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2019-10-05 23:44:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.1348 平成30年12月2日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)バラの主要な香り成分に抗うつ効果を確認せり
2)致死率が高いマダニ媒介感染症の治療効果を確認

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 バラの主要な香り成分に抗うつ効果を確認せり

 
 
 
 
 
 
 
バラの主要な香り成分「フェニ
ルエタノール」に抗うつ効果が
ある事を、川崎医療福祉大医療
技術学部の上野浩司講師(神経
生理学)らの研究グループが突
き止めました。フェニルエタノ
ールを吸わせたマウスは、スト
レス環境下でうつのような状態
になりにくいことを確認しまし
た。精神疾患の新しい薬や治療
法の開発につながる成果として
期待されます。

これまでにも、バラの香りが
人間のストレスホルモンの分泌
を抑える働きを示す研究成果が
報告されていますが、上野講師
によると、どの成分が作用して
いるかは明らかになっていない
ため、グループは香水や化粧品
などに使われるフェニルエタノ
ールに着目し、効果を確かめま
した。

実験では、密閉空間で15分間
フェニルエタノールを吸わせた
マウスと、何もしていないマウ
スのしっぽをそれぞれテープで
固定し、逆さづりのような状態
にして10分間放置しました。鬱
傾向を示す行動で、あがくのを
やめて動かなくなる「無動時間」
の長さを調べました。

10匹ずつ計20匹を比較したと
ころ、通常のマウスは動かなく
なる時間が平均して約8分間あ
ったのに対し、フェニルエタノ
ールを吸わせたマウスは2分~1
分半短かったそうです。グルー
プは「フェニルエタノールがス
トレスを緩和させ、抗うつ作用
を発揮する事を示した実験結果」
と分析しています。

研究は、川崎医科大精神科学
教室などの協力を得て4月から
実施しています。 成果は8日、
仏科学雑誌電子版に掲載されま
した。

上野講師は「メントールやか
んきつ類の果皮に含まれるリモ
ネンなど、バラ以外の香り成分
についても精神状態にどう影響
を及ぼすか調べたい」と話して
います。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
西神で精神状態を確かめる。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 致死率が高いマダニ媒介感染症の治療効果を確認

 
 
 
 
 
 
 
富士フイルム富山化学(東京)
のインフルエンザ治療薬「アビ
ガン」(一般名・ファビピラビ
ル)について、富山大大学院医
学薬学研究部(医学)ウイルス
学講座の谷英樹准教授は、致死
率が高いマダニ媒介感染症への
治療効果があることをマウスの
実験で確認しました。前任地の
国立感染症研究所時代に行った
研究の成果で、有効な薬がない
同感染症の治療薬の開発につな
がることが期待されます。

マダニ媒介感染症は「重症熱
性血小板減少症候群(SFTS)」
です。2011年に中国で報告され
た新しいウイルスによる感染症
で、致死率は10~30%と高い事
が知られています。国立感染症
研究所によると、国内で10月末
までに391人の患者が報告さ
れ、うち64人が死亡しました。

ファビピラビルは旧富山化学
工業が開発し、新型インフルエ
ンザが発生した場合の治療薬と
して2014年に製造販売承認を受
けました。 既存薬とは作用の
仕組みが異なり、エボラ出血熱
など他の感染症への効果も期待
されています。同社は今年10月、
富士フイルムRIファーマと統合
し、富士フイルム富山化学とな
りました。

谷准教授は2年前に国立感染
症研究所から富山大に着任しま
した。研究所時代のマウス実験
の成果を論文にまとめ、10月26
日の米科学誌プロスワンに発表
しました。

マウスを用いたファビピラビ
ルの研究は、インフル薬として
承認されている標準用量や用法
をマウスに換算・適用して行い
ました。SFTSウイルスに感染さ
せたマウスは100%死にますが、
体重が減る症状が現れた後でも、
感染後3日以内にファビピラビ
ルの経口投与を始めた場合は、
全てのマウスが回復しました。

4日目からの投与でも半分以
上が生存しました。ヒトに投与
できる最高用量に相当する濃度
で与えると、4日目からの投与
でも生存率は100%でした。
エボラウイルスでは、体重減少
の症状が出た後の投与での効果
は認められていないということ
です。

谷准教授は「SFTSに対しては、
発症前の予防薬としてだけでな
く、発症後の治療薬としての有
用性も期待できる」としていま
す。

富士フイルム富山化学は、こ
うした基礎研究の結果も踏まえ
て、SFTSに対する治療薬承認に
向け、臨床第3相試験を進めて
います。

SFTSの患者さんは石川県以西
の西日本を中心に発生していま
す。 県内で患者さんの報告は
ありませんが、2013年に猟犬2
頭からウイルス感染を示す抗体
が検出されています。石川県で
は2人の患者さんが報告され、
うち1人は死亡しており、富山
も「安全圏」とは言い難いよう
です。

SFTSは主にウイルスを持つマ
ダニにかまれることで感染し、
6日~2週間の潜伏期を経て、
発熱や嘔吐(おうと)、下痢等
の症状が出ます。野良猫にかま
れて感染したと思われる症例も
確認されています。

マダニは森林や草地に生息し、
春~秋に活動が盛んになります。
谷准教授は「感染を防ぐため、
野山に入る際はマダニにかまれ
ないよう服装に気を付けて」と
呼び掛けています。犬や猫にも
感染することがあるので、野外
にペットを連れ出す際にはマダ
ニの忌避剤を用いるなどの注意
が必要と話しています。

SFTSの特徴と予防法について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
貴妃が、皇帝から忌避される。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
京都大病院は11月9日、様々
な細胞に変化する、人のiPS
細胞(人工多能性幹細胞)から
神経細胞を作り、50歳代のパ
ーキンソン病の男性患者の脳に
移植したと発表したのは偉大な
業績です。治験の責任者である
高橋良輔・脳神経内科長による
と、手術は約3時間で終了し、
男性患者は発熱や不眠などもな
く、術後の経過は良好という事
ですから、まずは成功という事
でしょう。今回の知らせを聞い
たパーキンソン病の患者団体か
らは喜びの声が聞かれたそうで
すから、いかに将来の治療に、
期待しているかが分かります。
一方で、移植した細胞がガン化
するなどのリスク(危険性)も
あると聞いており安全性を確保
してほしいという声もあるよう
です。
中国東部の福建省(Fujian)
で7トン近くの有害化学物質が
海に流出する事故があり、52人
が体調不良に陥っているという
ことで残念でなりません。中国
共産党はこのような事故の場合
隠ぺい工作をするのが常套手段
と言われています。一度、汚さ
れた海を、元の状態に回復させ
るのには、大変な努力が必要で
しょう。黄砂の健康被害のよう
に中国一国でとどまることなく
環境被害の影響が周辺国に及ぶ
ことだけは避けて頂きたいもの
です。海の希釈能力はかなり大
きいとされているもののそれだ
けに頼って、無策であるのは、
愚の骨頂と言う他、ありません。
このような事故の場合、原因の
徹底究明し、再発防止を誓うと
いうことと漁師の人の健康被害
を救済するという二面での対策
を真剣に講じて頂きたいと切に
願う次第です。

自己責任の事故を防止する。


 
 
 
 
 
 
 
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