最新号より100号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より100号前のメルマガ

2019-08-14 22:32:59

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
 
診療マル秘裏話   Vol.720  平成29年9月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)アルツハイマー病を血液で診断する方法を開発
2)ダウン症で神経細胞の増加を抑制している遺伝子

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 アルツハイマー病を血液で診断する方法を開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
京都府立医科大(京都市)の
徳田隆彦教授(神経内科学)ら
の研究グループは、アルツハイ
マー病を血液で診断する方法を
世界で初めて開発したと発表し
ました。徳田教授は「確定診断
とするのは厳しいが、例えば、
60歳以上の健康診断で使う事
が考えられる」と話しています。
研究成果は9月4日、英科学誌
に掲載されました。
アルツハイマー病の患者さん
は、脳内にリン酸化タウという
蛋白質が蓄積されるのが特徴で
す。 現在は、髄液を採取して
診断していますが、患者さんが
嫌がるなどの理由から普及が進
んでいないということです。
研究グループは、米クァンテ
リクス社が開発した超高感度の
検出器を活用し、試薬の組み合
わせなどを最適化することで、
血液中のリン酸化タウの検出感
度を従来の1000倍に向上さ
せました。60~89歳の患者
20人で確かめたところ、「中
等度の正確性」(徳田教授)が
あると分かりました。

アルツハイマー病のメカニズム

について解説している動画です。

 
 


 
 
普及のために、不眠不休で、
尽くす。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
2】 ダウン症で神経細胞の増加を抑制している遺伝子

 
 
 
 
 
 
 
 
ダウン症で神経細胞の増加を
抑制している遺伝子を特定した
と、京都大の萩原正敏教授らの
研究グループが発表しました。
遺伝子の働きを抑えて神経細胞
を増やす化合物も発見し、マウ
スの実験で効果を確認しました。
論文は9月5日以降、米科学ア
カデミー紀要に掲載されます。
ダウン症は、主に21番染色
体が通常より1本多い3本ある
ことで、遺伝子が過剰に働き、
知的障害や心疾患などを引き起
こします。出生前の診断は可能
ですが、根本的な治療法はあり
ません。
研究グループは、ダウン症の
人で多く発現している遺伝子「
DYRK1A」の働きを抑え、
神経細胞の元になる神経幹細胞
の増殖を促す物質を717種の
化合物から発見し、「アルジャ
ーノン」と名付けました。
人工多能性幹細胞 (iPS
細胞)を使ってダウン症の人の
細胞を再現して化合物を加える
と神経幹細胞の増殖機能が健康
な人と同じくらいまで改善しま
した。
妊娠したダウン症のマウスに
化合物を5日間投与すると、生
まれる3~4日前の子マウスの
大脳皮質は、通常のマウスとほ
ぼ同じ厚さになりました。生ま
れた、ダウン症マウスの行動を
解析すると、認知機能は通常の
マウスとほぼ同じレベルでした。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
懐石料理を解析する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
アルツハイマー病を、血液で
診断する方法を、世界で初めて
開発したと発表したのは素晴ら
しい業績です。現在の所、認知
症を診断するのは、画像診断に
頼らざるをえません。若干精度
に欠けますが、血液で診断する
方法が、早く一般的になって頂
きたいものです。また健診など
で、スクリーニングに使うこと
によって、初期の認知症を診断
して、認知症の進行をおくらせ
ることも可能だと考えています。
初期で見つかった場合は、認知
機能の改善が見込めますので、
適切なリハビリを受けられると
いう体制も整えて頂きたいと思
います。
ダウン症で神経細胞の増加を
抑制している遺伝子を特定した
のは偉大な業績です。iPS 細胞
を用いた実験では、ダウン症の
人で多く発現している遺伝子「
DYRK1A」の働きを抑え、
神経細胞の元になる、神経幹細
胞の増殖を促す物質を投与する
と神経幹細胞の増殖機能が健康
な人と同じくらいまで改善した
というのは、臨床試験の成功を
予感させるものです。出生前の
遺伝子診断で、ダウン症の子供
を将来もつことを悲観して中絶
することが多いようです。認知
機能が改善すれば、そのような
ことが少なくなるかもしれませ
ん。

昨日の増殖機能の低下を認め
る。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。