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2020-04-10 23:39:29

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診療マル秘裏話  号外Vol.1509 令和1年6月8日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)極端な糖質制限長期間継続で老化促進の可能性
2)認知症対策の新行動計画「認知症大綱」の原案

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】極端な糖質制限長期間継続で老化促進の可能性

 
 
 
 
 
 
 
内臓脂肪の減少などに効果が
ある糖質制限も、極端な制限を
長期間続けると老化を早める可
能性があります。東北大大学院
農学研究科の都築毅准教授(食
品機能学)らの研究グループが、
動物実験を通じてこんな結果を
まとめました。糖質制限は手軽
なダイエット法としても人気が
ありますが、都築准教授は「専
門家の管理下で行うべきだ」と
警鐘を鳴らしています。
都築准教授らは寿命が1年程
度の実験用マウスを3グループ
に分け、それぞれ(1)標準的な
栄養割合の餌(2)脂肪の多い餌
(3)炭水化物を減らし、蛋白質
を増やした糖質制限食-を与え
て飼育しました。糖質制限食は
炭水化物によるカロリーが全体
の2割程度と、人間が1日3食
とも主食を取らない状態に相当
する厳しい制限としました。
その結果、糖質制限食を食べ
たマウスの寿命は標準的な餌の
グループと比べ8~9週短い等、
他の2グループと比べ短いとい
う結果がでました。飼育開始か
ら約1年後に記憶力を測った所、
標準的な餌のグループの半分程
度に低下していました。
糖質制限をしたマウスの腸内
では悪玉菌が増える一方、善玉
菌は減少しており、老化に影響
を与えた可能性があります。人
間も短期の糖質制限で腸内細菌
のバランスが崩れることが分か
っており、都築准教授は「人間
でも十分に起こり得る」と推測
しています。
都築准教授は、糖質制限は糖
尿病対策などに有益としつつ、
「医療の一環として専門家が介
入してやるべきもの」と指摘し
ています。「短期間は問題ない
が、ずっと続けると悪影響の可
能性がある」と忠告しました。
研究成果は静岡市で開かれる
日本栄養・食糧学会で、5月19
日に発表されます。

このニュースの反論の意見を報

じた動画です。

 
 


 
 
私的な指摘を真に受ける。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 認知症対策の新行動計画「認知症大綱」の原案

 
 
 
 
 
 
 
政府は5月16日、認知症対策
の新たな行動計画となる「認知
症大綱」の原案を有識者会議に
示しました。予防と共生の取り
組みを強化し、70代の認知症の
人の割合を2025年までに6%減
らすという数値目標を掲げまし
た。来月の関係閣僚会議で大綱
を正式決定します。

大綱は、介護なしで日常生活
を送れる「健康寿命」を延ばし、
社会保障費を抑える狙いがあり
ます。団塊の世代が75歳以上と
なる2025年までの取り組みを打
ち出そうとしています。

認知症予防には、適度な運動
や社会的孤立の解消が役立つと
みて、運動教室や教育講座など
に力を入れるよう自治体に働き
かけます。予防に効果があると
されるサプリメントを認証する
仕組みも検討します。こうした
対策を講じることで、70代の認
知症の人の割合を2019年からの
6年間で6%減らす予定です。
70代前半は3.6%から3.4%に、70
代後半は10.4%から9.8%に低下
させることを目指します。

国の認知症対策はこれまで、
2015年の「認知症施策推進総合
戦略(新オレンジプラン)」に
基づき、認知症の人との共生に
力点を置いてきました。今回、
取り組みを認知症予防との2本
柱としたうえで大綱に格上げし
ます。

認知症大綱について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
文法上の人称を認証する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
内臓脂肪の減少などに効果が
ある糖質制限も、極端な制限を
長期間続けると老化を早める可
能性があることは、薄々私も感
じていました。極端な制限をす
ると必ず、肝臓や腎臓に負担が
来て、肝臓や腎臓は、老廃物や
毒物を処理する臓器です。ここ
が障害されると、老廃物と毒物
が蓄積して老化が進むのは当然
と言えましょう。私の提唱する
糖質制限は、以前のメルマガで、
お話しした通り、マイルドな物
です。即ち、野菜ジュースや、
青汁などの食物繊維で、食べた
糖質の吸収を緩慢にするのと、
同時に、血糖の上がりにくい(
つまりGI値の低い)主食を選ん
で食べることで食後血糖の急激
な上昇を抑えようとするもので
す。厳格な、あるいは、極端な
糖質制限とは、一線を画すと言
っても過言ではありません。
政府は5月16日、認知症対策
の新たな行動計画となる「認知
症大綱」の原案を有識者会議に
示したのは喜ぶべきことです。
認知症の患者さんは鰻上りに増
えて、社会問題となっています。
高速道路での高齢ドライバーの
逆行運転や、徘徊する認知症の
人が電車にひかれて亡くなった
時に、家族の人が認知症の人の
監督不行き届きとして鉄道会社
から損害賠償の訴えをされて、
大変なことになってしまう事例
など枚挙に暇がありません。こ
うしたことが起きない様にする
べきと考えてできた原案だと思
いますので、有識者の方々は、
原案を発展させて、素晴らしい
大綱に仕上げて頂くようお願い
したいと思います。認知症予防
についての知恵の提供なら浅学
非才の私にでも力になれるかも
しれませんが、現実的に有識者
と認めて頂いていないので、そ
れもないでしょう。

八点の作品を発展させた個展。


 
 
 
 
 
 
 
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