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2020-02-28 23:20:51

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診療マル秘裏話  号外Vol.1473 平成31年4月27日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)悪い食習慣は喫煙より健康に有害と結論の論文
2)アレルギーを制御する物質がコレラ 菌抽出物中にある

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 悪い食習慣は喫煙より健康に有害と結論の論文

 
 
 
 
 
 
悪い食習慣は喫煙よりも健康
に有害と結論付ける国際的な研
究者グループによる論文が4月3
日、英医学誌ランセットに掲載
されました。2017年の1年間で、
食習慣が原因で世界全体で約11
00万人が死亡したということで
す。
米ワシントン大の研究者らは
塩分の取り過ぎに警鐘を鳴らす
とともに、玄米などの全粒穀物
や果物、ナッツなどを多く食べ
るよう勧めています。
調査結果によると、悪い食習
慣が原因の死亡は成人の全ての
死因の約22%に上ります。具体
的には、世界全体で塩分の過剰
摂取により約300万人、全粒
穀物の過少摂取で約300万人、
果物の過少摂取で約200万人
が死亡したということです。
論文は、「不適切な食習慣が
喫煙を含む他のどのリスクより
も多くの死因となっている」と
指摘しました。「国を超えて、
食事の改善が緊急に必要である
ことを強調している」と警告し
ました。
調査は世界195カ国・地域
で1990年から2017年までの死因
などに関するデータを活用しま
した。 食習慣の健康に対する
影響を分析しました。

食べてはいけない国産食品リス

トについて解説している動画で

す。

 
 


 
 
協調介入が必要と強調した。


 
 
 
 
 
 
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2】 アレルギーを制御する物質がコレラ 菌抽出物中にある

 
 
 
 
 
 
愛知医科大学は3月29日、IgE
の機能を阻害してアレルギーを
制御する物質がコレラ菌抽出物
の中にある事を見出したと発表
しました。この研究は、同大学
医学部感染・免疫学講座の山崎
達也助教、高村祥子教授らの研
究グループが、産業技術総合研
究所・創薬基盤研究部門、順天
堂大学・アトピーセンター、熊
本大学・薬学部及び愛知医科大
学分子医科学研究所と共同で行
ったものです。研究成果は、米
国科学誌「The Journal of Bio
logical Chemistry 」でオンラ
イン公開されています。

即時型1型アレルギーの主役を
担っているIgEは、5種類の抗体
の中で最も糖鎖修飾されている
抗体でもあります。糖鎖修飾は、
蛋白質そのものの構造や機能に
大きく影響するため、IgE 糖鎖
もアレルギー治療薬の標的とし
て考えられますが、IgE 糖鎖特
異的に作用する薬剤はこれまで
存在しませんでした。

研究グループは、市販のコレラ
菌抽出物であるReceptor destr
oying enzyme(RDE)の中にIgE
の抗原への結合能を阻害する物
質が存在することを、別の研究
を行っている最中に偶然発見し
たということです。

RDEで処理したIgEは未処理のIg
E と比べて抗原への結合能が大
きく低下し、またIgE の分子量
も低下していました。この変化
は精製IgE だけでなく、抗体遺
伝子で強制発現させた細胞上清
中のIgE や、マウスの血清中に
存在するIgE でも認められまし
た。 これらのRDE 処理に伴う
変化はIgG では認められません
でした。

また、肥満細胞にIgE と抗原を
順次加えて活性化させヒスタミ
ンやサイトカイン産生を見る実
験系で、RDE処理後IgEの場合に
はいずれの産生も大きく減少す
ることを確認しました。さらに
マウスにIgE と抗原とを順次加
えて即時型アレルギーである受
動皮膚アナフィラキシーを見る
実験系においても、RDE処理後I
gEの場合には耳の末梢血管の透
過性亢進や血管外への血液成分
漏出が、ほとんど認められませ
んでした。以上によりRDEはIgE
の機能を阻害し、肥満細胞を介
する即時型アレルギー反応を起
こさなくする作用があることが
分かりました。さらに、RDE 処
理後IgE は分子量が変化してい
た事や、IgE は糖鎖修飾の影響
を受けやすいことなどからRDE
処理前後の糖鎖修飾の違いをレ
クチンマイクロアレイで検討し
たところ、RDE処理で特にLEL、
PHA-L に結合する分岐鎖糖鎖が
影響を受ける事が判明しました。
最後に、RDEを熱処理するとIgE
への作用が失われたことから、
作用している物質はIgE の糖鎖
に特異的に影響する酵素である
可能性が示唆されました。

今回の結果は「アレルギー疾患
が増加したのは環境が衛生的に
なったためである」という衛生
仮説(Hygiene Hypothesis)に
も関連するもので、今後の研究
開発により、同研究を基にした
IgE 糖鎖特異的に作用する薬剤
の開発が期待されると研究グル
ープは述べています。

食物アレルギーを制御する物質

が発見されたというニュース

動画です。

 
 


 
 
特異的な糖鎖の発見に得意に
なる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
悪い食習慣は喫煙よりも健康
に有害と結論付ける国際的な研
究者グループによる論文が4月3
日、英医学誌ランセットに掲載
されました。2017年の1年間で、
食習慣が原因で世界全体で約11
00万人が死亡したということで
すが、「不適切な食習慣が喫煙
を含む他のどのリスクよりも多
くの死因となっている」と指摘
しているのは、複合的なリスク
で評価しているのかどうかが、
問題になります。複合リスクを
持つ人の場合、リスク評価は、
容易でないと言えるでしょう。
しかしながら、喫煙は、止めら
れますが、食事(特に不適切な
食習慣)は止めることが困難で
す。その点でリスクが高いのは、
当然と言えましょう。だからと
言って喫煙のリスクを過小評価
しては、いけません。ぜひ不適
切な食生活を改めると同時に、
禁煙を行って頂きたいものです。
IgE の機能を阻害してアレル
ギーを制御する物質がコレラ菌
抽出物の中にある事を見出した
と発表したのは素晴らしい業績
です。即時型1型アレルギーの
主役を担っているIgEは、5種類
の抗体の中で最も糖鎖修飾され
ている抗体でもあり、糖鎖修飾
は蛋白質そのものの構造や機能
に大きく影響するためIgE 糖鎖
もアレルギー治療薬の標的とし
て考えられますが、IgE 糖鎖特
異的に作用する薬剤はこれまで
存在しなかったということです
から、今後の研究開発により、
同研究を基にしたIgE 糖鎖特異
的に作用する薬剤の開発に期待
したいと思います。「アレルギ
ー疾患が増加したのは、環境が
衛生的になったためである」と
いう衛生仮説(Hygiene Hypoth
esis)については制御性T細胞
が関与していると考えられてい
て、制御性T細胞の発達は1~3
才ぐらいまでになされるという
ことで、この時期に、動物園や
牧場に幼児を連れていくことを
推奨しています。

大きな水晶を占い師が推奨す
る。笑

 
 
 
 
 
 
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