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2020-02-22 00:07:45

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診療マル秘裏話  号外Vol.1467 平成31年4月20日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)中高年でひきこもりの人が全国に推計約61万人
2)慢性腎臓病早期診断に,D-セリンが有用な事を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 中高年でひきこもりの人が全国に推計約61万人

 
 
 
 
 
 
 
40~64歳の中高年でひきこも
りの人が、全国に推計約61万30
00人いることが、内閣府の初の
調査で分かりました。 過去の
調査は40歳未満が対象で、内閣
府の担当者は「40歳未満も加え
ると、概数で100 万人以上はい
るだろう」としています。

調査は昨年12月に無作為抽出
した全国の40~64歳の5000人(
有効回答率65%)と家族らを対
象に実施しました。半年以上に
わたり「家からは出ない」「近
所のコンビニなどには出かける」
などに該当する人をひきこもり
とみなしました。該当者は有効
回答の1.45%で、2018年の40~
64歳人口が4235万人だったこと
から61万3000人と推計しました。

調査で該当した人は47人で、
約8割が男性でした。ひきこも
り期間は「5年未満」が約半数
の23人、「5~10年」は7人、
「10年以上」は17人でした。

内閣府は、ひきこもりを不登
校の延長などによる若者の問題
として捉え、これまで15~39歳
を対象に調査してきました。20
15年の調査では約54万人と推計
しました。

愛知教育大の川北稔准教授は
「就職氷河期の影響で、非正規
雇用など不安定な働き方をした
人、適職を得られずひきこもっ
た人が40歳以上になっている。
同じ悩みを話せる居場所や、多
様な人が参加できる機会を地域
に用意することが求められる」
と指摘しています。

中高年の引きこもりの実態と

支援活動についてのニュース

動画です。

 
 


 
 
荒川水系の貯水量を推計する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 慢性腎臓病早期診断に,D-セリンが有用な事を発見

 
 
 
 
 
 
 
医薬基盤・健康・栄養研究所
(NIBIOHN)は3月26日、慢性腎
臓病の早期診断に、D-アミノ酸
のひとつであるD-セリンが有用
であることを発見したと発表し
ました。この研究は、同研究所
KAGAMIプロジェクトのプロジェ
クトリーダー、兼、難治性疾患
研究開発・支援センター長の木
村友則氏と、大阪大学腎臓内科
の猪阪善隆教授、部坂篤医師、
株式会社資生堂らとの共同研究
によるものです。研究成果は、
英国科学雑誌「Scientific Rep
orts」オンライン版で公開され
ています。

慢性腎臓病患者は世界で8.5 億
人いると推定されており、日本
では人口の1割がこの病気であ
ると言われています。国内で毎
年3万人以上の慢性腎臓病患者
さんに透析療法が導入されてお
り、30万人を超える透析患者さ
んがいるため、患者のQOL 低下
と医療費の切迫が大きな問題と
なっています。

しかし、現在までに慢性腎臓病
の早期診断に十分に良い方法は
見つかっていません。また、腎
臓の機能として、糸球体ろ過量
が通常は使用されますが、これ
を正確に測定するには多くの労
力が必要なため、実際の臨床で
はほとんど測定されていません。
その代替として、血中のクレア
チニン値等が腎機能推定に利用
されていますが、クレアチニン
は筋肉量などの影響を受けるた
めに不正確で、また、クレアチ
ニンを用いた糸球体ろ過量の推
定自体も正確性が疑問視されて
います。アミノ酸にはL体とD体
のキラルアミノ酸(鏡像異性体
のアミノ酸)が存在しますが、
これまで体内にはL 体しか存在
しないと考えられていました。
しかし、同研究グループは、体
内にごく少量のD-アミノ酸が存
在し、腎臓病の予後と関連する
ことを発見していました。

この発見を受けて同研究グルー
プは今回、D-アミノ酸と腎臓病
の関係に着目しました。慢性腎
臓病患者と健康な人の血中と尿
中のD-アミノ酸を、非常に正確
に、かつ感度よく測定できる2
次元HPLCシステムを用いて、D-
アミノ酸によって腎臓病をより
早期に発見できないか検討しま
した。その結果、これまで効果
的な診断方法が十分でなかった
慢性腎臓病の早期診断に、体中
に微量しか存在しないD-アミノ
酸であるD-セリンが有効である
ことを発見しました。 今回の
研究で特定したD-セリンを測定
する事で、腎臓病を早期に診断
に有効であることも分かったと
いうことです。

また、腎臓病は、糖尿病や高血
圧をはじめとする生活習慣病、
心不全や心筋梗塞などの循環器
疾患などの患者さんに多く合併
しますが、これらの疾患領域に
おいてもD-セリンを用いること
で、腎臓病合併を早期に診断す
ることができ、予後を改善させ
る可能性が高いということです。

研究グループは「本技術を応用
することにより慢性腎臓病を早
期発見し、早期に治療すること
で、進展を抑制できれば、透析
患者数を減少させ、さらに早期
治療に集中するという、医療の
最適化を達成することが期待で
きる。さらには、D-セリンを用
いて患者に合わせた精密医療(
プレシジョンメディスン)を提
供すること、新規治療薬の開発、
腎臓病の新たなメカニズムに迫
ることも可能」と述べています。

慢性腎臓病について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
気体の実験に期待する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
40~64歳の中高年でひきこも
りの人が、全国に推計約61万30
00人いることが、内閣府の初の
調査で分かったということは、
残念なことです。昔の日本人は、
この年代の人たちは、大和魂を
発揮して、世界に雄飛して高度
経済成長を支えました。 高度
経済成長だけではなく、町工場
の先端技術も社長や会長の立場
でて育てていたと推測されます。
そうした努力があったからこそ
日本が経済大国、技術大国でい
られるのではないでしょうか?
日本は、新天皇即位を控えて、
国難、動乱の大変な時期を迎え
ています。ひきこもりしている
場合じゃないと奮起して頂く事
を期待したいと思います。病気
が原因でのひきこもりでしたら、
在宅診療の先生方にぜひ頑張っ
て頂き、ひきこもりの状況から
脱する様にして頂きたいと思い
ます。
医薬基盤・健康・栄養研究所
(NIBIOHN)が3月26日、慢性腎
臓病の早期診断に、D-アミノ酸
のひとつであるD-セリンが有用
であることを発見したと発表し
たのは素晴らしい業績です。今
や慢性腎臓病は、日本では人口
の1割がそうだと言われていて、
国内で毎年3万人以上の慢性腎
臓病患者さんに透析療法が導入
されており、30万人を超える透
析患者さんがいるため患者さん
のQOL 低下と医療費の切迫が大
きな問題となっているので早期
の診断が重要と言えるでしょう。
現在までに、慢性腎臓病の早期
診断に十分に良い方法は見つか
っておらず、腎臓の機能として、
糸球体ろ過量が通常は使用され
ますが、これを正確に測定する
には多くの労力が必要なため、
実際の臨床ではほとんど測定さ
れておらず、血中のクレアチニ
ン値等が腎機能推定に利用され
ていますが、D-セリンに較べて
有用ではないことは明らかです。
D-セリンを測定する事は、腎臓
病の早期に診断に有効であり、
生活習慣病領域においても腎臓
病合併を早期に診断することが
でき、予後を改善させる可能性
が高いというのは、素晴らしい
ことだと考えます。

水底の深さを推定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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