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2020-01-13 23:42:59

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診療マル秘裏話  号外Vol.1434 平成31年3月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)糖尿病の治療を支援する,スマートフォン向けアプリ開発
2)マイコプラズマ否定試験自動判定の細胞画像解析ソフト

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 糖尿病の治療を支援する,スマートフォン向けアプリ開発

 
 
 
 
 
 
 
田辺三菱製薬が糖尿病の治療
を支援するスマートフォン向け
アプリを開発しました。患者さ
んらが記録した食事や血糖値な
どのデータをインターネットを
通じて専門家が共有し生活習慣
の改善を、アドバイスします。
医療費負担を抑えたい健康保険
組合や自治体に売り込みます。

開発したアプリを使い、患者
さんが入力した食事や運動内容、
体重、血糖値などに基づき、保
健師や管理栄養士が助言します。
データの推移をグラフで確認で
きる他、アニメのキャラクター
が励ましたり、注意したりして
くれます。アプリは「糖」「モ
ニタリング」「コントロール」
の最初の文字から「TOMOC
O(トモコ)」と名付けました。

田辺三菱は健保や自治体にア
プリを提供して利用料をもらう
仕組みを検討しています。4月
以降、数十人規模で実証実験を
行う予定で協力してくれる健保
などを募集します。

糖尿病は、重症化すると人工
透析などが必要になり、医療費
が高騰する一因となっています。

製薬会社ロシュの糖尿病患者の

ケアー用のアプリの紹介動画で

す。

 
 


 
 
 
口頭で価格が高騰した一因を
告げる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 マイコプラズマ否定試験自動判定の細胞画像解析ソフト

 
 
 
 
 
 
大阪大学は、2月14日、人工
知能(AI)技術を応用し、第十
七改正日本薬局方参考情報に掲
されているマイコプラズマ否定
試験(指標細胞を用いたDNA 染
色法)を自動で判定する細胞画
像解析ソフトを開発したと発表
しました。この研究は、同大大
学院医学系研究科の澤芳樹教授
らが、大日本印刷株式会社(DN
P) と共同で行ったものです。
研究成果は、2月19日開催の平
成30年度「再生医療の産業化に
向けた評価基盤技術開発事業(
再生医療等の産業化に向けた評
価手法等の開発)」成果報告会
にて報告されます。

研究グループはこれまでに、ヒト
(同種)iPS 細胞由来心筋細胞
シートを用いて重症心不全に対
する治療法の開発を進めてきま
した。移植する細胞に対しては
無菌性を高度に管理する必要が
あり、マイコプラズマ汚染の有
無の検査が必要不可欠となって
います。

しかし、これまでマイコプラズ
マ否定試験は、訓練を受けた者
が目視で確認して汚染の判定を
行っていたため、判定者の養成
に時間と費用がかかっていまし
た。 また、試験ごとに多くの
時間と労力が必要で、検査にか
かる「費用・時間・労力」が、
製品開発の課題となっていまし
た。今回研究では、適切な試薬
などを用いて、マイコプラズマ
否定試験(指標細胞を用いたDN
A 染色法)を実施し、判定に必
要なデータを取得しました。AI
の教育データとして提供しまし
た。また、AI技術を用いて判定
プログラムを作成し、実際に同
一検体を用いて、人による目視
および判定プログラムでの判定
結果を比較しました。

その結果、今回用いた画像デー
タでは、目視確認では誤答が生
じた「マイコプラズマを5CFU(
Colony Forming Unit )となる
ように添加した検体」の汚染に
おいても判定プログラムは正答
し、目視判定が困難である低い
濃度での汚染に対しても適切な
判定に成功しました。人による
判定は約120 分かかるところ、
判定プログラムでは約5分と大
幅な時間短縮も達成できたとい
うことです。

同解析ソフトは、同大学にて実
施予定のヒトiPS 細胞由来心筋
細胞を用いる医師主導治験の治
験製品に対する品質試験に導入
予定です。すでに医薬品医療機
器総合機構(PMDA)と合意済み
で、今後は複数の臨床検体を用
いて検証を行った後に、医師主
導治験へ導入する予定です。な
お、AI技術を用いた細胞画像判
定ソフトの医師主導治験への導
入は日本で初めてとなります。
さらに今後は、細胞加工製品の
開発促進と他の検査への応用に
も期待が寄せられいます。

マイコプラズマの検査の方法に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 
河口で食肉を加工する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
糖尿病の治療を支援するスマ
ートフォン向けアプリを開発し
たのは喜ばしいことです。患者
さんらが記録した食事や血糖値
などのデータをインターネット
を通じて、専門家が共有し生活
習慣の改善を、アドバイスする
ということですが、医療費負担
を抑えたい健康保険組合や自治
体に売り込むことが目的という
のは、少し残念という気がしま
す。糖尿病の生活習慣の改善は、
あくまで、本人の血糖コントロ
ールを改善し、生活の質をより
良くするためのものです。それ
を医療費負担を抑える目的で使
うのは、本末転倒という気がし
ます。医療費負担さえ軽減すれ
ば、本人の生活の質はどうなっ
て良いという冷たい意図が見て
とれます。患者さんの健康を気
づかう温かいアドバイスでなけ
れば、必ず、反発を生むことに
なると私は考えています。
マイコプラズマ否定試験(指
標細胞を用いたDNA 染色法)を
自動で判定する細胞画像解析ソ
フトを開発したと発表したのは、
素晴らしい企画です。マイコプ
ラズマは、細胞内寄生体であり
大切な実験で使う細胞に取りつ
いて、得られるデータを狂わせ
る元凶になるものです。そのた
め、実験施設では、培養細胞に
マイコプラズマがつかないよう
に最新の注意を働かせる必要が
あるのです。それゆえに得られ
たデータに信憑性を付加するた
めに、マイコプラズマ否定試験
が存在します。しかし、これま
でマイコプラズマ否定試験は、
訓練を受けた者が目視で確認し
て汚染の判定を行っていたため、
判定者の養成に時間と費用がか
かっていおり、また、試験ごと
に多くの時間と労力が必要で、
検査にかかる「費用・時間・労
力」が、製品開発の課題となっ
ていたそうですから、自動化に
より、それらの課題が克服され
たものと解釈することができま
す。

妖精を養成する計画を要請し
た。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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