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2019-06-20 00:40:56
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診療マル秘裏話 Vol.712 平成29年8月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
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目次
1)脳のしわが複雑だと統合失調症発症ﾘｽｸ が高い
2)女性約1万人を追跡調査し遺伝性ガンﾘｽｸを推定
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】 脳のしわが複雑だと統合失調症発症ﾘｽｸ が高い
脳のしわが複雑に入り組みす
ぎていると統合失調症の発症リ
スクが高い可能性があることを
明らかにしたと、富山大病院の
鈴木道雄教授（精神神経科学）
らのグループが７月11日付の米
医学誌電子版に発表しました。
東京大、東北大等との共同研究
です。
統合失調症は、幻覚や妄想等
さまざまな症状を伴う精神疾患
です。早期の発見、治療が有効
とされ、グループは「統合失調
症の早期診断につながる一歩に
なれば」と期待しています。
グループは、発症リスクが高
いとされる104人と、健常者104
人について、脳のMRI のデータ
を収集しました。発症リスクが
高い人の方が、大脳皮質の広い
範囲でしわが複雑に入り組んで
いました。
統合失調症や双極性障害は、病
原体によって起こると主張して
いる動画です。新しいウイルス
に対する対策もあるということ
で興味を持ちました。
犯意を催す範囲。笑
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2】 女性約1万人を追跡調査し遺伝性ガンﾘｽｸを推定
ＢＲＣＡ１という遺伝子に、
変異がある女性は、８０歳まで
に乳ガンと診断される確率は72
％との推定を、英国などの国際
研究チームが、米医師会雑誌に
発表しました。診断から２０年
以内に反対側の乳房もガンにな
る確率は40％でした。また、80
歳までに卵巣ガンになる確率は
44％とされました。
一方、ＢＲＣＡ２という遺伝
子に、変異がある場合、乳ガン
発症の確率は６９％、反対側の
乳房もガンになる確率は２６％
でした。卵巣ガンの確率は１７
％でした。
両遺伝子は本来、ガンを抑制
しますが、変異があるとガンの
リスクが高まります。 研究は
欧州などの女性約１万人を追跡
調査しました。既存の研究に比
べ、精密な推定ができたという
ことです。
遺伝性乳ガン、卵巣ガンについ
て解説している動画です。
国債を国際研究チームが購入
する。笑
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編集後記
脳のしわが複雑に入り組みす
ぎていると統合失調症の発症リ
スクが高い可能性があることを
明らかにしたのは、素晴らしい
業績です。私が子供の頃の記憶
では、脳のしわが多い程、天才
に近くなるということがまこと
しやかに言われていました。確
かに、天才と統合失調症の間は、
紙一重と言えなくもありません
が、最近の脳科学の進歩は精神
疾患のリスクすら正確に指摘す
ることができると感心しました。
遺伝子変異になる前はガンを
抑制する働きを持ち、遺伝子の
変異があるとガンになる確率が
増えるというのは、本当に恐ろ
しい結果だと考えています。こ
のような遺伝子の変異が起こら
ないようにすることを具体的に
示すことができれば、遺伝子に
変異があった人も安心できるの
ではないかと考えました。不安
を煽る遺伝子検査であっては、
ならないと私はつねづね考えて
いる次第です。
至適で私的な指摘を行う。笑
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