最新号より100号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より100号前のメルマガ

2019-10-16 22:36:09

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話   Vol.729  平成29年11月29日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)パーキンソン 病はミドノリン遺伝子の欠損が病因の一つ
2)小中学校教諭が管理職に比べ高ストレス状態にある

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 パーキンソン 病はミドノリン遺伝子の欠損が病因の一つ

 
 
 
 
 
 
 
山形大医学部は11月6日、根
本的な治療法が確立されていな
い神経変性疾患パーキンソン病
について、「midnolin
(ミドノリン)」という遺伝子
の欠損が病因の一つと推定され
ることが分かったと発表しまし
た。同学部は発症メカニズムを
分子的に解明し、治療のための
薬の開発に結び付けたいとして
います。

この日、県コホート研究主任
研究者の嘉山孝正同学部参与、
山下英俊学部長、薬理学講座の
石井邦明教授と、小原祐太郎准
教授が山形市の同学部で、記者
会見を開きました。薬理学、第
3内科等による共同研究の成果
として報告しました。

パーキンソン病は、脳の神経
伝達物質「ドーパミン」を出す
神経細胞が減り、手足の震えや
体のこわばりなどが起こる難病
です。およそ千人に1人の割合
で発症するとされています。同
学部の説明では、発症の約1割
が遺伝性(家族性)で、大多数
の約9割は孤発性(非遺伝性)
によります。遺伝性では約20種
類の原因遺伝子が既に判明して
いるということです。

同学部は、病気発症の遺伝的
要素と生活習慣の関係を解明す
る「コホート研究」に協力した
高畠町内の健常者100 人と、県
内の孤発性患者86人から血液サ
ンプルの提供を受け遺伝子解析
を行いました。その結果、孤発
性患者(86人)の10.5%(9人)
にミドノリンの欠損の異常が認
められましたが、健常者(100
人)にはミドノリンの異常が認
められませんでした。欠損がみ
られた患者9人のうち女性は8人、
男性は1人でした。

こうした分子疫学的な結果か
ら、ミドノリンがパーキンソン
病の関連遺伝子である事が判明
しました。小原准教授は「10.5
%は非常に大きな数値」と説明
しました。

神経モデル細胞を使い、遺伝
子を狙い通りに操作する「ゲノ
ム編集」等でミドノリンを欠損
させた場合、神経突起の伸展が
抑制されたり、パーキンソン病
の原因遺伝子「Parkin(
パーキン)」の発現が減少する
一方で不良蛋白質の蓄積によっ
て発症が進行したりする可能性
も示唆されました。嘉山参与は
「将来的に創薬に結び付けばと
思う。 その第一歩の発表」と
強調しました。

ミドノリン: 山形大医学部の
説明によると、体のさまざまな
細胞になれる胚性幹細胞(ES
細胞)から2000年に発見され、
胎生期の中脳に多く発現します。
知見の報告例が乏しく、詳しい
役割や機能などは解明されてい
ません。

パーキンソン病の新治療法につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 
新興国で奇病の発症が進行す
る。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 小中学校教諭が管理職に比べ高ストレス状態にある

 
 
 
 
 
 
 
小中学校の教諭が管理職に比
べ、心身への影響が心配される
高いストレス状態にあることが、
教員の勤務実態調査を基にした
筑波大の分析結果で、分かりま
した。11月6日、教員の働き方
改革を議論する中央教育審議会
の部会で公表されたました。

文部科学省の2016年度調査の
対象となった小中学校の教員約
1万5000人について調べま
した。

落ち着きのなさや気分の落ち
込みなど6項目について数値化
し、役職ごとの平均値を算出し
ました。小中学校ともに、校長
3点台、副校長・教頭4点台に
対し、教諭は頭痛や血圧上昇等
の影響が出る恐れのある5点を
上回りました。

教諭の場合、若い世代が数値
が高く、男性より女性が高いと
いう結果がでました。1週間で
75時間以上働く教諭は男女と
も6点を超えました。 分析を
担当した筑波大の笹原信一朗准
教授(産業精神医学)は「教諭
の中でも、仕事の経験が少ない
若い年代ほどストレスが高いと
みられ、改善が必要だ。女性が
高い傾向にあるのは、育児など
の要因も推察される」としてい
ます。

学校の先生は、働きすぎという

ニュース動画です。

 
 


 
 
産出したメタンハイドレート
の採算性を算出する。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
根本的な治療法が確立されて
いない神経変性疾患パーキンソ
ン病について、「midnol
in(ミドノリン)」という遺
伝子の欠損が病因の一つと推定
されることが分かったと発表し
たのは、素晴らしい業績です。
パーキンソン病は、ミトコンド
リアの異常であることは解明さ
れています。しかし、その発症
発症メカニズムは分子的に解明
されていないため、治療のため
の薬の開発に結び付けることは、
出来ていません。それができる
ようになることは、創薬という
観点からは大きな進歩となるか
も知れません。しかしミトコン
ドリアの異常であることから、
活性水素、ポリフェノールなど
の抗酸化物質を作用させること
でミトコンドリアの異常がなく
なり、治療効果を得る可能性も
あることを忘れてはなりません。
小中学校の教諭が管理職に比
べ、心身への影響が心配される
高いストレス状態にあることが、
教員の勤務実態調査を基にした
分析結果から分かったことは、
対策を打つ上で、有益であった
と言えるでしょう。私の父も、
生涯一教諭でしたので高いスト
レス状態にあったことは、容易
に想像できました。おまけに父
の働いていた時代は、学園紛争
の真っただ中で、そのストレス
から胃潰瘍になり、手術をした
所、輸血でC型肝炎に感染して
しまいました。その当時はシメ
チジンというヒスタミン受容体
の拮抗薬が出たばかりで、現代
のようなプロトンポンプインヒ
ビターのような優れた内服薬は
ありませんでした。 そのため
ストレスとその様な時代背景が
手術に駆り立てC型肝炎に感染
し、その後、長い年月を経て肝
硬変となり死亡しました。C型
肝炎も今では内服薬でほとんど
治る時代となっています。父の
死を振り返るときあの薬があっ
たらと残念になることが多い今
この頃です。

扮装にいちゃもんをつけて、
紛争に発展した。笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。