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2019-05-29 23:43:40

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診療マル秘裏話    Vol.709 平成29年7月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)神経変性疾患の脳神経細胞の細胞死抑制蛋白質
2)酒に強いタイプの遺伝子を持つ人は痛風リスクが2倍

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 神経変性疾患の脳神経細胞の細胞死抑制蛋白質

 
 
 
 
 
 
 
アルツハイマー病などの神経
変性疾患と似た状態のショウジ
ョウバエで、脳神経細胞が死ぬ
のを抑える蛋白質を発見したと、
国立長寿医療研究センターや、
国立遺伝学研究所、首都大東京
の研究チームが6月19日付の米
科学誌デベロップメンタル・セ
ルに発表しました。
この蛋白質「EDEM」をつ
くる遺伝子は人にもあり、新た
な治療法を開発する手掛かりに
なるということです。
実験対象のショウジョウバエ
は、脳神経細胞にある小胞体と
呼ばれる袋状器官に異常な蛋白
質が蓄積し、神経変性疾患に似
た運動機能の低下や神経細胞死
がみられます。研究チームが脳
神経細胞で生み出されるEDE
Mを人為的に約2倍に増やすと、
異常な蛋白質の蓄積量が減り、
神経細胞死を抑制できました。
小胞体は神経以外の細胞にも
あり、EDEMを筋肉細胞で増
やすと、老化に伴う運動機能の
低下を遅らせ、腸の細胞で増や
すと寿命を小幅に延ばす効果が
あったということです。

神経細胞を成長させる方法につ

いての動画です。

 
 


 
 
神経変性疾患の治療チームを
編成する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 酒に強いタイプの遺伝子を持つ人は痛風リスクが2倍

 
 
 
 
 
 
 
 
酒に強いタイプの遺伝子を持
つ人は、たとえ酒を飲まなかっ
たとしても、痛風になるリスク
が酒に弱い人より2倍近く高い
との研究成果を防衛医大(埼玉
県)や名古屋大などのチームが
まとめ、6月20日までに英科学
誌に発表しました。

飲酒は痛風を引き起こす原因
の一つです。酒に強い人は飲酒
量が多いため、痛風になりやす
いと推測されていましたが飲酒
とは関わりなく遺伝子の働きが
影響している事が示されました。

防衛医大の松尾洋孝講師は「
酒に強い体質の人は、酒を控え
るだけでなく、食事にも気を付
けて痛風の予防に取り組んでほ
しい」と話しています。

アルコール代謝について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
体質が合わないため退室した。


 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
アルツハイマー病などの神経
変性疾患と似た状態のショウジ
ョウバエで、脳神経細胞が死ぬ
のを抑える蛋白質を発見したの
は偉大な業績です。EDEMを
筋肉細胞で増やすと、老化に伴
う運動機能の低下を遅らせ、腸
の細胞で増やすと寿命を小幅に
延ばす効果があったということ
ですから、抗老化や寿命延長に
関係する蛋白質であると推測で
きます。動物実験で成功してい
るなら速やかな臨床試験の実施
を期待したいと思います。
酒に強いタイプの遺伝子を持
つ人は、たとえ酒を飲まなかっ
たとしても、痛風になるリスク
が酒に弱い人より2倍近く高い
との研究成果が発表されたのは、
素晴らしい業績です。酒豪と称
される人達は、常に痛風の危険
と背中合わせであることを認識
すべきであると、思われます。
酒に強いタイプの遺伝子を持つ
と思われる人の、高尿酸血症の
治療で、難渋しているケースを
経験しました。薬剤を投与する
と痛風発作を起こし、薬剤をや
めていると腎機能の低下が認め
られるというジレンマが存在す
る患者さんです。なんとか尿酸
値のコントロールがつけられる
よう生活習慣の改善をしてもら
うようにお願いしてみるしかな
いと考える次第です。

何重もの包囲網で難渋した。


 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2019-05-29 00:25:10

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診療マル秘裏話    号外Vol.1237 平成30年7月26日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)周囲の正常な細胞を押しのけ領地拡大する仕組
2)分子イメージング技術が歯周炎新規検査方法となる

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 周囲の正常な細胞を押しのけ領地拡大する仕組

 
 
 
 
 
 
 
 
将来ガンになる細胞(前ガン
細胞)が、周囲の正常な細胞を
押しのけて「領地」を拡大させ
ていく仕組みを、大阪大などの
研究チームが解明しました。こ
の仕組みを妨げることができれ
ば、将来的に、ガンを早い段階
で治療できる可能性があるとい
うことです。

前ガン細胞は、正常な細胞よ
り速く分裂し、その結果ガンを
作ります。しかし、細胞同士は
満員電車のようにぎゅうぎゅう
状態で隣り合っているため、好
き勝手に領地を広げられません。
前ガン細胞がどうやって領地を
広げるのかは分かっていません
でした。

