の所業と
言えましょう。経営者の親族の
社員に同じ仕事を、同じ条件で、
させたでしょうか? はなはだ
疑問です。
妊娠期に喫煙していた母親の
子どもは、喫煙していなかった
母親の子どもと比べ、聴覚障害
の疑いがあるとの判定を1.75倍
受けやすいことが分かったのは、
喜ぶべきことです。できる限り
喫煙の影響を消すようにするた
めには、禁煙するのが一番良い
と思われます。ただ妊娠してい
る間だけ、禁煙したとしても、
出産後、喫煙を再開すれば、子
どもは、受動喫煙に晒されます。
ですから、子どもを出産すると
いう決意を固めた方は、完全に
禁煙することが望ましいと言え
ます。胎児が受けるのは、聴覚
障害だけではありません。場合
によっては、切迫早産となり、
対応が遅れると流産してしまう
危険性もあるのです。ぜひ妊婦
さんには、禁煙をお願いしたい
と思います。

最下位で再開する。笑

 
 
 
 
 
 
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