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2019-07-26 01:55:23

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診療マル秘裏話  号外Vol.1286 平成30年9月21日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)新規の結核患者全体の7割が60歳以上と判明
2)夢を見ないマウスを遺伝子操作で作る事に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 新規の結核患者全体の7割が60歳以上と判明

 
 
 
 
 
 
 
 
昨年、新たに結核を発症した
患者さんについて、厚生労働省
は8月28日、90歳以上の患者数
が、1900人を超えて過去最多を
更新したと発表しました。新規
患者さん全体の7割が60歳以上
で、厚労省は近く、高齢者施設
に対し、検査などを呼びかける
初の通知を出す方針です。

発表によると昨年新たに登録
された結核患者さんは前年比8
36人減の1万6789人。年代別
では80歳代が4822人(29%)と
最も多く、70歳代3187人(19%)、
60歳代2024人(12%)、90歳以
上1904人(11%)と続きました。

厚労省によると、結核が蔓延
していた戦後の混乱期に感染し
て発症しなかった人が、高齢に
なって免疫力が低下し、発症す
るケースが多いとされています。
同省結核感染症課の担当者は「
薬を飲めば治るので、検査を受
けてほしい」と話しています。

国内での外国人の結核患者も
前年比192人増えて1530人と
過去最多となりました。アジア
諸国からの外国人が多く、年代
別では20歳代が774人と最も
多く前年比62人増でした。

世界では、小児の多剤耐性結核

菌の患者さんもおられます。

 
 
 


 
 
結核は、軍隊の欠格事由だっ
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 夢を見ないマウスを遺伝子操作で作る事に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
 
寝ているときに夢を見ないマ
ウスを遺伝子操作でつくること
に、理化学研究所などのグルー
プが成功しました。人間にもあ
る睡眠との関係が深い遺伝子を
特定したことで、睡眠障害など
の治療薬開発につながる可能性
があるということです。8月28
日付の米科学誌セルリポーツで
発表します。

睡眠には、体も脳も休んでい
る「ノンレム睡眠」と、体は寝
ていますが、脳は起きている「
レム睡眠」の二つがあります。
レム睡眠のときには夢を見たり、
記憶が固定されたりすることが
知られています。

理研生命機能科学研究センタ
ーの上田泰己チームリーダー(
薬理学)らは、「Chrm1」
と「Chrm3」という二つの
遺伝子が、睡眠との関係が深い
ことを発見しました。片方を持
たないマウスでは、1日の睡眠
時間が通常より82~118分
短かいという結果がでました。

脳波などで詳しく調べると、
両方ないマウスでは、通常のマ
ウスだと72分あったレム睡眠
の時間がほぼゼロでした。「1」
のないマウスはレム睡眠とノン
レム睡眠の両方が減り、「3」
のないマウスはノンレム睡眠だ
けが少いと言う結果でした。

レム睡眠をしないマウスは、
記憶力が通常より悪かったので
すが、生きる上では支障があり
ませんでした。二つの遺伝子は
人間にもあるということです。
上田さんは「睡眠障害の治療薬
開発が進むと期待できる」とし
ている。論文はウェブサイト(
doi.org/10.1016/j.ce
lrep.2018.07.082別ウインドウ
で開きます)で読めます。

猫のレム睡眠について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
上田さんの能力は、他の人の
能力より上だ。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
昨年、新たに結核を発症した
患者さんについて、厚生労働省
は8月28日、90歳以上の患者数
が、1900人を超えて過去最多を
更新したと発表したのは由々し
きことです。新規患者さん全体
の7割が60歳以上で、厚労省は
近く、高齢者施設に対し、検査
などを呼びかける初の通知を出
す方針ということですが、一方
で同省結核感染症課の担当者が
「薬を飲めば治るので、検査を
受けてほしい」と話していると
いうのは認識が甘すぎると言え
ます。初の感染から超多剤耐性
結核菌という場合もあり得るの
ですから、必ずしも薬を飲めば
治ると言い切れません。 また
このような甘い認識を高齢者に
伝えると抗結核薬の内服はいい
加減でも助かるというように、
解釈されてしまい結果、超多剤
耐性結核菌による結核の発症が
増えると考えられます。
寝ているときに夢を見ないマ
ウスを遺伝子操作でつくること
に、理化学研究所などのグルー
プが成功したのは、素晴らしい
業績です。「Chrm1」と「
Chrm3」という二つの遺伝
子が、睡眠との関係が深いこと
を発見し、片方を持たないマウ
スでは、1日の睡眠時間が通常
より82~118分短かいとい
う結果が出たことを見つけただ
けでも、凄い発見だと思います。
脳波などで詳しく調べると両方
ないマウスでは、通常のマウス
だと72分あったレム睡眠の時間
がほぼゼロで、「1」のないマ
ウスはレム睡眠とノンレム睡眠
の両方が減り、「3」のないマ
ウスはノンレム睡眠だけが少い
と言う結果が出たのも興味深い
と感じました。二つの遺伝子は
人間にもあるので、睡眠障害の
治療薬開発が、進むことを切に
希望したいと思います。

夢のないマウスは記憶力が悪
いが、夢のない人間は、ロマン
がない。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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