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診療マル秘裏話    Vol.709 平成29年7月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)神経変性疾患の脳神経細胞の細胞死抑制蛋白質
2)酒に強いタイプの遺伝子を持つ人は痛風リスクが2倍

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 神経変性疾患の脳神経細胞の細胞死抑制蛋白質

 
 
 
 
 
 
 
アルツハイマー病などの神経
変性疾患と似た状態のショウジ
ョウバエで、脳神経細胞が死ぬ
のを抑える蛋白質を発見したと、
国立長寿医療研究センターや、
国立遺伝学研究所、首都大東京
の研究チームが6月19日付の米
科学誌デベロップメンタル・セ
ルに発表しました。
この蛋白質「EDEM」をつ
くる遺伝子は人にもあり、新た
な治療法を開発する手掛かりに
なるということです。
実験対象のショウジョウバエ
は、脳神経細胞にある小胞体と
呼ばれる袋状器官に異常な蛋白
質が蓄積し、神経変性疾患に似
た運動機能の低下や神経細胞死
がみられます。研究チームが脳
神経細胞で生み出されるEDE
Mを人為的に約2倍に増やすと、
異常な蛋白質の蓄積量が減り、
神経細胞死を抑制できました。
小胞体は神経以外の細胞にも
あり、EDEMを筋肉細胞で増
やすと、老化に伴う運動機能の
低下を遅らせ、腸の細胞で増や
すと寿命を小幅に延ばす効果が
あったということです。

神経細胞を成長させる方法につ

いての動画です。

 
 


 
 
神経変性疾患の治療チームを
編成する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 酒に強いタイプの遺伝子を持つ人は痛風リスクが2倍

 
 
 
 
 
 
 
 
酒に強いタイプの遺伝子を持
つ人は、たとえ酒を飲まなかっ
たとしても、痛風になるリスク
が酒に弱い人より2倍近く高い
との研究成果を防衛医大(埼玉
県)や名古屋大などのチームが
まとめ、6月20日までに英科学
誌に発表しました。

飲酒は痛風を引き起こす原因
の一つです。酒に強い人は飲酒
量が多いため、痛風になりやす
いと推測されていましたが飲酒
とは関わりなく遺伝子の働きが
影響している事が示されました。

防衛医大の松尾洋孝講師は「
酒に強い体質の人は、酒を控え
るだけでなく、食事にも気を付
けて痛風の予防に取り組んでほ
しい」と話しています。

アルコール代謝について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
体質が合わないため退室した。


 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
アルツハイマー病などの神経
変性疾患と似た状態のショウジ
ョウバエで、脳神経細胞が死ぬ
のを抑える蛋白質を発見したの
は偉大な業績です。EDEMを
筋肉細胞で増やすと、老化に伴
う運動機能の低下を遅らせ、腸
の細胞で増やすと寿命を小幅に
延ばす効果があったということ
ですから、抗老化や寿命延長に
関係する蛋白質であると推測で
きます。動物実験で成功してい
るなら速やかな臨床試験の実施
を期待したいと思います。
酒に強いタイプの遺伝子を持
つ人は、たとえ酒を飲まなかっ
たとしても、痛風になるリスク
が酒に弱い人より2倍近く高い
との研究成果が発表されたのは、
素晴らしい業績です。酒豪と称
される人達は、常に痛風の危険
と背中合わせであることを認識
すべきであると、思われます。
酒に強いタイプの遺伝子を持つ
と思われる人の、高尿酸血症の
治療で、難渋しているケースを
経験しました。薬剤を投与する
と痛風発作を起こし、薬剤をや
めていると腎機能の低下が認め
られるというジレンマが存在す
る患者さんです。なんとか尿酸
値のコントロールがつけられる
よう生活習慣の改善をしてもら
うようにお願いしてみるしかな
いと考える次第です。

何重もの包囲網で難渋した。


 
 
 
 
 
 
 
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