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2020-01-15 22:21:16

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診療マル秘裏話    Vol.742 平成30年2月28日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)花粉症チェック&予防行動を啓発のアプリケーションを開発
2)遺伝子組み換え作物等食の安全を考える講演会

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 花粉症チェック&予防行動を啓発のアプリケーションを開発
 
 
 
 
 
 
 
順天堂大学は、スマートフォ
ンを使って、自ら花粉症をチェ
ックし、その予防行動を啓発す
るアプリケーション「アレルサ
ーチ」を開発しました。自撮り
した目の赤味から、症状を画像
診断し、花粉症レベルを数値化、
また地域ごとにどの程度の花粉
症レベルの生活者がいるのか等
確認できます。また順天堂大で
はこのアプリの提供と同時に、
花粉症の複合的な要因を探るた
めのデータを収集します。ビッ
グデータとして医学的に解析す
る予定です。個人に適した花粉
症対策研究や自己管理、予防医
療推進に活用します。

同アプリはアップル社が提供
する医学研究用フレームワーク
を使用し、利用者自身の花粉症
の自覚症状アンケートと、目の
赤味を画像診断する「花粉症レ
ベルチェック」機能や、「みん
なの花粉症マップ」機能、QO
L(生活の質)、労働生産性等
を確認するためのモニタリング
機能を搭載しています。順天堂
大が受け取る情報には、個人が
特定されないようになっていま
す。 また利用者側は、花粉の
飛散量、PM2・5情報、大気
汚染情報など受け取ることがで
きます。

アプリ内では、マスク、点眼、
内服液など花粉症に対する予防
行動に関する質問により、行動
を喚起し、症状の緩和や行動の
啓蒙を行います。

花粉症に効く食べ物について

解説している動画です。ただし

ヨーグルトは、乳製品であり、

カゼイン蛋白質の害がでる事

が多いのでお勧めできません。

 
 


 
 
悲惨な花粉飛散量。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 遺伝子組み換え作物等食の安全を考える講演会

 
 
 
 
 
 
最大産地の米国で消費が減る
一方、日本では食品利用が拡大
する遺伝子組み換え作物(GM
O)など食の安全を考える講演
会が神戸市内で開かれました。
GMOによる健康被害の問題を
科学的に浮かび上がらせた米国
のドキュメンタリー映画「遺伝
子組み換えルーレット」日本語
版を監修した専門家の印鑰智哉
さんが、腸内細菌の損傷、神経
や生殖への影響の研究状況など
を報告しました。他の先進国に
比べて食の安全に関する情報が
極端に乏しい日本の現状に危機
感を訴えました。

コープ自然派事業連合(神戸
市西区)主催で、印鑰さんはG
MOの栽培に最も使われている
農薬グリホサートを巡る現状を
紹介しました。腸内のビフィズ
ス菌や乳酸菌が損なわれて必須
アミノ酸がつくり出せなくなる
事や、米国で増大する腸の疾患、
神経症、自閉症、認知症などと
の関連を巡る研究などを紹介し
ました。精子の減少など生殖へ
の影響にも懸念を示しました。

また、米国では、GMO入り
食品をやめて子どものアレルギ
ーなどを改善させる母親たちの
動きを受けて大手食品会社らが
一斉にNON-GMO(非遺伝
子組み換え)食品に切り替え、
「市場が4年で7倍に拡大し、
中でも有機農業は、一番の成長
産業になっている」と指摘しま
した。

さらに欧州など各国でグリホ
サート禁止に向けた動きが強ま
る一方で、逆に日本は昨年12
月に、農作物中の残留許容量を
最大400倍に緩和している事
に疑問を呈しました。

生物の神経を破壊するとされ
るネオニコチノイド系農薬につ
いても、各国が禁止へ動いてい
るのとは逆に、緩和する日本の
状況や種子法廃止の影響も解説
しました。

印鑰さんは「米国、欧州では
GMOや農薬の情報があふれて
いるのに日本ではほとんど知ら
れていない。関心を持った人か
ら地域で勉強会を開くような事
が必要」と訴えました。

遺伝子組み換え食品の何が問題

なのかを整理した動画です。

 
 


 
 
