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2020-01-23 22:09:07

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診療マル秘裏話  号外Vol.1442 平成31年3月22日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)日本人の遺伝情報を基にした基準ゲノム配列作成
2)米国内でマラリアに対する新型ワクチンの臨床研究開始

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 日本人の遺伝情報を基にした基準ゲノム配列作成

 
 
 
 
 
 
 
日本人の遺伝情報を基にした
基準ゲノム配列を東北大東北メ
ディカル・メガバンク機構など
が作成しました。遺伝性の病気
や、ガンなどの原因解明のほか、
将来、日本人を対象とした病気
の診断・投薬の判断等にも利用
できると期待されます。

病気の原因となる遺伝配列等
を調べる時は、患者個人の配列
を基準となるゲノム配列と比較
し、違いを探し出します。しか
し、これまでは、欧州やアフリ
カ由来の配列をベースにした基
準が用いられており、日本人に
使うには問題がある場合があり
ました。

同機構は、健康な日本人男性
3人の遺伝情報を統合し、新た
な基準ゲノム配列を作りました。
同機構ホームページで、無償で
公開しています。

大規模ゲノムコホート研究に基

づく日本人遺伝子変異データベ

ースについての講演動画です。

 
 


 
 
理容店を利用する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 米国内でマラリアに対する新型ワクチンの臨床研究開始

 
 
 
 
 
 
 
日本の研究者が率いる米製薬
新興企業が今年5月から、マラ
リアに対する、新型ワクチンの
臨床研究を米国内で始めます。
ワクチンは、別の病原体の空っ
ぽのウイルスの表面に、マラリ
ア原虫の蛋白質を付ける独自の
手法で開発しました。世界で感
染者数が年間2億人を超えるマ
ラリアの予防法の確立を目指し
ます。

マラリアは熱帯・亜熱帯地域
で流行が続いています。複数の
ワクチンの開発が行われていま
すが、本格的な実用化に至った
ワクチンはありません。

臨床研究を行うのは、米東部
メリーランド州にある「VLP
セラピューティクス」で、米国
立衛生研究所(NIH)元上席
研究員の赤畑渉あかはたわたる
さん(45)が代表を務めます。

赤畑さんはNIHで、アフリ
カなどで発生し、高熱や頭痛を
引き起こす感染症「チクングニ
ア熱」のウイルスを研究し、そ
の外側にある無害の殻だけを作
り出す技術を開発しました。

この空っぽのウイルスに、マ
ラリア原虫の蛋白質(抗原)を
高密度に付着させてワクチンを
作って動物に与えると、マラリ
アに対する免疫物質(抗体)が
作られることも見つけました。

サルでワクチンの安全性と効
果が確かめられたため、米食品
医薬品局(FDA)が1月末に
臨床研究の計画を認めました。
5月から始まる臨床研究では、
約30人にワクチンを投与し、マ
ラリアを持つ蚊に刺された場合
に感染するかどうかを調べます。
効果が確認されれば、大規模な
臨床研究を進めます。

赤畑さんは京都大で博士号を
取得後、2002年にNIHに留学、
2013年に起業しました。京大の
大学院生時代、カメルーンでH
IVウイルスについての現地調
査を行い、エイズに苦しむ患者
さんを目の当たりにしました。
その経験から、「治療法のない
病気を治す薬を作りたい」との
思いを抱き、研究を続けている
ということです。

日本でも愛媛大でマラリアワク

チンの研究に助成金がでたとの

ニュース動画です。

 
 


 
 
企業を起業する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
日本人の遺伝情報を基にした
基準ゲノム配列を東北大東北メ
ディカル・メガバンク機構など
が作成したのは偉大な業績です。
遺伝性の病気やガンなどの原因
解明の他、将来、日本人を対象
とした病気の診断・投薬の判断
等にも利用できると期待されて
いるのは、頼もしい限りです。
病気の原因となる遺伝配列など
を調べる時は、患者個人の配列
を基準となるゲノム配列と比較
し、違いを探し出すということ
で、これまでは、欧州やアフリ
カ由来の配列をベースにした基
準が用いられており、日本人に
使うには問題がある場合があっ
ということで、欧州人や、アフ
リカ人の遺伝子治療に、遅れを
とるという問題が懸念されてい
たのを解消したと言えるのでは、
ないでしょうか?これだけ遺伝
子解析が効率化されている中で
なぜ今まで、行われてこなかっ
たのか不思議な位です。
日本の研究者が率いる米製薬
新興企業が今年5月から、マラ
リアに対する、新型ワクチンの
臨床研究を米国内で始めるとい
うことは、誇らしい限りです。
しかしながら、なぜこれが日本
国内で臨床研究を始められない
のか残念という他、ありません。
日本国内では、ベンチャー企業
を育てる風土に欠けていると言
われていて、そのせいで、昨年
のノーベル医学生理学賞を受賞
された、本庶先生もアメリカの
ベンチャーと組んで、オブジー
ボの開発をしなければならなか
ったと聞いています。一足飛び
にアメリカ並みとは、行かない
までも、日本でもベンチャーを
育成する風土を作って頂きたい
と切に願う次第です。せっかく
いい研究や、いい技術を日本が
保持していても、それを薬や、
サプリメントの形にするベンチ
ャー企業が育ってこなければ、
美味しい所を、アメリカに持っ
て行かれることになると危惧し
ています。

治療器具の故障を危惧する。


 
 
 
 
 
 
 
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