ショウジョウバエのサナギを
使った実験で、突き止めました。
前ガン細胞は周辺の正常細胞が
死ぬように促した後、「空き地」
になった場所を獲得するため、
自身の細胞のサイズを大きくし、
正常細胞との間に割って入る事
が分かりました。割り込みやす
くするため、細胞の形を巧妙に
変化させていることも確認でき
ました。その後、細胞分裂を進
め、さらにガンを大きくしてい
くとみられるということです。

同大の藤本仰一(こういち)
准教授(生物物理学)は「前が
ん細胞が正常細胞の間に割り込
めないようにすることができれ
ば、ガンの超初期の治療につな
がる可能性がある」と話してい
ます。論文は米科学誌カレント・
バイオロジーに掲載されました。

ガン細胞が免疫細胞攻撃回避の

仕組みについて解説している

動画です。

 
 


 
 
 
巧妙な診断手段を用いて治療
の光明が差すよう努力する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 分子イメージング技術が歯周炎新規検査方法となる

 
 
 
 
 
 
 
 
岡山大学は6月29日、分子イ
メージング技術が歯周炎の新規
検査方法として有効であること
を明らかにしたと発表しました。
この研究は、同大大学院医歯薬
学総合研究科(歯)の山城圭介
助教、高柴正悟教授(歯周病態
学分野)と米ペンシルバニア大
学の井手口英隆客員研究員(元
岡山大学大学院医歯薬学総合研
究科助教)の研究グループによ
るものです。研究成果は、米科
学雑誌「Clinical Oral Invest
igations」に掲載、更に同研究
に関連した症例報告が「日本歯
周病学会会誌」に掲載されまし
た。

歯周病が疑われる患者さんは、
日本国内において約9400万人い
ると考えられていますが、実際
に歯科受診をしている患者さん
は3%程度に留まります。 近年、
歯周病は生活習慣病として位置
付けられ、糖尿病、心疾患、リ
ウマチなどの全身疾患との関連
性が多数報告されており、歯科
受診率の増加と医科・歯科連携
による専門的な歯周治療への取
り組みが重要な課題となってい
ます。

分子イメージング技術とは組織
中の様々な分子の動きを画像化
する技術です。同研究グループ
は、この技術が全身の炎症反応
を可視化できることに着目し、
口腔内の炎症性疾患である歯周
病に応用できるか、検討しまし
た。

歯周病になると、歯周病組織の
周りに免疫細胞の好中球が集ま
ります。研究グループは、好中
球が歯周病の組織に集まる際に
生じる微弱な発光現象(Myelop
eroxidase活性 )を分子イメー
ジング技術で観測し、歯周病を
検出するという研究を実施しま
した。

この研究では、マウスに実験的
な歯周病を発症させて、Myelop
eroxidase 活性による発光を増
強する試薬を投与し、専用の検
出器を用いて歯周病の部位にお
ける発光の強さを検討しました。
すると、歯周病のマウスでは、
歯の周りの組織ではっきりと発
光を検出できたということです。
また、慢性歯周炎患者さんにお
いても、炎症の強い組織に集ま
る18F-FDG という物質を検出す
る分子イメージング検査(PET/
CT検査)によって、歯周治療に
よる歯周病の改善を観察する事
ができたとしています。

これらの研究成果は、実験的歯
周炎マウスによる歯周病研究に
寄与するだけでなく、新規の歯
周病検査方法として、専門的な
歯周治療の発展に繫がる可能性
があるということです。今後は、
岡山大学病院における臨床研究
の実施も検討するとしています。

歯周病検査について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
八店の店舗が、八点の作品を
展示会に出品し即時完売に発展
した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
将来ガンになる細胞(前ガン
細胞)が、周囲の正常な細胞を
押しのけて「領地」を拡大させ
ていく仕組みを解明したのは、
偉大な業績です。前ガン細胞は
周辺の正常細胞が死ぬように促
した後「空き地」になった場所
を獲得するため、自身の細胞の
サイズを大きくし、正常細胞と
の間に割って入いることが分か
り、割り込みやすくするため、
細胞の形を巧妙に変化させてい
ることも確認できたということ
ですから、本当に巧妙な手段を
使って割り込んでいることが分
かります。従って前ガン細胞が
正常細胞の間に割り込めない様
にすることができれば、ガンの
超初期の治療につながる可能性
がありますから、この可能性を
とことん追求して頂きたいと思
います。
分子イメージング技術が歯周
炎の新規検査方法として有効で
あることを明らかにしたと発表
したのは素晴らしい業績です。
分子イメージング技術とは組織
中の様々な分子の動きを画像化
する技術で、この技術が全身の
炎症反応を可視化できることに
着目したのはエレガントな手法
と言えましょう。マウスに実験
的な歯周病を発症させて、Myel
operoxidase 活性による発光を
増強する試薬を投与し、専用の
検出器を用いて歯周病の部位に
おける発光の強さを検討した所、
歯周病のマウスでは、歯の周り
の組織ではっきりと発光を検出
できたそうですから、一目瞭然
と言えましょう。

発光することで、酵母の発酵
を検知する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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