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2019-11-24 20:50:57

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診療マル秘裏話  号外Vol.1391 平成31年1月21日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)冬は脱水症前段階「かくれ脱水」になりやすい
2)「足底けん膜炎(足底筋膜炎)」の適切な治療

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 冬は脱水症前段階「かくれ脱水」になりやすい

 
 
 
 
 
 
 
乾燥する冬は気づかないうち
に体から水分が失われ、脱水症
の前段階「かくれ脱水」になり
やすいとされています。脳梗塞
や心筋梗塞が発症するリスクの
一つとも考えられ専門家は注意
を呼びかけています。

済生会横浜市東部病院患者支
援センター長の谷口英喜さんは、
医療関係者でつくるグループ「
教えて!『かくれ脱水』委員会」
の副委員長を務めています。か
くれ脱水への注意を呼びかける
ポスターを診察室に掲示し「体
の水分は気付かないうちに不足
しがち。こまめな水分補給を心
掛けましょう」と患者さんに説
明します。

谷口さんによると、脱水症は
体重の2~3%の水分が失われ
た状態を指しますが、かくれ脱
水では1%失われています。体
内の水分は汗のほか、皮膚から
の蒸発などにより無意識のうち
に失われ乾燥する冬はこの傾向
が強まります。

暖房の使用で屋外より湿度が
10~20%低くなる室内では、
さらに水分は失われやすい。住
宅の気密性向上により、外気を
取り込んで加湿する機会も減り
ます。冬場は夏よりものどの渇
きを感じにくく、水分を積極的
に取らない人も多いのです。

気象庁によると2017年に東京
で観測した月別の平均湿度は、
8月の83%に対し、12月は56%
です。最も低い2月で49%でし
た。谷口さんは「乾燥が進んで
体内から水分が出てしまうと、
血液が濃くドロドロの状態にな
り、血栓ができやすくなる。血
管に血栓が詰まると、脳梗塞や
心筋梗塞につながる」と話して
います。就寝中は水分を取らな
い一方で汗をかくため、脳梗塞
は冬の明け方に起こりやすいと
いうことです。

特に気を付けたいのは、のど
の渇きを自覚しにくく、トイレ
が近くなることを気にして水分
を控える高齢者です。 かくれ
脱水の予防には、意識的な水分
摂取が欠かせません。「コップ
1杯でもいい。食事ごとに水分
を取りましょう」と谷口さんは
言っています。加湿器で、皮膚
などからの水分の蒸発を抑える
のも有効ということです。入浴
中のかくれ脱水も要注意です。
風呂に入ると汗をたくさんかき、
体内の水分を失います。かくれ
脱水の状態で入浴を続けると、
血液の流れが悪くなって体内の
熱を放出しにくくなり、冬でも
熱中症にかかりやすいとされて
います。

熱中症で意識障害を起こすと、
湯船で溺れる危険性が高まりま
す。東京都市大教授の早坂信哉
さん(入浴医学)は、「入浴中
にぼんやりしたり、眠くなった
りしたら風呂から上がりましょ
う」と話しています。

万が一、意識を失った家族を
湯船で見つけた場合は、意識が
ない状態で湯船から引き上げる
のは難しいため、風呂の栓を抜
いて救急車を呼びます。

入浴時の湯の温度にも注意し
たい所です。年末年始の帰省や
旅行で祖父母と孫が一緒に風呂
に入るときは、湯の温度を子ど
もの適温に合わせます。高齢に
なると感覚が鈍くなり熱い風呂
を好みますが、子どもは、体温
調整がしにくく、熱中症になり
やすいとされているからです。

早坂さんは、「40度の湯に10
分程度つかると、体への負担が
少なく温かい状態が持続します」
と話しています。入浴の前後に
かけて,少なくとも麦茶など500
~600 ミリ・リットルを飲んで
水分補給するとよいということ
です。

冬の脱水について解説している

動画です。

 
 


 
 
間隔を空ける感覚を養う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 「足底けん膜炎(足底筋膜炎)」の適切な治療

 
 
 
 
 
 
