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2019-12-27 23:24:29

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診療マル秘裏話  号外Vol.1419 平成31年2月23日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)埼玉男児1人が先天性風疹症候群(CRS)と診断
2)自閉症スペクトラム症(ASD)の新規治療薬開発発表

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 埼玉男児1人が先天性風疹症候群(CRS)と診断

 
 
 
 
 
 
 
埼玉県の医療機関で1月下旬、
男児1人が先天性風疹症候群(
CRS)と診断されたことが、
同県などへの取材で分かりまし
た。昨年夏から風疹が流行して
いますが、母親のおなかの中で
感染し、赤ちゃんに、白内障や
難聴、心臓病などの症状が出る
CRSが報告されたのは、2014
年秋以来です。

妊婦が妊娠20週頃までに風疹
にかかると、赤ちゃんが胎内で
感染し、CRSとなる可能性が
高いとされています。1万7000
人近い患者さんが出た2012~20
13年の大流行では、45人のCR
Sが確認され、このうち11人が
亡くなりました。

同県によると、男児はCRS
の症状があり、血液検査で母親
が妊娠中に風疹に感染したこと
が分かりました。

風疹は2018年夏から首都圏を
中心に増え始め、同年は2917人
の患者さんが報告されました。
今年も1月20日までで207人
に上っています。

風疹と先天性風疹症候群につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
化膿性疾患の可能性が高くな
った。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 自閉症スペクトラム症(ASD)の新規治療薬開発発表

 
 
 
 
 
 
 
藤田医科大学とウシオ電機子
会社のプロトセラ(大阪市)は自閉
症スペクトラム症(ASD)の新規治療
薬開発で,共同研究を始めると
発表しました。昨年9月に結ん
だ共同研究契約に基づき、両者
に加え、京都大学や東京都医学
総合研究所を含む全国18施設で
臨床研究を行います。プロトセラが
持つペプチドバイオマーカー 技術を用
い、効果的な診断法と治療法の
確立を目指します。

発達障害の一種であるASD は、
遺伝要因のほか環境要因も指摘
されていますが、いまだ特定に
はいたっていません。 一方、
全身のさまざまな場所に腫瘍な
どができる結節性硬化症にとも
なって発症することが判明して
います。そのため、結節性硬化
症の治療薬「エベロリムス 」が有効
なことも分かっています。

ただ、免疫抑制剤のエベロリムス
は口内炎や気管支炎などの感染
症が生じやすい事が知られてい
ます。継続的な服用が必要なた
め患者さんらの負担も大きく、
課題となっていました。

プロトセラが特許を持つペプチドー
ム解析技術を活用し、エベロリムスの
投与でASD治療につながる新規バ
イオマーカーペプチド を探索します。
その後、同社の膜蛋白質ライブラリ
ー を通じ、受容体を突き止めて
いきます。

共同研究によって見いだした
バイオマーカー としてのペプチドを合
成し、自閉症モデルラット で検討し
ました。安全性と効果を確認し
たうえで、受容体作動薬として
開発につなげます。

ASDについて解説している動画

です。

 
 


 
 
健作さんが検索をかけて上司
に献策した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
埼玉県の医療機関で1月下旬、
男児1人が先天性風疹症候群(
CRS)と診断されたことが、
同県などへの取材で分かったと
いうことは残念な結果となりま
した。母親のおなかの中で感染
し、赤ちゃんに、白内障や難聴、
心臓病などの症状が出るCRS
が報告されたのは2014年秋以来
で、1万7000人近い患者さんが
出た2012~2013年の大流行では、
45人のCRSが確認され、この
うち11人が亡くなったという事
ですから、風疹という病気は、
胎児にとって如何に過酷な病気
であるかが分かります。今回の
患児の方の命が奪われないこと
と重大な後遺症が現れないこと
を祈念したいと思います。
藤田医科大学とウシオ電機子
会社のプロトセラ(大阪市)は自閉
症スペクトラム症(ASD)の新規治療
薬開発で,共同研究を始めると
発表したのは、喜ばしいことで
す。自閉症の人の治療法として
は、オキシトシンの点鼻ぐらい
しか有効な治療がないので新規
治療薬が開発されたらどんなに
患者さんと患者さんの家族が、
喜ぶことでしょう。 願わくば、
新規治療薬の副作用が少なく、
相互作用などの投与の制限が少
ない事を期待したいと思います。
免疫抑制剤のエベロリムス は口内炎
や気管支炎などの感染症が生じ
やすい事が知られているので、
私の中では、患者さんに投与す
るのは、却下であると即断でき
ます。

気管支炎の治療期間を考える。


 
 
 
 
 
 
 
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