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2020-03-29 22:44:33

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診療マル秘裏話  号外Vol.1499 令和1年5月27日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)小児のビタミンD欠乏症が5年間で約3倍に増加
2)新生児が母親常用薬や嗜好品を絶たれ離脱症状

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】小児のビタミンD欠乏症が5年間で約3倍に増加

 
 
 
 
 
 
 
子どもの「ビタミンD欠乏症」
が増えています。医療保険のデ
ータを用いた研究によると、20
09~2014年の5年間でその数は
約3倍になりました。その背景
とビタミンDの不足が体に与え
る影響や対策についてこの研究
を取りまとめた赤坂ファミリー
クリニック(東京都港区)の伊
藤明子院長に聞きました。ビタ
ミンDには、カルシウムやミネ
ラルを骨に沈着させ、その成長
を促す働きがあります。骨量を
保ち、骨粗鬆症を防ぐために不
可欠な栄養素です。

ビタミンDが不足すると小児
では、背中が曲がったり、足の
骨が変形したりする「くる病」
を発症することがあります。近
年、ビタミンDの働きに関する
研究が進み、「免疫機能や皮膚、
脳、発達などにも重要な役割を
担っていることが分かってきま
した」と伊藤院長は言っていま
す。

ところが、ビタミン欠乏症と
診断された1~15歳の子どもの
割合は、2009年の10万人当たり
3.88人から2014年には12.4人に
急増しました。その背景として、
伊藤院長は偏った食事や、日光
不足を挙げています。また、「
母体が妊娠前からビタミンD欠
乏や低下状態だと子も不足しが
ちです。母乳にはビタミンDが
含まれる量が少なく、子どもが
生後9カ月や1歳頃まで母乳の
みで離乳食を与えない場合もビ
タミンDが欠乏しやすくなりま
す」と言っています。厚生労働
省の「日本人の食事摂取基準」
によると、1日に摂取するビタ
ミンDの目安は、生後1歳未満
で5マイクログラム、成人で5.
5 マイクログラムです。ビタミ
ンDは卵の黄身や魚などに多く
含まれ、含有量はマイワシ(1
00グラム)で32マイクログラ
ム、サケ1切れ(80グラム)で
26マイクログラムです。

だが、「食物アレルギーを恐
れるあまり、生後半年を過ぎて
も離乳食に卵や魚を避けたり、
食事内容が偏ることにより、乳
幼児でビタミンDが不足するケ
ースが多い」と伊藤院長は問題
視しています。

ビタミンDは、紫外線を直接
皮膚に浴びることで作られます
が、子どもに紫外線対策を徹底
する保護者は多く外遊びの機会
の減少もビタミンD不足の大き
な要因ということです。特に冬
場は紫外線量が少ないため、積
極的に外で遊ばせる等の工夫が
必要です。

伊藤院長は、「栄養に詳しい
医師に相談してサプリメントを
取り入れるのも一つの方法です。
血液検査でビタミンDの値を調
べることもできますが、乳幼児
では採血しづらいこともあるの
で、食と栄養全般を含めて医師
に相談してください」とアドバ
イスしています。

乳幼児のビタミンD欠乏性くる

病について解説している動画

です。

 
 


 
 
 
外遊びの機会の減少という、
現象を考える。      笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 新生児が母親常用薬や嗜好品を絶たれ離脱症状

 
 
 
 
 
 
 
妊娠中に母親が摂取した栄養
は胎盤を通じて胎児に運ばれま
すが、同時に、服用した薬やア
ルコール等の成分も胎盤を通過
して胎児に影響を及ぼしていま
す。新生児薬物離脱症候群(N
AS)は、母親の常用する薬や
嗜好(しこう)品の影響が出産
によって急に断たれることで、
新生児の脳や自律神経、消化器
官などに起こる一時的な症状(
離脱症状)を指しています。昭
和大学横浜市北部病院(横浜市
都筑区)こどもセンターの井上
真理医師は「妊娠を考えている
場合は、薬を服用する際に必ず
主治医と相談してください」と
話しています。NASを起こす
原因となるのは、抗てんかん薬
や抗うつ薬、抗不安薬などの向
精神薬と、鎮痛薬、気管支拡張
薬のほか、過度のアルコールや
カフェイン、麻薬といった嗜好
品の摂取などが挙げられます。
井上医師は、「日本では麻薬を
原因とする発症は少なく、代わ
りに鎮痛薬や向精神薬で発症す
る例が多く見受けられます」と
説明しています。

NASの症状は生まれた直後
ではなく時間を置いて表れます。
影響を受けていた成分が体外に
排出されることで断薬状態にな
るからです。

「ぐったりとして手足が震え
る、ミルクの飲みが悪い、異常
な発汗や発熱、嘔吐(おうと)
や下痢などが起こります。最も
注意が必要なのは、呼吸が止ま
ってしまったり、けいれんを起
こしたりすることです」リスク
があると予測される新生児には
「新生児薬物離脱症候群チェッ
ク表」を使って、脳や自律神経、
消化器官のさまざまな項目を数
時間ごとにチェックします。症
状に応じて点数化し、ある基準
以上になればNASと診断しま
す。「基準に満たなくても、け
いれんや呼吸が止まるなどの重
い症状があった場合は、NAS
の疑いが濃厚と診断され、症状
に応じた薬が処方されます」と
井上医師は言っています。治療
後は3~4週間ほどで快方に向か
うということです。

NASの早期発見のためには、
出産をする医療機関の医師に、
常用薬や嗜好品についてあらか
じめ正確に伝えておく必要があ
ります。リスクを予測し、母親
の体調を最優先しつつ薬の変更
や減薬などの対応が可能か検討
するためです。同院でも、精神
科や産婦人科、小児科の医師が
連携し、リスクを最小限にする
服薬方法を見いだしています。

井上医師は「向精神薬などは、
一度服用するとすぐにはやめら
れないことがあるので、妊娠の
可能性がある場合は、事前に主
治医と十分に相談してください」
と呼び掛けています。

新生児期の心配について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
拳闘の試合で健闘したか否か
検討する。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
子どもの「ビタミンD欠乏症」
が増えています。医療保険のデ
ータを用いた研究によると、20
09~2014年の5年間でその数は
約3倍になったということは、
由々しき事態です。しかしビタ
ミンDは、油に溶けやすい親油
性のビタミンであることを忘れ
ては、なりません。お子さんの
場合、摂取は、肝油が望ましい
とされていますが、沢山肝油を
取りすぎると親油性のビタミン
であるADE は、過剰症になりか
ねません。 過剰症にならない
程度に肝油を摂取するという事
が大事だと思います。欠乏症も
怖いけれども、過剰症も怖いの
です。十分摂取量に気を付けて、
親油性のビタミンの摂取に心掛
けましょう。
妊娠中に母親が摂取した栄養
は胎盤を通じて胎児に運ばれま
すが、同時に、服用した薬やア
ルコール等の成分も胎盤を通過
して胎児に影響を及ぼしていて、
新生児薬物離脱症候群(NAS)
は、母親の常用する薬や嗜好(
しこう)品の影響が出産によっ
て急に断たれることで、新生児
の脳や自律神経、消化器官など
に起こる、一時的な症状(離脱
症状)を指しています。NAS
の早期発見のためには、出産を
する医療機関の医師に、常用薬
や嗜好品について、あらかじめ
正確に伝えておく必要がありま
す。リスクを予測し母親の体調
を最優先しつつ薬の変更や減薬
などの対応が可能か検討するた
めということです。備えあれば
憂いなし。という格言が、ピッ
タリあてはまります。

隊長の体調が退庁時に急変し
た。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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