 
足は地面からの衝撃を直接受
けます。歩くたびに足の裏のか
かと周辺に激痛が走る、朝起き
た直後の1歩目が特に痛いなど
の症状は、「足底けん膜炎(足
底筋膜炎)」の可能性がありま
す。吉野整形外科(横浜市)の
吉野匠院長は「足底けん膜炎の
治療は、けんの伸縮性を回復さ
せ、痛みの悪循環を断つことが
大切です」と話しています。足
底けん膜は、足裏のかかとの骨
から足の各指方向に向かって扇
を張ったように延びているけん
です。 足裏のアーチを支えて
地面からの衝撃を和らげるとと
もに、前に進む力を生み出して
います。ところが、強く引っ張
られたり、足を着地した際の衝
撃が繰り返し加わったりすると、
けんにごく小さな亀裂が入り、
炎症が起きて痛みが起こります。

吉野院長は「痛む部位は土踏
まずのかかと寄りで、起床後や
動き始めの1歩目が特に痛みま
す。痛みは歩いているうちに軽
くなることもありますが、長時
間の歩行や立ち仕事で再び痛み
が強くなるのが特徴です」と説
明しています。

運動や老化なども原因となり
得るのですが、起こりやすい人
に共通するのは扁平(へんぺい)
足です。足裏のアーチが低いた
め足底けん膜が常に引っ張られ、
けんとかかとの付着部に負荷が
かかりやすいからです。しかも、
一度痛みが出ると悪循環に陥り
やすい。痛いかかとを地面に着
けないよう足の外側に体重をか
けて歩くようになるため、次第
に足底けん膜の伸縮性が失われ
て硬くなり、そこに体重がかか
ると再び激痛が起こります。こ
の繰り返しで慢性化してしまい
ます。治療でまず重要なのは足
底けん膜をストレッチし、けん
の柔軟性を回復させることです。
湿布や痛み止めだけでは再発を
繰り返すだけです。

例えば、右足のストレッチな
ら、座った状態で左の膝に右足
を乗せ、右手で足の指全体を反
らし、土踏まずをピンと張った
状態にします。その上で土踏ま
ずの硬い筋を左手の親指で念入
りに押していきます。入浴後に
行うとより効果的です。「毎日
続けることが大切です。スポー
ツの前は特に念入りに行ってく
ださい。 ただし、痛みが強い
場合は安静が第一です」と吉野
院長は言っています。再発予防
には「アーチサポート」という
靴の中敷きも有効だということ
です。

吉野院長は「足底けん膜炎は、
慢性化するとけんの付着部分の
骨が変形し、とげのようになっ
てしまうことがあります。再発
させないよう早期に正しい治療
を行ってください」と話してい
ます。

足底筋膜炎の治療について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
足底の筋肉量を測定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

乾燥する冬は気づかないうち
に体から水分が失われ、脱水症
の前段階「かくれ脱水」になり
やすいとされていて、脳梗塞や
心筋梗塞が発症するリスクの一
つとも考えられ専門家が注意を
呼びかけているということは、
残念なことです。かくれ脱水の
名の通り、知らない間に、脱水
となり、気がついた時には、脳
梗塞で半身不随という、悲惨な
状態になっていると言う事です。
体内の水分は汗の他、皮膚から
の蒸発などにより無意識のうち
に失われ乾燥する冬はこの傾向
が強まるので、注意が必要です。
かくれ脱水の予防には、意識的
な水分摂取が欠かせないという
ことですから「コップ1杯でも
いい。食事ごとに水分を取りま
しょう」と谷口さんは言ってい
て、加湿器で、皮膚などからの
水分の蒸発を抑えるのも有効と
いうことなので皆さん実践しま
しょう。
足は地面からの衝撃を直接受
けるので歩くたびに足の裏のか
かと周辺に激痛が走る、朝起き
た直後の1歩目が特に痛いなど
の症状は、「足底けん膜炎(足
底筋膜炎)」の可能性があると
いうことを頭の隅においておく
必要がありそうです。「足底け
ん膜炎の治療は、けんの伸縮性
を回復させ、痛みの悪循環を断
つことが大切です」ということ
なので、まずなってしまってか
らの治療より、予防が大切と言
えるでしょう。運動や老化など
も原因となり得るのですが、起
こりやすい人に、共通するのは
扁平(へんぺい)足なので「ア
ーチサポート」という靴の中敷
きを使ったり、テーピングで、
足底筋の働きをサポートしたり
する必要がありそうです。

廊下で老化の話をする。笑

 
 
 
 
 
 
 
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