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2019-06-16 23:17:08

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診療マル秘裏話  号外Vol.1253 平成30年8月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)沖縄県は、県アルコール 健康障害対策推進計画策定
2)内視鏡手術は、肝臓膵臓等の手術にも適用拡大

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 沖縄県は、県アルコール 健康障害対策推進計画策定

 
 
 
 
 
 
 
県民に適正飲酒を促し、アル
コール依存症を、はじめとする
疾患予防や飲酒運転などの未然
防止を図ろうと、沖縄県はこの
ほど「県アルコール健康障害対
策推進計画」を初めて策定しま
した。2022年度までの5年
間で、生活習慣病のリスクが高
まる飲酒量の県民の割合を半減
させるなど7項目で具体的な数
値目標を掲げます。 県計画は、
適度な飲酒量などの知識の普及
を徹底し、将来にわたるアルコ
ール健康障害の発生を予防する
ことや、アルコール健康障害の
予防・相談・治療・回復に至る
切れ目ない支援体制の整備を重
点課題に掲げています。

県や市町村、教育機関、県警、
医療機関、民間団体、酒類販売
事業者などが連携して取り組み
ます。

数値目標としては(1)生活
習慣病のリスクが高まる飲酒量
を飲む人の割合を、16年の男
性28%(全国14・6%)か
ら13・3%に、女性の32・
3%(同9・1%)を15・2
%に低減する(2)男性でビー
ル中瓶1本、女性は、その半分
程度の「適正な飲酒量」の認知
度アップに努める(3)未成年
者の飲酒割合を現状の男女2~
2・5%からゼロにする(4)
妊娠中の飲酒を1.4%からゼロに
する(5)各保健所管内にアル
コール関連問題の相談拠点を整
備する-など7項目を掲げてい
ます。

沖縄は肝疾患による年齢調整
死亡率が男女ともに全国ワース
トで、アルコール性肝疾患の死
亡率が男女ともに全国の2倍超
となっています。

県の糸数公保健衛生統括監は
「不適切な飲酒による県民のア
ルコール健康被害の状況はかな
り深刻だ。適正飲酒を広くアピ
ールし未然防止に努めるととも
に、依存症患者らを地域で支え
る体制づくりを進めていきたい」
と話した。

生活習慣病のリスクが高まる
飲酒量 1日当たりの純アルコ
ール量で男性40グラム以上、
女性20グラム以上と定義され
ます。具体的には男性がビール
中瓶(500ミリリットル)2
本分で、女性は、同1本分程度
です。

アルコール依存症について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
帽子の脱落防止策。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 内視鏡手術は、肝臓膵臓等の手術にも適用拡大

 
 
 
 
 
 
 
 
1990年代初頭に日本に導入さ
れ、様々な臓器の手術に適応を
拡大し、活用されるようになっ
た「腹腔・胸腔鏡下手術」。一
般的には内視鏡手術という呼び
方もなじみがあり、多くの分野
で開腹・開胸手術と並ぶ術式と
なっています。傷口を小さくで
きるので患者さんの負担が軽減
されるなどのメリットは大きい
と言えます。導入当初からこの
手術に取り組んできた慶応大学
病院(東京都新宿区)院長の北
川雄光教授(消化器外科)はこ
れまでの実績を踏まえ、「制約
された視界の中で、入り組んだ
血管や胆管・膵管の処理が難し
いとされた肝臓や体の奥にある
膵臓などの手術にも適用が拡大
されていくだろう」と将来への
展望を示しています。 同時に、
「手術する医師側には、十分な
経験と知識、専用機材の使用に
熟達することなどが欠かせない」
と指摘しています。腹腔鏡手術
は、基本的に患者さんの体に、
直径数ミリから1センチ程度の
小さな穴を複数開けます。次に、
先端に高感度カメラを装着した
腹腔内視鏡と、先端部に鉗子や
はさみなどを装着したマジック
ハンドのような機材をこの穴か
ら差し込み、カメラからの映像
を見ながら機材を操作し患部の
切除や縫合を行います。カメラ
や機材を動かす空間を作るため、
多くの場合は穴から炭酸ガスを
送り込んで患部周辺を膨張させ
ることが多いそうです。

皮膚を切り裂いて患部を露出
させて執刀する、開腹(開胸)
手術に比べて傷口は小さいこと
が知られています。更に、周囲
の臓器への影響も少ないなど、
患者さんに対する負担は小さい
とされています。一方で、導入
当初は肉眼に比べ視野が制限さ
れることやマジックハンドの操
作性、手術をする医師の技量や
支援体制などの課題もあったが、
年々進歩を重ねてきました。「
私が医者になった1980年代後半
には、手術例は海外では報告さ
れていたが、日本では安全性等
が疑問視されていた。1987年に
比較的術式が単純な胆嚢(たん
のう)摘出手術に世界で初めて
の腹腔鏡手術が海外で行われ、
導入された後、90年代前半に
は国内でも導入する施設が増え、
適用範囲も拡大された。それで
も大学や施設によって取り組み
に温度差があった。当時の慶応
の外科は非常に積極的で、若手
医師はそれぞれの臓器でどこま
で内視鏡下手術ができるか必死
に取り組んだ」と北川院長は、
述べています。

北川院長によると、当時は、
現在と比べて腹腔鏡の解像度が
低く、鉗子やメスなどの機材の
操作性にも問題がありました。
そういう状況の中で、少しずつ
工夫を繰り返し、一つ一つ症例
を積み重ねて成果を上げていく
ことで、腹腔鏡手術の評価を高
めていったそうです。「この積
み重ねられた努力が、適用され
る臓器や手術法の拡大につなが
ってきたと確信している」と北
川院長は言っています。

内視鏡の検査と手術について、

解説している動画です。

 
 


 
 
 
氷菓の評価が気になる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
県民に適正飲酒を促し、アル
コール依存症を、はじめとする
疾患予防や飲酒運転などの未然
防止を図ろうと、沖縄県はこの
ほど「県アルコール健康障害対
策推進計画」を初めて策定した
というのは素晴らしい試みだと
思います。しかしながら、アル
コール依存症の治療は、難しく
一旦依存に陥った人を正常に戻
すより、依存症に陥らないよう
に予防することが大事であると
思います。 また依存症を扱う、
精神神経科と消化器内科の連携
も必須であると認識しています。
1990年代初頭に日本に導入さ
れ、様々な臓器の手術に適応を
拡大し、活用されるようになっ
た「腹腔・胸腔鏡下手術」。一
般的には内視鏡手術という呼び
方もなじみがあり、多くの分野
で開腹・開胸手術と並ぶ術式と
なっているのは喜ばしいことで
す。加えて傷口を小さくできる
ので患者さんの負担が軽減され
るなどのメリットは大きいとさ
れています。「制約された視界
の中で、入り組んだ血管や胆管・
膵管の処理が難しいとされた肝
臓や体の奥にある膵臓等の手術
にも適用が拡大されていくだろ
う」と北川教授が述べているの
も明るい兆しです。ただ、慈恵
医大の事件の様に未熟な医師が
単独で担当することだけはやめ
て頂きたいと思います。

アルコール依存症の治療に、
異存はない。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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