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2019-10-14 22:59:56

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診療マル秘裏話  号外Vol.1356 平成30年12月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)滋賀県の喫煙対策は、他県より10年進んでいる
2)味覚障害の原因と、その詳細な検査法と治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 滋賀県の喫煙対策は、他県より10年進んでいる

 
 
 
 
 
 
 
喫煙率は地域差が大きいこと
が知られています。国の2016(
平成28)年調査によると、都道
府県別の成人男性の喫煙率は福
島県が35.2%で全国6番目に高
く、全国平均は29.7%。最も低
いのは滋賀県で20.6%。福島県
との差は約15ポイント。滋賀は
平均寿命が全国最長の県として
も知られています。なぜ喫煙率
が低いのでしょうか。

滋賀県もかつては成人男性の
喫煙率が高く、2000年の調査で
は55.7%で全国平均を上回り、
男性の肺ガン死亡率も全国に比
べ2割程度高いという結果がで
ていました。「喫煙対策がより
重要」と捉えた県は01年、男
性の喫煙率を「半減させること
が望ましい」と、大きく踏み込
んだ目標を掲げた健康計画をま
とめました。

「喫煙は個人の問題で、行政
が規制するのは間違っている」。
この禁煙目標の案に、県民から
反対意見が620通寄せられた
ということです。賛成意見は、
わずか15通。激しい反対の声が
上がりましたが、県は、大学や
医師会、教育団体で「たばこ対
策推進会議」を組織したり「受
動喫煙ゼロのお店」を公募する
など取り組みを進めました。

長くたばこ対策に取り組んで
きた滋賀県衛生科学センターの
井下英二所長(63)は、小、中
学、高校の教員が、現場で禁煙
教育に取り組んだ効果が大きか
ったと考えています。約20年に
わたる禁煙教育が、現在の20~
30代の喫煙率の大幅な減少につ
ながりました。「50~60代にた
ばこをやめてもらうのは難しい
一方、子どもに呼び掛ける意義
は大きい。最初の1本を吸わせ
ないことが大事だ」と言ってい
ます。

全国的な喫煙率低下の流れも
相まって、滋賀の喫煙率は下が
り続けました。肺ガン死亡率も
低下しました。男性の平均寿命
は15年の国の調査で、長年全国
1位を守り続けてきた長野を抜
き、81.78 歳でトップに立ちま
した。

滋賀県庁に近い「ビストロ・
チッチ」(大津市)。2011年の
開店時から「禁煙居酒屋」とし
て営業を続けています。「禁煙
と知って、のぞいただけで帰る
客も多く、初めは苦労した」と
店を夫婦で始めた松島実保さん
(36)は開店当時を振り返りま
す。「今は街に禁煙の店も増え
た。禁煙は地域に浸透している」
と話しています。家族と一緒に
お酒を楽しむサラリーマンなど
もおり、好評だということです。

井下所長は、「滋賀のたばこ
対策は他県より10年進んでいる。
福島もこれから取り組みを始め
れば成果が出るだろう」と健康
長寿を目指す福島県に、激励の
言葉を送りました。

滋賀県の健康寿命延伸プロジェ

クトについて解説している動画

です。

 
 


 
 
聖歌を歌って、祈祷の成果が
でる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 味覚障害の原因と、その詳細な検査法と治療法

 
 
 
 
 
 
 
食物を咀嚼(そしゃく)する
と味物質が唾液と混じって口の
中に広がり、舌の味蕾(みらい)
の中にある味細胞で感知されま
す。その情報が脳に伝わること
で、甘味・塩味・酸味・苦味・
うま味を認識します。

味覚障害は、「味が分からな
い」「何を食べても嫌な味がす
る」「口の中に何も入っていな
いのに嫌な味がする」等の症状
があります。味覚障害があると
食欲が低下して食事量が減り、
栄養不足になることがあります。

原因は,亜鉛欠乏症、全身の
病気(糖尿病など)、口腔(こ
うくう)乾燥、舌表面の異常、
神経障害(顔面神経麻痺(まひ)、
脳梗塞など)、嗅覚障害、スト
レス、内服薬の副作用などが挙
げられます。

検査は電気味覚検査や濾紙(
ろし)ディスク法が代表的です。
血液中の亜鉛濃度測定や、唾液
分泌量の検査、舌の衛生状態の
確認も大事です。

治療は薬や食事による亜鉛の
補給、舌の清掃や口腔保湿剤の
使用、漢方薬や抗不安薬、抗う
つ薬などの薬物療法、内服薬の
変更などがあります。

歯科や耳鼻科で受けた多くの
検査で異常がなく、唾液分泌の
状態、舌の衛生状態にも異常が
ないようならば、ストレスなど
が原因の可能性があります。

症状が続くようでしたら味覚
外来がある医療機関への受診を
お勧めします。

味覚障害について解説している

動画です。

 
 


 
 
私用で口腔保湿剤を使用する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
滋賀県もかつては成人男性の
喫煙率が高く、2000年の調査で
は55.7%で全国平均を上回り、
男性の肺ガン死亡率も全国に比
べ2割程度高いという結果がで
ていました。「喫煙対策がより
重要」と捉えた県は01年、男
性の喫煙率を「半減させること
が望ましい」と、大きく踏み込
んだ目標を掲げた健康計画をま
とめたということですから最初
から喫煙率が高いという訳では、
なく、県の高い目標をかかげた
努力の成果が積み重なってこの
ような低い喫煙率となり、平均
寿命も延びたという事でしょう。
また反対意見が多く、賛成意見
が少なかったのに禁煙を推進し
たのは、一時の感情に流されず、
極めて行政が理性的であったと
言えるでしょう。
味覚障害は、「味が分からな
い」「何を食べても嫌な味がす
る」「口の中に何も入っていな
いのに嫌な味がする」等の症状
があります。味覚障害があると
食欲が低下して食事量が減り、
栄養不足になることがあると言
うことですが、味覚障害の原因
が亜鉛を始めとする栄養不足で
あるので、鶏が先か、卵が先か
の水掛け論に終わりそうです。
しかし、どこかでこの負の連鎖
を断ち切らなければ、味覚障害
は治りません。味覚障害を自覚
したら、砂を噛むようでも頑張
って食べるということが必要に
なります。食事時間を長めにと
り、よく咀嚼して食べることが
重要です。この習慣が身につい
ている人は、そもそも味覚障害
になりにくいと思われます。当
たり前のことを、当たり前に行
うことが病気の予防の第一歩と
考えて頂きたいと思います。

当たり前田のクラッカー。笑

 
 
 
 
 
 
 
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