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2019-10-20 21:14:36

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診療マル秘裏話  号外Vol.1361 平成30年12月17日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)サガハイマット治療患者数が、前年同期と比べ3割増
2)ニボルマブ 治療効果従来より早期に予測可の検査

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 サガハイマット治療患者数が、前年同期と比べ3割増

 
 
 
 
 
 
 
 
九州国際重粒子線ガン治療セ
ンター(サガハイマット、鳥栖
市)の本年度上半期(4月1日
~9月30日)の治療患者数が
前年同期と比べ3割増となって
います。4月から前立腺ガンの
重粒子線治療に公的医療保険が
適用されたことが影響している
とみられ、12月以降の治療登
録者数も月別で軒並み前年を上
回っています。同センターは「
医療保険の適用で重粒子線治療
は高額という意識が薄まり、『
気軽にガン治療を受けられる』
と期待が高まっている」とみて
います。

重粒子線治療への、医療保険
適用は2016年4月からの骨軟部
ガンをはじめ、今年は前立腺が
んと頭頸部ガンが対象となりま
した。特に前立腺ガンは、保険
適用以前でも、同センターで全
部位の治療患者数の半数を占め
ていました。

重粒子線治療は先進医療とし
て扱われていたため、治療費3
14万円の自己負担が生じてい
ました。このため、多くの民間
保険で数百円を払うことで重粒
子治療が受けられる「先進医療
特約」が設定されています。

公的医療保険適用により、前
立腺ガンの重粒子線による治療
費は160万円に設定しました。
そのうち7割は保険給付となり、
自己負担は50万円を割り込み
ます。自己負担分は高額療養費
制度が利用可能になり、治療が
決まれば、保険者への申請で「
限度額適用認定証」が発行され、
窓口での支払いは、患者さんの
所得に応じて10万円以下に抑え
られます。

九州国際重粒子線ガン治療セ
ンターではかかりつけ医や総合
病院等の紹介がないと治療登録
はできませんが前立腺ガン治療
が保険適用された4月以降、患
者さんや医療機関の問い合わせ
が相次ぎました。17年度上半
期の全部位の患者数が301人
に対し、本年度は401人と急
増しました。 前立腺ガン治療
患者さんは、17年度上半期の
165人に対し本年度は263
人に上ります。

治療患者数の増加を見込み、
センターは治療室を1室増設し
3室に整えました。常勤の放射
線治療医も1人増やし6人態勢
を取っています。 月別の治療
患者数では、今年3月までは、
平均50~60人が、4月以降、
100人を超える月も出てきま
した。

サガハイマットを運営する佐
賀国際重粒子線ガン治療財団の
中川原章理事長は「これからの
重粒子線治療はより身近なガン
治療になっていく」と期待して
います。

重粒子線について解説している

動画です。まだ保険適応につい

ては、言及されていません。

 
 


 
 
先進医療に専心することを決
めた。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ニボルマブ 治療効果従来より早期に予測可の検査

 
 
 
 
 
 
 
免疫の働きを利用した、ガン
治療薬「ニボルマブ」(商品名
オプジーボ)を投与した際、治
療効果を従来より早期に予測で
きる検査法を、東北大大学院医
学系研究科の相場節也教授(皮
膚科学)のチームが開発しまし
た。治療効果が早期に判明する
ことで高額治療薬のオプジーボ
を効率的に使えるようになり、
副作用のリスク低減も期待され
ます。

相場教授のチームはオプジー
ボを皮膚ガン患者さんに投与し、
6週間後に血液検査を実施しま
した。その中で、血液中にある
可溶性蛋白質「CD163」に
着目しました。
CD163が活発に放出され
ている患者さんの大半(59人
中50人)はオプジーボの治療
効果が見られた一方、CD16
3の放出が、下降、変わらない
患者さんの多くは治療効果が見
られませんでした。
一般的に、抗ガン剤投与後の
治療効果の所見は、約3カ月間
必要とされています。今回のC
D163検査法の開発で、所見
は約2カ月近く短縮することが
可能となります。
オプジーボは1人当たり年間
1000万円以上かかるとされ、医
療保険財政の圧迫が課題となっ
ています。その一方、治療効果
が表れる患者さんの割合は30%
前後で副作用のリスクもあり、
早期に治療効果が判明すれば、
高額な治療費投入を回避する事
ができます。
今回の研究で中心的な役割を
担った藤村卓講師(皮膚科学)
は「オプジーボの効率的な活用
が可能となり多くの患者の治療
の最適化につながる」と話しま
した。
オプジーボは、今年のノーベ
ル医学生理学賞の受賞が決まっ
た本庶佑(ほんじょ たすく)
京都大特別教授の研究成果を基
に実用化され、注目を集めてい
ます。国内では2014年の皮膚が
ん以降、肺ガンや胃ガンなど7
種類のガンを対象に使用が承認
されています。

とても高価な治療薬について

解説している動画です。

 
 


 
 
お店の大将を対象とする割引。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
九州国際重粒子線ガン治療セ
ンター(サガハイマット、鳥栖
市)の本年度上半期(4月1日
~9月30日)の治療患者数が
前年同期と比べ3割増となって
いるのは喜ばしいことです。重
粒子線によるガン治療は、通常
の放射線治療と異なり、正常部
の組織が影響を受けないため、
副作用が非常に少ない治療であ
ると認識しています。健康保険
が適応になり、自己負担10万円
以下で治療がうけられるとなれ
ば、人気の治療となることは、
予測されていました。治療患者
数の増加を見込み、センターは
治療室を1室増設し3室に整え
て常勤の放射線治療医も1人増
やし6人態勢を取っているのは、
慧眼だったと言えるでしょう。
免疫の働きを利用した、ガン
治療薬「ニボルマブ」(商品名
オプジーボ)を投与した際、治
療効果を従来より早期に予測で
きる検査法が開発されたのは、
偉大な業績です。確かに早期に
治療効果が判明すれば、高額な
治療費投入を回避する事ができ
ることばかりが取り上げられて
いますが、副作用を回避する事
の方が重要であると私は考えて
います。免疫チェックポイント
阻害剤は、免疫のブレーキを取
り去りガン細胞を効率的に殺傷
する治療です。そのため腫瘍の
免疫を担う、T細胞が暴走する
可能性があり副作用による死亡
例も確認されていることが重要
なのです。医療費削減効果より、
患者さんの副作用回避の効果の
方が重視されるようになって頂
きたいものです。

会費の支払いを回避する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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