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2019-05-23 00:18:39

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診療マル秘裏話    Vol.708 平成29年7月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)子どもの急性骨髄性白血病の発症メカニズムを解明
2)身長が2センチ以上低い中高年は、転倒確率が2倍

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 子どもの急性骨髄性白血病の発症メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 
治療が難しい子どもの急性骨
髄性白血病は、どういうメカニ
ズムで発症するのでしょうか。
三重大講師・小埜(おの)良一
さんは、白血病を引き起こす遺
伝子異常を持ったモデルマウス
を使って、発症に関連する遺伝
子の働きを解析しています。

医学部卒業後、小児科医とし
て5年間、臨床現場で子どもの
白血病治療に携わりました。薬
や移植などの治療法が進歩し、
治る子どももいます。一方で、
骨髄移植をしても再発し、これ
までの薬が効かなくなったり、
移植の副作用で命を落としたり
する子どももいました。「もっ
と効果的な治療法で、治せるよ
うにしたい」。 6年目の春、
研究の道に飛び込みました。

2013年、子どもの白血病
の5~10%に見られる遺伝子
異常のタイプの急性骨髄性白血
病が進行する仕組みを突き止め
ました。白血球や赤血球を作る
造血幹細胞の中の遺伝子が関係
していました。この遺伝子の働
きを3割程度に抑えると、生存
期間が2割伸びたという事です。
このタイプの白血病ではこれま
で考えられていなかった白血病
細胞の増殖パターンがあること
も分かりました。

ヒトの研究でも遺伝子解析が
飛躍的に進んでいます。自身が
マウスの研究で明らかにしてき
た遺伝子異常による白血病のメ
カニズムが、別の研究によって、
ヒトの白血病でも重要な意味を
持つことが分かってきたという
ことです。「すぐに治療に結び
つかなくても、診断法や治療法
のヒントになる様、病気の分子
機構を掘り下げて研究していき
たい」と小埜さんは、話してい
ます。

小児急性骨髄性白血病の症状と

治療について解説している動画

です。

 
 
 


 
 
 
医療機関での生存期間。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 身長が2センチ以上低い中高年は、転倒確率が2倍

 
 
 
 
 
 
 
若い頃より身長が、2センチ
以上低くなった中高年は、転倒
する確率が、2倍に高まるとの
調査結果を、埼玉医大等の研究
チームがまとめました。
6月14日から名古屋市で開か
れる日本老年医学会で、発表し
ます。
要介護状態に、なっていない
埼玉県内の60~70歳代の男
女約460人を対象に、身長の
変化や体力の調査を実施しまし
た。2年後にアンケートを行い、
過去1年間に転倒経験があった
かどうかを聞きました。

回答が得られた約380人に
ついて分析した所、20~30
歳代より、身長が2センチ以上
低下していた約150人では、
20%が転倒を経験していまし
た。一方、低下が2センチ未満
だった人の転倒経験は10%で、
発生率に2倍の差がありました。
身長が低下していた方が、片脚
立ち時間が平均で20秒近く短
いなど、体力テストの結果でも
差がありました。

加齢に伴う身長低下は、背骨
の圧迫骨折だけでなく筋力低下
や軟骨のすり減りなどでも起き
ます。高齢者の場合、転倒によ
る骨折をきっかけに寝たきりに
なりやすいことが分かっていま
す。 調査結果をまとめた新井
智之・埼玉医大講師(理学療法
学科)は「2センチ以上身長が
低下すると転倒リスクが高まる。
自宅で簡便にリスクを確認する
目安として役立ててほしい」と
話しています。

転倒予防教室についての動画で

す。

 
 


 
 
 
簡便にリスクを測定するのは、
勘弁して欲しい。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
白血病を引き起こす、遺伝子
異常を持ったモデルマウスを使
って、発症に関連する遺伝子の
働きを解析するのは偉大な業績
です。マウスの研究で明らかに
してきた遺伝子異常による白血
病のメカニズムが、別の研究に
よって、ヒトの白血病でも重要
な意味を持つ事が分かってきた
ことからも基礎的な動物実験の
研究成果がやがて人間の臨床で
使われる治療法につながると私
は考えています。有望だからと
言って何でもかんでも臨床試験
を行う訳にはいかず、まず動物
実験からということになる事例
が多いと確信しています。
若い頃より身長が、2センチ
以上低くなった中高年は、転倒
する確率が、2倍に高まるとの
調査結果が発表されたのは画期
的な事であると思います。高齢
者の身長を測って、若いころよ
り2センチ以上低くなっていれ
ば転倒に気を付けるという予防
策が打てるようになるからです。
加齢に伴う身長低下は、背骨の
圧迫骨折だけでなく筋力低下や
軟骨のすり減りなどでも起きる
ことが分かっているので、転倒
によって寝たきりになるなどの
リスクを少なくすることが大切
です。特にサルコペニア型肥満
では、体重や見かけに変化がな
いので、十分に注意する必要が
あるのではないかと考えていま
す。

店頭で転倒する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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