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2020-04-11 22:38:03

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診療マル秘裏話  号外Vol.1510 令和1年6月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)転移促進,抗ガン剤耐性増強蛋白質の抑制ペプチド
2)慢性腎臓病と診断されたら骨粗鬆症の対策必要

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】転移促進,抗ガン剤耐性増強蛋白質の抑制ペプチド

 
 
 
 
 
 
 
ガン細胞の転移を促進したり、
抗ガン剤耐性を強めたりする蛋
白質に結び付き、その働きを止
めるペプチド(アミノ酸の結合
体)を、金沢大や東京大などの
研究チームが発見し、5月17日
付の米科学誌ネイチャー・ケミ
カル・バイオロジー電子版に発
表しました。転移しやすいガン
の治療や診断への応用が期待で
きるということです。
本来は肝細胞などの再生を担
う肝細胞増殖因子(HGF)と
いう蛋白質は、ガン細胞の近く
では活性化し、受容体に結合し
て転移や薬剤耐性獲得を促進す
ることが知られています。
金沢大ナノ生命科学研究所の
松本邦夫教授らは、活性化した
HGFにだけ結び付く環状ペプ
チド「HiP-8」を発見し、
合成に成功しました。HiP-
8が結合したHGFは受容体へ
の結合能力を抑えられることも
分かりました。
研究チームは、放射性物質を
結び付けたHiP-8をマウス
に投与しました。HiP-8は
HGFの多いガン組織に集まる
ため、陽電子放射断層撮影(P
ET)でガンを可視化すること
もできました。

ガンの転移について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
感情を露わにして勘定をして
環状線に乗った。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 慢性腎臓病と診断されたら骨粗鬆症の対策必要

 
 
 
 
 
 
 
腎臓の障害が慢性的(3カ月
以上)に続く慢性腎臓病(CK
D)という病気があります。重
症化すれば透析や移植が必要に
なるだけでなく、骨にも悪影響
を及ぼすことが分かっています。
板橋中央総合病院(東京都板橋
区)腎臓内科主任部長の塚本雄
介医師は「健診などで腎機能の
低下を指摘されたら骨密度検査
を受けてください」と勧めてい
ます。CKDが進行し透析に至
ると、骨折しやすくなります。
CKDなどの腎疾患に伴う骨の
障害を骨ミネラル代謝異常と言
います。丈夫な骨は体内でリン
とカルシウムが、バランスよく
結合して作られますが、腎機能
が低下すると、過剰なリンが尿
から排せつされず血液にたまり、
両者のバランスを保つため骨に
含まれるカルシウムが使われて
しまい、骨がもろくなります。
腎機能の低下と共に、骨の形成
に重要なビタミンDが減ること
も骨折を起こす要因となります。

骨への悪影響はCKDの初期
段階から出てきます。実際、C
KDの指標である推算糸球体ろ
過量(eGFR)が基準値を下
回ると、骨粗鬆症の割合が増え
てくるということです。「一般
的に男性は骨粗鬆症のリスクが
低く、65歳未満で骨折が増える
ことはほとんどありません。し
かし、CKDの男性は65歳未満
であっても骨折リスクが高まり、
通常の女性並みです」と塚本医
師は言っています。健診などで
腎機能の低下を指摘されたら、
整形外科などで骨の強度が分か
る骨密度検査を受けることが望
ましいとされています。1300万
人に上るとされるCKD患者さ
んの9割近くを占める、初期の
段階であれば、骨ミネラル代謝
異常による骨の障害は予防する
ことも可能です。

骨ミネラル代謝異常による骨
折の予防は、水中ウオーキング
など有酸素運動を主体とした運
動と、栄養を考慮し塩分を控え
た植物性蛋白質を中心とした食
事が基本となります。骨密度の
低下が著しく、骨粗鬆症と診断
された場合は、腎機能に合わせ
た骨粗鬆症治療薬を使います。

塚本医師は「CKD患者には
適さない骨粗鬆症治療薬もあり、
定期的に腎機能と血液中のカル
シウムの数値をチェックしなが
ら服薬する必要があります。薬
の影響でリンやカルシウムのバ
ランスが崩れ血管にたまると、
骨だけでなく血管にも悪影響を
与え、心不全や突然死の原因に
もなります。腎臓内科でCKD
のチェックを受けながら、適切
な予防を行ってください」とア
ドバイスしています。

腎臓が悪いと言われたらという

動画です。骨粗鬆症を予防する

腎臓の働きに言及しています。

 
 


 
 
欠陥のある血管を治療する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
ガン細胞の転移を促進したり、
抗ガン剤耐性を強めたりする蛋
白質に結び付き、その働きを止
めるペプチド(アミノ酸の結合
体)を、金沢大や東京大などの
研究チームが発見したのは偉大
な業績です。当クリニックでは
抗ガン剤は使わないので抗ガン
耐性については、余り興味は、
ありませんが、転移促進の蛋白
質に結びついてその働きを止め
るという作用については大いに
関心があります。転移さえ防ぐ
ことができれば、原発巣の治療
に専念できるからです。本来は
肝細胞などの再生を担う肝細胞
増殖因子(HGF)という蛋白
質は、ガン細胞の近くでは活性
化し、受容体に結合して転移や
薬剤耐性獲得を促進することが
知られており、HGFにだけ結
び付く環状ペプチド「HiP-
8」を発見し、合成に成功した
のは快挙と言えるでしょう。H
iP-8が結合したHGFは受
容体への結合能力を抑えられる
ことも分かったということで、
転移しやすいガンの治療や診断
への応用が期待されます。
腎臓の障害が慢性的(3カ月
以上)に続く慢性腎臓病(CK
D)という病気があり、重症化
すれば透析や移植が必要になる
だけでなく、骨にも悪影響を及
ぼす事は重要なことです。板橋
中央総合病院(東京都板橋区)
腎臓内科主任部長の塚本雄介医
師が「健診などで腎機能の低下
を指摘されたら骨密度検査を受
けてください」と勧めているの
は、極めて妥当な意見だと思い
ます。当クリニックでも、慢性
腎臓病の人が増加し、減塩など
いろいろな対策をとっているの
ですが、なかなか一旦上昇した
クレアチニンの値は低下しませ
ん。特にコンビニの食品やスー
パーのお惣菜を買って食べてい
る人に多い気がします。面倒で
も八方だしなどの減塩の工夫を
ご家庭で行うことがまず大事で
はないかと思います。 それと
同時に、骨密度の検査を行って
頂く必要があるようです。ただ
骨密度は問題なくても骨質が、
悪いと固く折れやすい骨になる
ことがありますのでご注意下さ
い。

違憲の意見に反対する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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