詩的な指摘を行う文才を持つ。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
スマートフォンを使って、自
ら花粉症をチェックしその予防
行動を啓発するアプリケーショ
ン「アレルサーチ」を開発した
のは、素晴らしい業績です。私
は、花粉症の原因の大きいもの
は、食事や睡眠などの生活習慣
にあると考えているので、この
サプリがどの程度、それを言い
当てられるか見ものであるとい
う気がします。 もっともAIの
診断の方が、精鋭医師の診断よ
り優れている時代ですから花粉
症の新たな原因を指摘してくれ
るかもしれません。
GMOによる健康被害の問題
を科学的に浮上させた米国のド
キュメンタリー映画「遺伝子組
み換えルーレット」日本語版を
監修した専門家の印鑰智哉さん
が腸内細菌の損傷、神経や生殖
への影響の研究状況などを報告
したというのは本当に由々しき
ことだと思います。 欧州など
各国でグリホサート禁止に向け
た動きが強まる一方で、逆に、
日本は昨年12月に、農作物中
の残留許容量を最大400倍に
緩和しているということや生物
の神経を破壊するとされるネオ
ニコチノイド系農薬についても、
各国が禁止へ動いているのとは
逆に、緩和する日本の状況は、
本当に許せない役人の暴挙だと
私は考えています。

上京して日本の状況を探る。


 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2020-01-15 00:04:38

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診療マル秘裏話  号外Vol.1435 平成31年3月14日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)特定蛋白質の働き抑制でショウジョウバエ等寿命延長
2)PGD2合成L型酵素のノックアウトマウスは、体重増加抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 特定蛋白質の働き抑制でショウジョウバエ等寿命延長

 
 
 
 
 
 
 
老化によって増える特定の蛋
白質の働きを抑えることで、シ
ョウジョウバエや線虫の寿命を
延ばすことに成功したと、吉森
保・大阪大教授(細胞生物学)
らのチームが発表しました。こ
の蛋白質は人にもあり、チーム
は「健康長寿に生かせる可能性
がある」としています。

論文が2月19日、国際科学誌
ネイチャー・コミュニケーショ
ンズに掲載されました。

この蛋白質は、吉森教授らが
2009年に発見した「ルビコン」
です。細胞内で不要な蛋白質を
再利用する「オートファジー」
の作用を抑える働きがあります。

チームは今回、ショウジョウ
バエや線虫の体内では、老化す
るにつれて、ルビコンの量が1.
5~2倍に増えることを確認しま
した。それぞれ遺伝子操作でル
ビコンを作れなくして、寿命や
健康への影響を調べました。

その結果、ショウジョウバエ
と線虫は寿命が最大約2割延び
ました。また、老化による運動
機能の低下も防げました。吉森
教授は「人の寿命を延ばせるか
はわからないが、ルビコンの働
きを抑える薬などがあれば老後
の健康を維持する方法につなが
るかもしれない」と話していま
す。

福田光則・東北大教授(細胞
生物学)の話「非常に興味深い
成果だ。今後は、なぜルビコン
がなくなると寿命が延びるかを
詳しく解明してほしい」

【オートファジー】細胞が病気
の原因となる不要な蛋白質など
を分解し、栄養になるアミノ酸
に変えて再利用するシステムで、
「自食作用」とも呼ばれます。
この仕組みを発見した大隅良典・
東京工業大栄誉教授は2016年、
ノーベル生理学・医学賞を受賞
しました。

オートファジーの謎について、

解説している動画です。

 
 


 
 
戦中からの研究で伝統的に、
線虫を使う。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 PGD2合成L型酵素のノックアウトマウスは、体重増加抑制

 
 
 
 
 
 
 
東京大学医学部附属病院は2
月13日、「プロスタグランジン
D2 (PGD2)」を合成するL型酵
素(L-PGDS)を脂肪細胞で作れ
ないようにしたマウスでは食事
による体重増加が抑制され、イ
ンスリン感受性が改善されたと
発表しました。この研究は、同
大医学部附属病院眼科の裏出良
博特任研究員(北里大学薬学部
客員教授)、同大大学院農学生
命科学研究科放射線動物科学研
究室の永田奈々恵特任研究員、
大阪薬科大学薬学部病態生化学
研究室の藤森功教授および前原
都有子助教、第一薬科大学薬学
部薬品作用学分野の有竹孝介教
授らの研究グループによるもの
です。研究成果は「Scientific
Reports」(オンライン版)に
2月13日付で掲載されました。

肥満は、多くの生活習慣病の
発症原因となることから、肥満
の予防や解消は急務の課題とさ
れています。肥満は複雑に制御
されていることから、肥満のメ
カニズムを解明し、新たな抗肥
満薬の開発につながる、「肥満
調節分子」の発見が期待されて
います。肥満では、組織に脂質
が蓄積するだけでなく、脂質自
体が直接、肥満や生活習慣病の
病態の進展に関わることが知ら
れていますが、その制御機構の
全貌は解明されていませんでし
た。

