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2019-06-26 00:13:36

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診療マル秘裏話  号外Vol.1261 平成30年8月23日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)早期の胃ガンを,8割以上の割合で判別できるAI
2)九州国際重粒子線ガン治療センターが一般公開

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 早期の胃ガンを,8割以上の割合で判別できるAI

 
 
 
 
 
 
 
 
色や形が多彩で判別が難しい
とされる早期の胃ガンを、8割
以上の割合で判別できるAI(人
工知能)システムを開発したと、
理化学研究所と国立ガン研究セ
ンター東病院の研究チームが、
米国で開かれた医工学系学会で
発表しました。

研究チームは、内視鏡で撮影
した早期の胃ガンの画像100
枚と、正常な胃の画像100枚
を細かく裁断するなど加工し、
データ量を増やし、それぞれの
ガンの有無をAIに学ばせました。

そのうえで、学習に使ってい
ない1万枚の胃の画像(早期胃
ガン5000枚を含む)について、
ガンの有無を判別させたところ、
正しかったのは87.7%。ガンな
のに正常と誤ったケースは1割
以上ありました。

チームによると学習用の膨大
な元データなしで高い判別能力
を実現した点に意義があるとい
うことです。AIは学習データが
増えるほど精度が上がるため、
良質なデータを蓄積することで
更に精度アップが期待できます。

内視鏡AIについて解説している

動画です。

 
 


 
 
 
制度運用の精度をアップする。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 九州国際重粒子線ガン治療センターが一般公開

 
 
 
 
 
 
 
鳥栖市原古賀町の九州国際重
粒子線ガン治療センター(サガ
ハイマット)が7月21日、一般
公開されました。4月から前立
腺と頭頸(けい)部のガンなど
に公的医療保険が適用され、サ
ガハイマットを受診する患者さ
んが急増していることもあり、
この日は全国各地から約300
人の見学者が訪れました。

サガハイマットは九州初の重
粒子線によるガン治療施設。20
13年5月に開設し、これまで27
00人を超す患者が治療を受けて
います。昨年は645人を治療
し、全国14の粒子線治療施設で
最多となりました。前立腺の他、
肝臓や肺、膵臓(すいぞう)、
咽頭や甲状腺などの頭頸部、骨
や筋肉・脂肪等の骨軟部の腫瘍
やガンの治療にあたっています。

3月から次世代型3次元スキ
ャニング照射装置と呼ばれる、
複雑な形状のガンにピンポイン
トで重粒子線を当てる治療室C
が稼働しています。放射線治療
専門医を5人から6人体制に増
強しました。昨年は月に約80人
だった患者数は、同装置導入後
に急増し、今年5月は約180
人でした。

一般公開は毎年7月の機器メ
ンテナンスに合わせて実施しま
した。見学者はふだんは入れな
い治療室やガン細胞を破壊する
重粒子線を発生させる加速器室
等で担当者の説明を受けました。

見学者からは「治療時間はど
れくらい」「胃ガンは治療でき
ないのか」などの質問が相次ぎ、
担当者は「照射時間は1~5分
で、早い人は10~15分で治療室
を出る」「動きが予測できない
胃などの臓器は照射が難しい」
と回答しました。熱心にメモを
取っていました。

長崎市から顧客約50人と来た
という生命保険会社の峯富美子
さんは「生命保険商品に先進医
療特約があり、顧客に重粒子線
治療を知ってもらいたいと思っ
て来た」と話していました。開
設から5年がたち、新たな治療
室も稼働したサガハイマットの
中川原章理事長に重粒子線治療
の状況と展望を聞きました。

炭素原子を使う重粒子線は、
陽子線の12倍の重さがあり、が
んを破壊する効果が高いそうで
す。照射回数が少なくていいの
が一番のメリットです。前立腺
ガンの場合、陽子線だと32回の
照射をしますが重粒子線では12
回です。全国にはもっと回数を
減らしている施設もあり、医療
機関のコストや、患者さんへの
負担が減らせます。

ガンの中でも最も厳しい膵臓
(すいぞう)ガンへの効果が高
いことも分かってきました。膵
臓は細胞内の酸素が他の臓器よ
り少なく、そうした環境では、
ガン細胞がより悪性となりやす
いのですが、重粒子線は酸素が
少ない環境で効果を発揮します。
頭頸部のガンは切除手術をすれ
ば食べられなくなったり、話が
できなくなったりしますが重粒
子線治療を施した場合、免疫の
低下などの後遺症が少ないこと
もメリットで、高齢者に向いて
いるといえます。

全国の粒子線治療施設で連携
して、統一のプロトコル(治療
実施計画)に基づいて臨床を行
っています。11月10、11
日には、佐賀市で粒子線治療の
国際シンポジウムがあり、世界
の研究者が訪れます。そこでア
ピールできるような、重粒子線
治療の科学的なエビデンス(証
拠)を積み重ねて、国民のため
になることがサガハイマットの
使命だと思っています。

サガハイマットの広報用DVDの

動画です。

 
 


 
 
使命を持った人の氏名を知る。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
色や形が多彩で判別が難しい
とされる早期の胃ガンを、8割
以上の割合で判別できるAI(人
工知能)システムを開発したと
発表したのは、偉大な業績です。
早期の胃ガンが見つかれば手術
(特に内視鏡手術)で切除が、
可能になり、完治に繋がり易い
ということだと思います。チー
ムによると学習用の膨大な元デ
ータなしで高い判別能力を実現
した点に意義があるということ
で8割の診断率でも一割誤診が
あったとしても、有意義という
判断でしょう。AIは学習データ
が増えるほど精度が上がるため、
良質なデータを蓄積することで
更に精度アップが期待できる「
ディープラーニングというそう
です」ので良質なデータを蓄積
することで、更に精度アップを
期待したいと思います。
九州国際重粒子線ガン治療セ
ンター(サガハイマット)が7
月21日、一般公開されたという
のは喜ばしいことです。4月か
ら前立腺と頭頸部のガンなどに
公的医療保険が適用され、サガ
ハイマットを受診する患者さん
が急増しているということです
から益々サガハイマットは繁栄
発展していくことでしょう。し
かし、当クリニックでも重粒子
線の治療を行ったものの再発し、
腹膜播種から腹水がたまるとい
う状態になった患者さんが過去
おられました。その方は、現在
経済的理由で来院されなくなっ
てしまったので、残念ですが、
非常に当クリニックのAWG 治療
に反応して成果が上がっていま
した。腹水がたまる事態になっ
てしまうと重粒子線は適応外と
なってしまうため、その方は、
二度と重粒子線の治療を受ける
ことはないと思われます。

八点の作品から発展して展覧
会を開くことになった。笑

 
 
 
 
 
 
 
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