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2020-04-13 22:19:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.1512 令和1年6月11日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)脳トレを組み合わせた独自のダンスで、認知症予防
2)不眠が長く続くと、2型糖尿病のリスクが増加

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】脳トレを組み合わせた独自のダンスで、認知症予防

 
 
 
 
 
 
 
奈良県立医科大学(奈良県橿
原市)医学部看護学科老年看護
学の沢見一枝教授らは、高齢者
の認知機能低下予防のために、
脳のトレーニング(脳トレ)を
組み合わせた独自のダンス教室
を定期的に開催しています。「
効果を測定したところ、参加者
の認知機能の向上が見られまし
た」と沢見教授は話しています。
認知機能の一つである記憶は、
脳の海馬で一時的に保存され、
必要なものや印象的なものだけ
が、大脳皮質に転送されます。
記憶のうち、日常生活において
何かを実行するために必要なも
のを「作業記憶」と呼び、脳の
前頭前野の働きが影響していま
す。例えば日常会話では、相手
の話を一時的に覚え、その内容
から意図をくみ取り、話の展開
に従って前の不要な情報を整理
し、話題を切り替えるといった
ことを無意識に行っています。
作業記憶は40歳ごろから働きが
低下します。そのため、物忘れ
や、情報の整理ができずに会話
がちぐはぐになるというような
ことが表れ始めます。

沢見教授は、記憶のうちまず
低下するのが作業記憶の機能で
あることから、前頭前野のトレ
ーニングにより作業記憶を維持・
向上させる事が、認知機能低下
の予防につながると考え、ダン
スと「脳トレ」を組み合わせた
オリジナルのダンスプログラム
を考案しました。県内の公民館
などで開催する認知症予防教室
で毎回行い、作業記憶の維持に
どの程度寄与するか、効果の検
証に取り組んでいます。「腕を
振ると同時に脚を高く上げて足
踏みをするなど、左右の腕と脚、
あるいは上半身と下半身が違う
動きを行う『二重課題』と、記
憶力の一つで時間を経て思い出
す『遅延再生』という機能に対
する脳トレを組み込むことによ
り、短期間の記憶力である作業
記憶だけでなく、それよりやや
長めの『近時記憶』を鍛え、認
知機能の向上を目指しました」
と沢見教授は言っています。

教室では、まず、「みそ汁」
「アライグマ」「腕相撲」など
食べ物や動物、花の名前など10
個の単語を記憶します。振り付
けやサビの歌詞を記憶しながら
40~50分間ダンスを踊り、その
後に先ほど記憶した10個の単語
を思い出してもらいます。60代
から80代までの高齢者40人が参
加し、ATCエイジレスセンタ
ー(大阪市住之江区)で2018年
4月から週1回、合計7回行わ
れました。初回の遅延再生課題
の平均正答数は7.2 でしたが、
7回目では8.7 まで上昇しまし
た。中には、初回の正答数0か
ら7回目には8まで上昇した人
もいました。「今後は、ダンス
の内容をより効果的なものへと
発展させていきたい」と沢見教
授は話しています。

認知症予防の脳トレの動画です。

 
 


 
 
地縁のため工事の進行が遅延
する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 不眠が長く続くと、2型糖尿病のリスクが増加

 
 
 
 
 
 
 
睡眠は、人間が生きていく上
で欠かすことができません。よ
く眠れない状態(不眠)が長く
続くと、あらゆる病気のリスク
が増します。その一つが2型糖
尿病です。糖尿病にならないた
めにも、良質な睡眠がとれる環
境を整えたり、睡眠の専門医に
相談したりすることをお勧めし
ます。日本睡眠学会理事長で日
本大学医学部精神医学系(東京
都板橋区)の内山真主任教授に
よると、国内では成人の約20%
が不眠を抱えているということ
です。このうち眠れないせいで
生活や仕事に影響のある不眠症
の人は約10%です、睡眠薬によ
る治療を受けている人は約5%。
加齢とともに増え、高齢者では
不眠が約30%を占めています。