研究グループはこれまでに、
脂肪細胞に蓄積した脂肪の分解
をPGD2が抑制することを発見し
ていました。さらに、PGD2を生
合成するL-PGDSの遺伝子発現が
肥満マウスの脂肪組織において
上昇することを発見しました。
そこで今回、肥満制御における
L-PGDSとPGD2の働きを調べるた
めに、脂肪細胞で特異的にL-PG
DSを作れないようにしたマウス
を作製して解析しました。まず、
正常なマウスと脂肪細胞でL-PG
DSを作ることができないマウス
に11週間、普通食あるいは高脂
肪食を与えました。結果、高脂
肪食を与えた場合、脂肪細胞で
L-PGDSを作れないマウスでは、
正常なマウスと比べて体重増加
が20%以上減少していました。
また内臓や皮下の脂肪量も減少
し、個々の脂肪細胞の大きさも
小さくなっていました。 一方、
普通食では両者に肥満の程度や
脂肪細胞の大きさに差は現れま
せんでした。

次に、脂肪細胞の分化の程度
を知るさまざまなマーカー遺伝
子や脂肪酸の生合成に関わる多
くの遺伝子の発現を調べた結果、
脂肪細胞でL-PGDSを作れないマ
ウスで、いずれも低下している
と判明しました。また、メタボ
リックシンドロームで異常とな
る血液中のコレステロール、脂
質、グルコースの値も、正常マ
ウスと比べて、脂肪細胞でL-PG
DSを作れないマウスでは低下(
改善)していました。さらに、
脂肪細胞でL-PGDSを作れないマ
ウスでは、炎症を誘導するマク
ロファージのマーカー遺伝子で
あるF4/80やCD11cの発現レベル
が低下しており、糖尿病の指標
となるインスリン感受性も改善
されていることが明らかとなり
ました。以上の結果より、L-PG
DSの働きを抑える薬剤は、肥満
の新しい予防法や治療法の開発
につながることが期待されると
研究グループは述べています。

アラキドン酸カスケードに関す

る薬について解説している動画

です。

 
 


 
 
気体の有効活用が期待される。


 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
老化によって増える特定の蛋
白質の働きを抑えることで、シ
ョウジョウバエや線虫の寿命を
延ばすことに成功したと発表し
たのは、偉大な業績です。当時
ガリア総督だったカエサル(シ
ーザー)が、賽は投げられたと
言って、ローマに帰還する際に、
元老院に背いて軍を率いて南下
し、渡った川の名前がルビコン
でした。面白い命名だと思いま
す。イタリア人が聞くと喜ぶの
ではないでしょうか?ルビコン
が細胞内で、不要な蛋白質を再
利用する「オートファジー」の
作用を抑える働きがあるという
ことで、この蛋白質は人にもあ
り、健康寿命を延ばす作用を、
この蛋白質が引き出す可能性に
期待したいと思います。 ただ
線虫やショウジョウバエの寿命
のように寿命を延ばすだけでは
なく、健康寿命を延ばすことに
期待したいと切に願う次第です。
「プロスタグランジンD2 (
PGD2)」を合成するL型酵素(
L-PGDS)を脂肪細胞で作れない
ようにしたマウスでは食事によ
る体重増加が抑制され、インス
リン感受性が改善されたと発表
したのは、素晴らしい業績です。
ただ、PGD2の脂肪分解抑制効果
については、その通りだと思う
のですが、PGD2は、ほかの生理
作用がたくさんあるような気が
します。プロスタグランジンの
生成を抑える、非ステロイド系
抗炎症剤を使うことで、アスピ
リン喘息が起きるようにほかの
有用な生理作用を抑えてしまっ
て、問題になることはないので
しょうか?脂肪分解抑制効果だ
けに焦点を当てた近視眼的治療
が行われるのは、いくら動物の
実験で成功を収めていても非常
に怖い気がするのは、私だけで
しょうか?炎症を誘導するマク
ロファージのマーカー遺伝子で
あるF4/80やCD11cの発現レベル
が低下しており、糖尿病の指標
となるインスリン感受性も改善
されているという優位性だけで
臨床試験や臨床研究に臨むのは、
危険だと思います。

近視眼的治療を禁止する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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(イジニイワト)

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