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2019-05-31 00:20:12

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診療マル秘裏話    号外Vol.1238 平成30年7月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)血液細胞が、ガン化し増殖する分子メカニズム
2)加齢で唇真皮の血管が減少ソウハクシエキスで血管再生

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 血液細胞が、ガン化し増殖する分子メカニズム

 
 
 
 
 
 
 
 
 
順天堂大学は、骨髄増殖性腫
瘍患者に見いだされたCALR
遺伝子の変異によって血液細胞
がガン化し増殖する分子メカニ
ズムを明らかにしました。その
作用機序を標的とした創薬の可
能性も示されたということです。
根本的な治療法がなかった骨髄
増殖性腫瘍の、効果的な治療薬
開発が期待されます。

細胞内にシグナルを伝達する
受容体蛋白質MPLとの結合に
必要な変異型CALR蛋白質の
構造変化が、複数の変異型CA
LR蛋白質同士の結合によって
引き起こされていることが分か
りました。結合部位に競合して
結合する蛋白質を大量に発現さ
せて変異型CALR蛋白質同士
の結合を阻害し多量体化を防い
だところ、ガン化に必要なMP
Lの活性化の減弱を確認しまし
た。変異型CALR蛋白質同士
の結合を効率的に阻害する物質
がCALR遺伝子変異で発症し
た骨髄増殖性腫瘍の治療に有効
であることを示しています。

成果は、英科学誌ネイチャー
系列誌の「Leukemia」
(オンライン版)で公開されま
した。

慢性骨髄性増殖性腫瘍の発症の

メカニズムについて研究してい

る研究室の動画です。

 
 


 
 
 
論文の公開で後悔した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 加齢で唇真皮の血管が減少ソウハクシエキスで血管再生

 
 
 
 
 
 
 
 
ポーラ化成工業は、加齢にと
もない唇の真皮の血管が減少す
る事、ソウハクヒエキスに血管
再生促進効果があることを見い
だしました。血管が減少すると、
唇の赤味低減などにつながると
みられています。ソウハクヒエ
キスを配合した、唇用化粧料の
使用で血色向上といった面から、
より生き生きした唇に導けると
し、今秋発売するポーラの商品
などに成果を活用していきます。

唇の色味や状態はその人の顔
印象を左右し、組織のすみずみ
まで酸素や栄養を届ける血管の
影響を受けると考えられます。
しかし、唇内部の加齢変化につ
いてはあまり知られていません
でした。今回、20~70代の唇の
組織断面で真皮中の血管面積を
解析しました。 年齢とともに
血管が減少することが分かりま
した。そのため赤味が損なわれ、
酸素や栄養の供給は低下し組織
の維持・修復が滞るとみていま
す。

長くしっかりした血管を作る
には、細胞同士がつながり合う
能力を高める必要があります。
培養した血管内皮細胞を用いて、
細胞同士のつながりを促進する
エキスを探索しました。ソウハ
クヒから抽出したエキスにその
効果を見いだしました。同エキ
スにより血管再生が促され、唇
の血色や真皮状態の向上が見込
めるということです。

正しい漢方薬の使い方について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
真皮の状態が神秘的だ。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
私が医学生の頃、血液細胞が
ガン化し増殖する分子メカニズ
ムは皆目見当がつかないという
状態でした。一粒万倍の血液の
細胞に憧れて、血液内科に入局
した時も、まだ何もわかってお
らず、特に慢性骨髄性白血病に
至っては、加速相に入ると腫瘍
量をコントロールするだけとな
っていました。今現在は、グリ
ベック等の分子標的薬が存在し
根本的治療も視野に入るという
状態になっています。 その中
で慢性骨髄性白血病だけではな
く全ての骨髄増殖性腫瘍に対し
有効な薬剤が誕生する可能性が
あると言うのですから、本当に
昔、不可能と言われていたこと
でも、技術革新で可能になって
しまうのだと意識を新たにしま
した。
加齢にともない、唇の真皮の
血管が減少する事、ソウハクヒ
エキスに血管再生促進効果があ
ることを見いだしたのは偉大な
業績です。唇の赤味は、若さの
象徴とされているので、化粧品
を売る立場としては、ウハウハ
の現象が生じているのではない
でしょうか?ソウハクヒエキス
を配合した、唇用化粧料の使用
で血色向上といった面から、よ
り生き生きした唇に導けるとし、
今秋発売するポーラの商品など
に成果を活用していくという事
ですから、なかなか商魂逞しい
と思われます。ただ唇の赤味よ
りは、つやとか輝きを出すグロ
スの方が、男性を引き付けると
いう噂もあるので、赤味とつや
と輝き両面での口紅の登場を、
期待したいと願う次第です。

勝つように活用した監督交代。


 
 
 
 
 
 
 
 
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