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2019-07-29 22:47:29

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診療マル秘裏話  号外Vol.1290 平成30年9月25日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)乳腺の構造が不均一になることで生じる乳腺症
2)ガン組織内遺伝子変異検出する検査を全自動化

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 乳腺の構造が不均一になることで生じる乳腺症

 
 
 
 
 
 
乳房に違和感があって婦人科
を受診すると、医師から「乳腺
症」と告げられることがありま
す。しこりだけではなく痛みが
生じることもあり心配になりま
すが、名称だけではどんなもの
なのか分かりにくい病態です。
乳腺症について中澤プレスセン
タークリニック(東京都千代田
区)の中澤英樹院長に聞きまし
た。乳腺の働きは、母乳を作り
分泌することです。 女性ホル
モンの増減によって子宮内膜が
厚くなったり剥がれ落ちたりす
るように、乳腺も機能的・構造
的な変化を繰り返し妊娠や出産、
授乳でその変化はさらに大きな
ものになります。
ただ、月経周期に伴う乳腺の
変化は、乳腺全体に均一に起こ
るわけではありません。部分的
に変化が強かったり、元に戻り
きらないうちに次の変化が起き
たりすることもあります。中澤
院長は「痛みを感じる、しこり
ができる、乳頭から分泌物が出
るなどいわゆる乳腺症と呼ばれ
る症状は、乳腺の構造が不均一
になることで生じるのです」と
説明しています。

これらの症状は、乳ガンでも
見られます。そのため各種検査
で乳ガンなどの病気ではない事
が明らかになった場合に乳腺症
と診断されます。いわゆる除外
診断ですね。 「乳腺症とは、
乳腺の生理的な変化に伴って起
こるさまざまな症状のことです。
異常がないときに便宜的に用い
られる名称で、病気ではありま
せん」乳腺症は病気ではないの
で治療の対象にはなりませんが、
痛みを緩和する薬はあります。
ただ、女性ホルモンの作用を抑
制するため、にきびの発症など
の副作用もあります。「美容的
なマイナス面を含め乳腺症につ
いて丁寧に説明すると、薬はい
らないという方がほとんどです」
と中澤院長は言っています。

乳ガンは乳腺の細胞から発生
するため、以前は乳腺症が進行
すると乳ガンになると考えられ
ていましたが、現在では、その
見解はほぼ否定されています。
同院長も「乳腺症と診断されて
いたずらに不安になることはあ
りません」と指摘します。

その上で「ただし、乳ガンに
ならないと保証されたわけでも
ない。今や日本人女性の20人
に1人は乳ガンになると言われ
ており、乳房の検査を定期的に
受けるとともに、入浴時にせっ
けんをつけた手で直接乳房を洗
うようにして、日頃からセルフ
チェックすることが大切です」
とアドバイスしています。

乳腺症について解説している、

動画です。

 
 


 
 
歩哨の将兵の給与が保証され
た。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 ガン組織内遺伝子変異検出する検査を全自動化

 
 
 
 
 
 
シスメックス株式会社と凸版
印刷株式会社と株式会社理研ジ
ェネシスは8月30日、ガン組織
内の遺伝子変異を検出する検査
を全自動化する「研究用遺伝子
測定装置LW-100」および関連試
薬群を開発、同システムの研究
用としての提供を開始すること
を発表しました。

近年の個別化医療の進展に伴い、
ガン治療では遺伝子検査の結果
に基づき診断や治療薬選択が行
われるケースが増えており診断
ガイドラインにおいても遺伝子
検査の利用が推奨されています。

ガン患者さんの術後の治療法選
択時には、手術で採取したガン
組織内の遺伝子変異を調べる検
査が実施されますが従来の方法
では、核酸抽出から遺伝子増幅
(PCR )の工程でサンプル・試
薬分注など多くの手作業が必要
なため遺伝子検査は専門の検査
センターに委託されるケースが
多く、治療法確定には時間がか
かっていました。しかし、早期
治療開始の流れを受け、遺伝子
検査の院内検査化とそれに伴う
検査の標準化が、求められてい
ます。

シスメックスと凸版印刷と理研
ジェネシスは、ガン遺伝子検査
の標準化を目指した提携を2014
年6月に開始しました。シスメ
ックスが保有する試薬開発力お
よびシステム化技術、凸版印刷
の保有する遺伝子変異検出チッ
プおよび消耗品開発技術、理研
ジェネシスの、遺伝子変異解析
技術を活用して、ガン組織標本
を用いた遺伝子検査を自動化す
るシステムの共同開発を進めて
きました。

3社はLW-100により、ガン組織
標本のパラフィン溶解から核酸
抽出および精製、遺伝子増幅、
測定結果表示までの工程を自動
化するシステムの研究市場への
導入を開始しました。手作業を
含めた全工程を自動化すること
で検査の煩雑さを解消し、検査
の標準化に貢献するということ
です。

また、LW-100と同時に導入する
肺ガンの主要バイオマーカーEG
FR遺伝子変異の検出チップ「LW
-100 EGFR 研究用試薬」は検出
対象の遺伝子変異を、特異的に
増幅するBNAクランプPCR法を採
用しており、EGFR遺伝子変異の
高感度測定を実現します。

3社は同システムの国内の研究
市場への導入により、臨床用途
での実用化および遺伝子検査の
標準化に向けた取り組みを加速
するとともに、今後は、グロー
バルで、製薬企業や医療機関と
連携して、コンパニオン診断薬
の開発を進めていく方針として
います。

ガン遺伝子、ガン原遺伝子、が

ン抑制遺伝子について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
特異的に増幅する行程が得意
とする機械。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
月経周期に伴う乳腺の変化は、
乳腺全体に均一に起こるわけで
はなく、部分的に変化が強かっ
たり、元に戻りきらないうちに
次の変化が起きたりすることが
あり、痛みを感じる、しこりが
できる、乳頭から分泌物が出る
などいわゆる乳腺症と呼ばれる
症状は、乳腺の構造が不均一に
なることで生じるとされていま
す。乳腺症と診断されていたず
らに不安になることはないと言
いつつ乳ガンにならないと保証
されたわけでもなく、今や日本
人女性の20人に1人は乳ガン
になると言われていることから、
乳房の検査を定期的に受けると
ともに、入浴時にせっけんをつ
けた手で直接乳房を洗うように
して、日頃からセルフチェック
することが大切としているのは、
油断しては、いけないと言う事
でしょう。
ガン組織内の遺伝子変異を検
出する検査を全自動化する「研
究用遺伝子測定装置LW-100」お
よび関連試薬群を開発、同シス
テムの研究用としての提供を開
始することを発表したのは喜ば
しいことです。ガン患者さんの
術後の治療法選択時には、手術
で採取したガン組織内の遺伝子
変異を調べる検査が実施されま
すが従来の方法では、核酸抽出
から遺伝子増幅(PCR )の工程
でサンプル・試薬分注など多く
の手作業が必要なため、遺伝子
検査は、専門の検査センターに
委託されるケースが多く、治療
法確定には時間がかかっていた
ことを考えれば、自動化した事
で、時間が短縮され、ヒューマ
ンエラーも減って、患者さんの
不安解消に役立つと考えられま
す。同じような自動化で尿検体
の線虫による、ガン検診の例が
ありますが、この場合も効率化
で、市場販売のめどが立った事
が知られています。

委託は金銭的には痛くないが、
時間的には、痛い。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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