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2019-12-22 22:37:14

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診療マル秘裏話  号外Vol.1415 平成31年2月18日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)内転型けいれん性発声障害のメデイアセミナーを開催
2)花粉が大気汚染物質と結合し凶悪化するメカニズム

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 内転型けいれん性発声障害のメデイアセミナーを開催

 
 
 
 
 
 
 
製薬ベンチャーのノーベルフ
ァーマ(東京都中央区)は都内
で「内転型けいれん性発声障害
-見えない障害とその治療-」
をテーマにメディアセミナーを
開きました。治療経験が豊富な
横浜市立大学医学部の折舘伸彦
主任教授や名古屋市立大学大学
院医学研究科の讃岐徹治講師を
はじめ、SDCP(Spasmodic
Dysphonia Cheering Party)発
声障害患者会の田中美穂代表理
事が登壇しました。最新知見や
治療法等について専門医と患者
さんの立場から解説しました。

内転型けいれん性発声障害は
自分の意志とは関係なく、喉頭
内部の筋肉が収縮することで声
の途切れや震え、絞り出すよう
な発声といった症状が現れる病
気です。日本では20~40代の女
性に多く、患者数は全国で約45
00~9000人と推定されています。

コミュニケーションにおいて
重要な声を奪われることにより、
社会生活に重大な支障をきたす
疾患ではあるものの、原因がい
まだ不明な希少疾患ということ
です。耳鼻咽喉科の医師も症状
を把握できないことがあり、「
異常なし」あるいは「精神的な
もの」と診断されることも多い
ようです。患者さん自身が疾患
と気づかず、苦しんでいるのが
現状です。積極的に診断・治療
をしている医療機関は全国にま
だ限られた数しかありません。

折舘氏は「難治と考えられて
きたが、近年はいくつかの治療
オプションを提示できるように
なった」と指摘しました。その
なかで讃岐氏は、医療機器「チ
タンブリッジ」を用いた甲状軟
骨形成術2型の手術治療を紹介
し、「永続的なQOL(生活の
質)の向上が図られるのではな
いか」と述べました。患者会の
田中氏は多くの患者の声を改善
できる可能性が広がっていると
の期待を語りました。

内転型けいれん性発声障害につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
私的な指摘を大事にする。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 花粉が大気汚染物質と結合し凶悪化するメカニズム

 
 
 
 
 
 
 
花粉の飛ぶ量が増える憂鬱な
季節が、また始まろうとしてい
ます。花粉症に対するさまざま
な治療薬が開発され、対策ケア
商品・グッズが多く販売されて
いますが、エステーは1月16日、
最新の花粉症研究と同社が開発
した空気浄化作用に優れる香り
成分「クリアフォレスト」の花
粉に対する作用について都内で
セミナーを開催しました。花粉
研究の第一人者である埼玉大学
大学院理工学研究科の王青躍教
授が「花粉が大気汚染物質と結
びついて凶悪化」するメカニズ
ムや期待される対策などについ
て説明しました。エステーグル
ープの日本かおり研究所の金子
俊彦社長は、クリアフォレスト
の花粉症に対する機能と、さら
なる機能効果への期待について
紹介しました。

王教授は「山間部より都市部
に花粉症患者が多い」とし、そ
の理由として花粉が飛散してい
る間に大気の汚染物質と結合し
て爆発することでのアレルゲン
飛散量が増えることを発見し、
小さな花粉となることで、より
体内に取り込まれやすくなると
しています。また大気汚染物質
と結合することで体内の抗体と
の結合性が高まる(アレルギー
性の増大)ことも確認しました。
「花粉が凶悪化」し、大気汚染
物質による発ガン性を高める要
因にもなると懸念を示しました。

花粉症対策としては、花粉ア
レルゲンによるアレルギー反応
の軽減を挙げ、エステーが事業
展開しているクリアフォレスト
を用いた研究では、花粉アレル
ゲンのアレルギー性の低下、細
胞に対する毒性の低減、大気汚
染物質により凶悪化した花粉へ
の効果を確認しました。クリア
フォレストは北海道のトドマツ
から抽出した精油で、自然や環
境に優しい点にも触れました。

金子社長からは、森林に二酸
化窒素が少ないことから、その
空気浄化機能について研究を進
めてきた結果、トドマツの葉か
ら抽出した精油、とくにβフェ
ランドレンなどのモノテルペン
に高い二酸化窒素除去能力があ
ることを見いだし、さまざまな
効果を検討していることを紹介
しました。クリアフォレストに
ついては、花粉をコーティング
することで抗原抗体反応を起こ
りにくくしているというメカニ
ズムを示しました。

日本気象協会の花粉飛散予測
によると、2019年春の花粉飛散
量は、全国的に多かった昨年と
比べると少ないのですが例年よ
り「やや多い」ということです。
2016年度に実施された花粉症実
態調査によると都内(島しょ除
く)のスギ花粉症の有病率は48
.8%です。約2人に1人が花粉
症に悩まされていると言われて
います。

エステーでは、クリアフォレ
ストを用いたヘルスケア製品ブ
ランド「MoriLabo(モ
リラボ)」を立ち上げ、第1弾
の商品として花粉対策製品「花
粉バリアスティック」を昨年12
月12日に発売しました。マスク
の外側に塗って浮遊する花粉の
アレル物質の働きを低減するス
ティックタイプ製品で、従来品
と異なるメカニズムで機能を発
揮する新しい花粉対策を提案し
ています。自社展開のみならず
原料販売も行っており、オープ
ンイノベーションによる一段の
事業拡大を目指しています。

花粉症の原因について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
清貧な環境から生まれた製品。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
製薬ベンチャーのノーベルフ
ァーマ(東京都中央区)は都内
で「内転型けいれん性発声障害
-見えない障害とその治療-」
をテーマにメディアセミナーを
開いたのは、素晴らしい企画で
あると思います。非常に希少な
病気であり、患者数は全国で約
4500~9000人と推定されている
ということなので、私が初耳な
のも、無理はないかなと感じた
次第です。耳鼻咽喉科の医師も
症状を把握できないことがあり、
「異常なし」あるいは「精神的
なもの」と診断されることも多
いという事で、患者さん自身が
疾患と気づかず、苦しんでいる
のが現状なので、新しい治療法
である、医療機器「チタンブリ
ッジ」を用いた甲状軟骨形成術
2型の手術が普及して、沢山の
患者さんを救済できるようにな
ることを期待したいと思います。
エステーが最新の花粉症研究
と同社が開発した空気浄化作用
に優れる香り成分「クリアフォ
レスト」の花粉に対する作用に
ついて都内でセミナーを開催し
たのは、素晴らしい企画です。
「花粉が大気汚染物質と結びつ
いて凶悪化」するメカニズムや
期待される対策等について教授
が説明したということなので、
私にとっては、非常に興味深い
内容と言えます。花粉症対策と
しては、花粉アレルゲンによる
アレルギー反応の軽減を挙げ、
エステーが事業展開しているク
リアフォレストを用いた研究で
は、花粉アレルゲンのアレルギ
ー性の低下、細胞に対する毒性
の低減、大気汚染物質により凶
悪化した花粉への効果を確認し
たということなので激烈な症状
を呈する花粉症に対する対策と
して有望ではないかと考えてい
ます。

毒性の低減方法を提言する。


 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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