不眠は高血圧、心臓病、うつ
病などの発症リスクになること
が明らかになっています。糖尿
病との関連を調べた研究も多く、
内山主任教授は「不眠のある人
が数年後に糖尿病になるリスク
は、不眠症のない人の2~3倍
になります」と指摘しています。
さらに「ある研究で、糖尿病の
発症リスクは、睡眠時間が5時
間以下の人は7~8時間の人に
比べて約2.6 倍になり、8時間
を超えると3.6 倍に上昇すると
報告されています。睡眠時間は
短くても長くても健康に悪いこ
とが分かりました」と説明して
います。不眠になると、なぜ糖
尿病を発症しやすくなるのでし
ょうか。 「実験では、不眠や
睡眠不足があると、血糖値をコ
ントロールするインスリンに対
する反応が悪くなるため血糖値
が上昇し、糖尿病のリスクにな
ると考えられています」と内山
主任教授は言っています。また
「睡眠不足になると、日中の体
の不調から運動量が低下する上、
食欲を高めるホルモンなどの分
泌が高まって余計に食べ過ぎる
ことになり、肥満のリスクを高
めます」と話しています。

質の高い睡眠をとるには、厚
生労働省の「健康づくりのため
の睡眠指針2014」が参考になる。
同省のウェブサイトで閲覧でき
ます。内山主任教授は、「良い
睡眠をとることは、あすのパフ
ォーマンス、将来の心身の健康
のための重要な手段です。ただ
し睡眠そのものが目的ではあり
ません」と強調しています。不
眠症の認知行動療法や薬物療法
は着実に進歩しています。不眠
に悩んでいる人は、迷わず専門
医の診察を受けて頂きたいもの
です。

糖尿病とうつ病の関係について

解説している動画です。

 
 


 
 
身体の不調と符牒を合わせる
ように業績が悪化した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
奈良県立医科大学(奈良県橿
原市)医学部看護学科老年看護
学の沢見一枝教授らは、高齢者
の認知機能低下予防のために、
脳のトレーニング(脳トレ)を
組み合わせた独自のダンス教室
を定期的に開催しています。「
効果を測定したところ、参加者
の認知機能の向上が見られまし
た」と沢見教授は話していると
いうことは、素晴らしい業績だ
と思います。ダンスも良いです
が、認知症になってしまった人
に「腕を振ると同時に脚を高く
上げて足踏みをするなど、左右
の腕と脚、あるいは上半身と下
半身が違う動きを行う、『二重
課題』と、記憶力の一つで時間
を経て思い出す『遅延再生』と
いう機能に対する脳トレを組み
込まれた運動をすることは困難
ではないかと思います。むしろ
単純な上下運動のケアートラン
ポリンのようなものから始めて
認知機能がやや改善してからで
も遅くない気がしました。
睡眠は、人間が生きていく上
で欠かすことができません。よ
く眠れない状態(不眠)が長く
続くと、あらゆる病気のリスク
が増すことは、周知の事実です。
これらの病気の一つが2型糖尿
病であり、糖尿病にならないた
めにも、良質な睡眠がとれる環
境を整えたり、睡眠の専門医に
相談したりすることは必要だと
思います。ただ若いうちから、
糖尿病になるのを恐れて、睡眠
が少なくなるのを渋っている様
では、一角の人物になるのは、
難しいと思います。弘法大師の
空海によると空海以前の和尚達
は、足に針を突き立てたりして
眠気をこらえて勉強したと言っ
ているようです。只今只今必要
な学ぶべきことに費やす時間を
睡眠時間に充てていては、仏様
に申し訳ないということだと私
は、勝手に解釈しています。若
い頃は、無理をしてでも自分を
磨くことをお勧めして、中高年
になって初めて、身体のことを
考えた睡眠時間にするというの
がよろしいのではないでしょう
か?中高年になれば、否応なく
身体は言うことを聞かず、無茶
はできなくなるので、身体の事
を考えて睡眠時間を確保した方
が良いと思われます。

身体のことを考えるようにな
ったのは中高年になったからだ。


 
 
 
 
 
 
 
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