最新号より100号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より100号前のメルマガ

2020-04-29 22:19:12

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話    Vol.757 平成30年6月13日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)体内時計では2種類の蛋白質が活動周期を決定
2)運転手睡眠状態の乗務前確認を6月1日義務づけ

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 体内時計では2種類の蛋白質が活動周期を決定

 
 
 
 
 
 
 
多くの生物が持つ体内時計の
仕組みでは、2種類の蛋白質が
それぞれ時間を速めたり遅くし
たりして約24時間の活動周期を
決めていることがわかったと、
京都大などのチームが発表しま
した。2種類の蛋白質は一つの
遺伝子から作られ、構造はほぼ
一緒ですが、正反対の役割を持
つため、チームは「まるでジキ
ルとハイド。時差ぼけをなくし
たり、好きな時間に眠れたりす
る薬などの開発につながるかも
しれない」としています。

論文が5月22日、米科学アカ
デミー紀要(電子版)に掲載さ
れます。

体内時計をつかさどる時計遺
伝子の研究を巡っては、米国の
研究者3人が昨年のノーベル生
理学・医学賞を受賞しています。

チームの岡村均・特任教授ら
は、マウスの細胞を使って時計
遺伝子の働きに関係する「Ck
1d」という遺伝子について詳
しく調べました。その結果、C
k1dは、ほぼ同じ構造を持つ
2種類の蛋白質を生み出してい
ることを発見しました。

2種類の蛋白質がバランスよ
く働くと、1回の活動周期は、
ほぼ24時間になりましたが、ど
ちらかの働きだけが強いと活動
周期は長くなったり、短くなっ
たりしたということです。

上田泰己・東京大教授(シス
テム生物学)の話「Ck1dは、
以前から体内時計には、重要な
遺伝子として知られていたが、
正反対に働く蛋白質を作って、
周期を巧妙に制御しているとは
興味深い。 睡眠障害の人では、
この仕組みがどう変化している
のかを解明する必要がある」

上田泰己先生の講演動画です。

 
 


 
 
臭気が周期的にかわる。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
2】 運転手睡眠状態の乗務前確認を6月1日義務づけ

 
 
 
 
 
 
 
国土交通省は、バスやタクシ
ー、トラックの事業者に対し、
運転手の睡眠状態を、乗務前に
確認するよう、6月1日から義務
付けます。 居眠り運転による
事故が相次いだためで睡眠不足
が分かった場合は運転を禁止し
ます。

国の規則では、乗務前の運転
手を営業所で点呼する際、病気
や疲労、飲酒がないか確認して
記録しています。該当する場合
は、乗務させてはならないと定
めています。

国交省は、今回、この規則を
改正し、確認項目に「睡眠不足」
を追加しました。運行管理者が
口頭と目視で、運転手の状況を
確認します。睡眠不足を知りな
がら乗務を認めた場合は、業務
停止などの行政処分の対象とな
ります。

居眠りの瞬間アラートがなって

起こしている動画です。

 
 


 
 
黙示録の原本を目視する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
多くの生物が持つ体内時計の
仕組みでは、2種類の蛋白質が
それぞれ時間を速めたり遅くし
たりして約24時間の活動周期を
決めていることがわかったと、
発表したのは、偉大な業績です。
体内時計の活動周期は、24時間
とちょっとという様に学習しま
したが、相反する蛋白質が早め
たり、遅くしたりして決めてい
るとは、夢にも思いませんでし
た。時差ぼけをなくしたり、好
きな時間に眠れたりする薬など
の開発に是非つなげて頂きたい
ものです。
国土交通省は、バスやタクシ
ー、トラックの事業者に対し、
運転手の睡眠状態を、乗務前に
確認するよう、6月1日から義務
付けるということですが、睡眠
不足の状態で勤務する背景を知
らなければ、居眠り運転の事故
は、減らず、根本的な解決には、
ならないものと思われます。私
のクリニックにも、たくさんの
運転手さんが通ってきます。ほ
とんどの人が、出稼ぎで仕送り
しており、自分の健康状態に気
を配る所までいかないという事
です。自分は、カップラーメン
で過ごしても、家族のために働
くという涙ぐましい父ちゃんの
努力を知って頂きたいと、切に
願う次第です。

拝啓ではじまる手紙をしたた
める背景を知る。笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。