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2020-01-01 00:02:54

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診療マル秘裏話  号外Vol.1423 平成31年2月28日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)ラットの体内で異種のマウスの腎臓を作ることに成功
2)ダウン症様遺伝子変異のマウス は脳に銅蓄積し易い

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 ラットの体内で異種のマウスの腎臓を作ることに成功

 
 
 
 
 
 
 
ラットの体内で異種のマウス
の腎臓を作ることに成功したと、
自然科学研究機構生理学研究所
の平林真澄准教授や、東京大の
中内啓光特任教授らのチームが
発表しました。ブタなどの体内
で人の移植用腎臓を作る研究に
つながる可能性のある成果で、
2月6日、論文が英科学誌ネイチ
ャー・コミュニケーションズに
掲載されます。

生理研など 研究チームは、マ
ウスの受精卵から、様々な細胞
に変化できるES細胞(胚性幹
細胞)を作製しました。 この
ES細胞を、遺伝子を操作して
腎臓を作れないようにしたラッ
トの受精卵に注入し、別のラッ
トの子宮に戻しました。 その
結果、生まれたラットの腎臓が、
マウス由来の細胞でできている
ことを確認したということです。

慢性腎不全などで腎臓移植を
待つ患者さんは国内で1万2000
人を超えており、ドナー不足が
深刻です。研究チームは「ブタ
などでの移植用臓器作製の実現
につなげたい」と話しています。

中内特任教授らは既に、ラッ
トの体内でマウスの膵臓を作る
ことに成功しています。日本で
はこれまで、動物の体内で人の
臓器を作る研究はできなかった
のですが、近く指針が改正され、
こうした研究が解禁されます。

自治医科大の花園豊教授(再
生医学)の話「基礎研究として
重要な成果だが、比較的近縁の
マウスとラットでできたことが、
(より違いの大きい)人とブタ
で応用できるかどうかは検証が
必要だ」

動物の体内で人の臓器を作り、

究極的には、それをドナー臓器

とする研究が進んでいるようで

す。動物の体内で人の臓器を作

るというニュース動画です。

 
 


 
 
皆勤賞の賞金が解禁された。


 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 ダウン症様遺伝子変異のマウス は脳に銅蓄積し易い

 
 
 
 
 
 
 
人のダウン症とよく似た遺伝
子変異を持つマウスは脳に銅が
たまりやすいとする研究成果を、
京都薬科大などの研究チームが
発表しました。 このマウスは
生後に銅の摂取量を減らすこと
で、一部の症状を抑える効果が
表れたということです。成果が
米科学誌に掲載されました。

ダウン症の人は、本来2本あ
る21番染色体が、受精卵の段階
で3本になる突然変異が起きて
いいます。また、脳の神経細胞
の数が少なくなることが知られ
ていますが、なぜそうなるかは
不明でした。

チームは染色体の変異や症状
が人のダウン症と似ているマウ
スの脳を調べました。その結果、
大脳や小脳、海馬などに、健康
なマウスの約1.5 倍の銅がたま
っていることを発見しました。
この変異を持つマウスは警戒心
が弱く、外敵に襲われやすい広
い場所に自分から出てしまう傾
向があります。そこで餌に含ま
れる銅の量を10分の1以下に減
らして育てた所、脳にたまる銅
の量が、健康なマウスとほぼ同
じレベルになりました。

また健康なマウスと同様に広
い場所を避け、壁際を選んで移
動する慎重な行動を取るように
なったということです。銅は魚
介類などに豊富に含まれ、人の
体内にも常に一定量、存在しま
す。

人のダウン症と銅の蓄積の関
係はわかっていませんが、チー
ムの石原慶一・京都薬科大講師
は「過剰な銅の蓄積によって脳
内で活性酸素ができ、神経を傷
つける一因になっている可能性
がある」と話しています。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
服を新調することに慎重です。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ラットの体内で異種のマウス
の腎臓を作ることに成功したと
発表したのは、偉大な業績です。
折しも、臓器移植の病棟には、
移植可能な臓器が出るのを今か
今かと待っている患者さんが、
多数おられます。心臓移植など
は、待ちきれずにアメリカ合衆
国まで行って、ドナーの出現を
待つひともいます。ドナー不足
を解消するには、臓器提供者の
出現を待つほかないのが現状で
すから、ブタの体内で、人間の
臓器が作れれば、臓器提供者を
待つ必要が無くなります。そう
すれば、移植手術の件数も飛躍
的に増加する事になるでしょう。
比較的近縁のマウスとラットで
できたことが、(より違いの大
きい)人とブタで応用できるか
どうかは検証が必要と言われて
いますが、人とブタは、比較的
近縁だとおもいますし、ブタは、
たくさん子どもを作って世代の
交代が早いので、臓器を待ち続
ける病気の人には、明るい話題
であると思います。ただ、ブタ
には、内在性のウイルスがいる
ので、その影響を考えることは、
必要だと思います。
人のダウン症とよく似た遺伝
子変異を持つマウスは脳に銅が
たまりやすいとする研究成果を
発表したのは、素晴らしい業績
です。ダウン症の人の脳から、
銅の蓄積を除いてあげれば神経
系の症状の緩和が見込まれる事
でしょう。チームは、染色体の
変異や症状が人のダウン症と似
ているマウスの脳を調べた結果、
大脳や小脳、海馬などに、健康
なマウスの約1.5 倍の銅がたま
っていることを発見しました。
この変異を持つマウスは警戒心
が弱く、外敵に襲われやすい広
い場所に自分から出てしまう傾
向があるそうです。そこで餌に
含まれる銅の量を10分の1以下
に減らして育てた所、脳にたま
る銅の量が、健康なマウスとほ
ぼ同じレベルになり、健康なマ
ウスと同様に広い場所を避け、
壁際を選んで移動する、慎重な
行動を取るようになったという
ことから、人間でも同じような
病態の改善が見込めるのではな
いかと推測できます。

健康な兵士は、意気軒昂。笑

 
 
 
 
 
 
 
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