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2020-04-14 23:34:17

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診療マル秘裏話  号外Vol.1513 令和1年6月13日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)化膿性汗腺炎は免疫機能異常による毛穴の炎症
2)HTLV1ウイルスの感染が九州と沖縄では大幅に増加

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】化膿性汗腺炎は免疫機能異常による毛穴の炎症

 
 
 
 
 
 
 
化膿(かのう)性汗腺炎は、
脇の下やお尻、脚の付け根、陰
部など、ねっとりとした汗を出
すアポクリン腺のある部位に生
じます。思春期以降に発症する
毛穴の炎症による病気です。日
本大学医学部付属板橋病院(東
京都板橋区)皮膚科の照井正部
長によると、病気としての認知
度が低く、正しく診断されるま
でに何年もかかることが多いと
いうことです。化膿性汗腺炎は、
毛穴が炎症を起こして痛みや赤
みを伴うおできが多発し、そこ
からうみが出たり、しこりのあ
る跡が残ったりします。重症化
すると皮膚の見た目から対人関
係に悪影響を及ぼしたり、おで
きの痛みなどで仕事や勉強が困
難になったりするということで
す。炎症の跡が長期間残ると、
皮膚ガンになる懸念もあります。

照井部長は「医師の間でも認
知度が低いことや、治療法が確
立していないこと、病名が病気
の実態を表していないことが問
題です」と指摘しています。患
部が二次的に細菌に感染するこ
とはありますが、基本的に患部
から病原菌は検出されず、病気
の実態は、外敵から体を守る免
疫機能の異常で生じる毛穴の炎
症だということです。

日本ではまれな病気で、「患
者数は1万~2万人程度ではな
いでしょうか。中には幾つもの
医療機関を受診しても適切な診
断・治療がされず、通院を諦め、
その間に重症化してしまう患者
さんもいます」と照井部長は説
明しています。国際的な研究に
よると、患者さんはこの病気と
正しく診断されるまでに平均7
年を要していました。治療法は
確立していませんが、炎症を抑
える抗菌薬の投与、切除手術な
どが行われています。炎症の跡
が残らないように、早めに治療
することがポイントになります。

近年、炎症に関わる体内の情
報伝達物質のうち、TNF―α
やIL―17が化膿性汗腺炎に
も関わっていることが分かって
きました。これらの働きを抑え
る薬剤を治療に応用する動きが
あります。「炎症を抑えて『休
火山』のようにして、病気の重
症化を抑えると期待されます」
と照井部長は言っています。

その上で、「できれば皮膚科
医が複数いるような基幹病院で
診断を受けてください。今後数
年以内に治療が進歩する可能性
が高いため、希望を持ちましょ
う」と話しています。

化膿性汗腺炎についてのニュー

ス動画です。

 
 


 
 
基幹病院の実績を聞かんとす
ることで、その場を収める。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 HTLV1ウイルスの感染が九州と沖縄では大幅に増加

 
 
 
 
 
 
 
血液のガン「成人T細胞白血
病(ATL)」の原因ウイルス
に新たに感染した男性が、九州
と沖縄では大幅に増えていた事
が5月17日、日本赤十字社など
の調査で分かりました。2010~
16年の感染男性は直前調査の約
2倍でした。厚生労働省の会合
で同日報告されました。

20~30代の若い男性で感
染者の増加が目立っています。
元々多い鹿児島と沖縄に加え、
佐賀、福岡、熊本、大分の各県
でも増えました。女性はやや減
少しました。

九州と沖縄での献血データを
調べた所、今回の調査期間内に
新たに感染したのは男性124人、
女性105人の計229人。2005~20
11年の前回調査では男性61人、
女性120 人でした。

日本赤十字社九州ブロック血
液センター(福岡県)の相良康
子・品質部課長は「男性の感染
が増えた理由は分からないが、
妻らにも感染が拡大する恐れが
あり、対策を取るべきだ」と話
しています。

ATLは、母乳や性交渉を介
して白血球の一種がHTLV1
ウイルスに感染して起きます。
潜伏期間が長く感染者の95%は
生涯発症しませんが、発症する
と急速に進行する場合もありま
す。性交渉等での感染後に発症
する例は極めてまれだという事
です。

成人T細胞白血病の治療と予後

について解説している動画です。

 
 


 
 
急激に進行する病状に対して
信仰心で立ち向かう。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
化膿(かのう)性汗腺炎は、
脇の下やお尻、脚の付け根、陰
部など、ねっとりとした汗を出
すアポクリン腺のある部位に生
じます。思春期以降に発症する
毛穴の炎症による病気という事
ですから、炎症を起こさない様
にすることが発症予防に繋がる
と考えられます。病気としての
認知度が低く、正しく診断され
るまでに何年もかかることが多
いというのは、残念というほか
ありません。近年、炎症に関わ
る体内の情報伝達物質のうち、
TNF―αやIL―17が化膿
性汗腺炎にも関わっていること
が分かってきたということで、
これらの働きを抑える薬剤を治
療に応用する動きが出てきてい
るのは、喜ばしいことです。
血液のガン「成人T細胞白血
病(ATL)」の原因ウイルス
に新たに感染した男性が、九州
と沖縄では大幅に増えていた事
が5月17日、日本赤十字社など
の調査で分かったことは非常に
残念と言わざるを得ません。し
かし、ATLは、母乳や性交渉
を介して白血球の一種がHTL
V1ウイルスに感染して起きる
ということしか分かっておらず、
感染経路も不明であることが多
いとされています。感染経路が
不明であれば、それを遮断して
病気を予防するという対策が打
つことができません。潜伏期間
が長く感染者の95%は生涯発症
しませんが、発症すると急速に
進行する場合もあるということ
から、十分に感染拡大を警戒す
る必要があるようです。

潜伏期間中に医療機関が対策
をうつ。笑

 
 
 
 
 
 
 
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