最近の号外Vol.1358メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1358メルマガ

2019-10-18 05:03:56

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話  号外Vol.1358 平成30年12月14日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)細胞や組織の画像をAIで解析し、胃ガンを判定
2)サリドマイドについて薬の副作用を防ぐ仕組み解明

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 細胞や組織の画像をAIで解析し、胃ガンを判定

 
 
 
 
 
 
 
 
 
患者から採取した細胞や組織
の画像を人工知能(AI)で解析
して胃ガンを判定する診断支援
システムの試験運用を日本病理
学会が、今年度内に始めます。
福島等4県の計32病院が参加
します。2020年度まで約3000件
の症例を診断し、ガンの見落と
しが起きないか等を確かめます。

ガンの確定診断は細胞の形状
などを顕微鏡で詳しく観察して
判断しますが、担当する病理医
は慢性的に不足しています。そ
こで、同学会は細胞組織の画像
を病理医がチェックするととも
に、AIにも分析させる仕組みを
考案しました。病理医が少なく
ても、AIの支援で正確にガンを
見つけ出し診断の効率化と医師
の負担軽減の両立を目指します。

来年3月までに福島、徳島県
の10病院でシステムの試験運用
を開始しました。来年度には、
滋賀、長野県の22病院も参加す
る予定です。各県では、地域の
病院から、インターネット経由
で大学病院など中核となる病院
に画像を送ります。中核病院は
AIの分析結果と病理医の判断を
突き合わせ、胃ガンかどうかを
診断します。結果を地域の病院
に送り返します。

診断支援システムは、学会等
が日本医療研究開発機構から計
8億2000万円の補助を受けて開
発しました。 AIに約3000枚の
画像を学習させた結果、胃ガン
を98%の精度で判定できるよう
になったということです。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
藩邸で効果判定された。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
 
2】 サリドマイドについて薬の副作用を防ぐ仕組み解明

 
 
 
 
 
 
 
 
かつて服用した妊婦の子に重
い障害を引き起こし現在は血液
ガンの治療薬に、使われている
サリドマイドについて、薬の副
作用を防ぐ仕組みを名古屋工業
大の柴田哲男教授(フッ素化学)
らの研究グループが解明しまし
た。より安全な薬の開発に役立
つと期待されます。11月20日付
の英科学誌サイエンティフィッ
ク・リポーツに発表されました。
サリドマイドは右手型、左手型
と性質の違う二つの構造を持っ
ています。左手型だけが副作用
を起こすとの報告がありますが、
仕組みは謎でした。

研究グループは試験管に左手
型より右手型が多い混合液を加
えて観察しました。右手型と左
手型がくっついた結晶と、余っ
た右手型の溶液に分離すること
が分かりました。結晶化すると
体内に吸収されにくく、安全で
吸収されやすい右手型だけが、
作用すると考えられるという事
です。

サリドマイドは1950年代から
60年代に薬害を起こし、国内で
は推定1千人が被害を受けまし
た。 2008年に多発性骨髄腫の
治療薬として再承認されました
が、妊婦の服用などが禁じられ
ています。

柴田教授は「安全な薬の開発
を進めるうえで重要な手がかり
になる」と話しています。

サリドマイドのラセミ化につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 
九州で吸収されやすい素材が
開発された。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
患者から採取した細胞や組織
の画像を人工知能(AI)で解析
して胃ガンを判定する診断支援
システムの試験運用を日本病理
学会が、今年度内に始めること
は、画期的な試みだと思います。
病理医のみならず、基礎医学の
教室は、本当に人手不足と言え
るでしょう。 病理医の先生は、
病理解剖もしなければなりませ
ん。臨床医がガンばって、解剖
を遺族の人に承諾してもらって
も、解剖ができない時代がやっ
てくると思います。そうなった
時に、AIが病理医をサポートし
てくれれば、こんな良いことは
ありません。一般社会では、AI
が仕事を奪うと言うことばかり
に目が行きがちですがAIの能力
を使いこなして人手不足の部分
を補っているということを忘れ
ては、なりません。
かつて服用した妊婦の子に重
い障害を引き起こし現在は血液
ガンの治療薬に、使われている
サリドマイドについて、薬の副
作用を防ぐ仕組みを解明したの
は、偉大な業績です。サリドマ
イドは、1950年代から60年代に
薬害を起こし、国内では推定1
千人が被害を受け、悲惨なアザ
ラシ肢症の子どもが生まれてし
まいました。しかし、2008年に
多発性骨髄腫の治療薬としての
み再承認されましたが、妊婦の
服用などが禁じられるなどの、
厳しい服用基準があります。し
かし、ブラジルでは籟病の治療
に使われており、籟病に認可さ
れると同時に、やはり、悲惨な
アザラシ肢症の子どもが生まれ
たそうです。 薬を安全と疑う
ことを知らない国の方々にこう
した危険な薬を再承認する際は、
充分行政が気をつける必要があ
りそうです。

商人が危険薬の再承認を申請
した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。