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2019-04-30 00:20:53

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診療マル秘裏話    号外Vol.1212 平成30年6月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ダニエキスを口から摂取して体を慣らす治療法
2)大腿骨頭壊死症の手術療法と手術以外の治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 ダニエキスを口から摂取して体を慣らす治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダニアレルギー性鼻炎の患者
さんがダニエキスを口から摂取
して体を慣らす治療について、
厚生労働省は従来12歳以上だっ
た対象年齢の拡大を承認し原則
5歳以上の使用が可能になりま
した。

季節を問わず発症する通年性
アレルギー性鼻炎は、ダニが主
な原因です。くしゃみや涙など
が出にくくなるよう体を慣らす
「 舌下ぜっか 免疫療法」が行
われています。ダニエキス入り
の錠剤を1日1回、舌の裏側で
溶かした後にのみ込みます。初
回服用時に医師の指導を受けた
後、3年以上服用すると7割の
患者さんに効果があるとされて
います。2015年に保険適用され
ましたが、誤飲の恐れなどから
対象は12歳以上とされていまし
た。子どもの発症が多く、早期
に治療するほど効果が高いとさ
れているので、治療したくとも
治療できないということが多々
あったようです。5歳以上の子
どもを対象とした、国内の臨床
試験で治療の安全性が確認され、
対象年齢の拡大が認められまし
た。ただし、5歳未満への安全
性は未確立としています。日本
アレルギー学会も、先月発行し
た治療の手引に治療開始年齢引
き下げを盛り込みました。

手引の作成委員長で埼玉医科
大学病院の永田真・アレルギー
センター長は「ぜんそくを合併
した患者の症状改善や、ほかの
物質によるアレルギーの予防も
期待できる」と話しています。

ダニの減感作療法について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
気体の活用を期待する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 大腿骨頭壊死症の手術療法と手術以外の治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
大腿骨頭壊死症で、壊死(え
し)範囲が狭い場合は荷重制限
や鎮痛剤で症状が改善すること
があります。しかし、壊死範囲
が広い場合は手術治療が必要と
なることが多いです。手術治療
には、大きく分けて二つ、人工
関節手術と関節温存術がありま
す。

人工関節手術は、壊死してし
まった骨頭を取り除いて人工の
関節を入れる手術です。 この
手術の良いところは、術後すぐ
に足をついて歩行練習をする事
ができ、社会復帰が早い事です。

一方、人工関節の短所として、
脱臼や感染などの合併症、人工
関節の耐久性の問題があります。
特に若い人は活動性が高く、人
工関節も早く壊れやすいといわ
れています。人工関節が壊れた
場合、入れ替えの手術が必要に
なります。入れ替えの手術は回
を重ねるごとに合併症のリスク
は高くなるため、若年の場合は
できるだけ関節を温存する治療
を検討します。

関節温存術とは、骨頭の壊死
した部位を、荷重のかからない
位置に移動させる手術です。自
分の関節を温存できるところが
この手術の最大の利点であり、
自分の骨で一生を過ごせる可能
性があります。

一方欠点は、術後すぐには足
をつけず、3~6カ月程度の期
間は松葉杖や1本杖が必要にな
ることです。また、壊死範囲が
とても広く荷重部からどうして
も逃がせない場合はこの手術が
できないこともあります。

さらに、すでに関節の変形が
起こってしまっている場合は、
その変形を元に戻せるものでは
ありませんので術後痛みが残っ
たり変形が進んだりしやすいと
いわれています。そのため壊死
範囲が広く関節変形が予想され
る場合は関節温存術を行う時期
を逸しないように定期的に診察
を受けることが大切です。

近年では、骨壊死発生を予防
するための薬剤の使用や、壊死
部圧潰の予防や、壊死部の治癒
を目的とした治療の臨床研究が
おこなわれています。

大腿骨頭壊死症の症状と治療に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 
私用の薬剤の使用は危険。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
ダニアレルギー性鼻炎の患者
さんがダニエキスを口から摂取
して体を慣らす治療について、
厚生労働省は従来12歳以上だっ
た対象年齢の拡大を承認し原則
5歳以上の使用が可能になった
のは、本当に喜ぶべきことです。
安全性を考えてという点では、
妊婦さんに禁忌だった薬が安全
性が確認され次第、禁忌を除外
するという事態と似ています。
安全性を優先的に考えるばかり
に、有用な薬が摂取できないの
は、本当に残念な状態であると
言わざるをえませんが臨床試験
の結果、5歳以上の使用が可能
になったということなのでめで
たし、めでたしというべきでし
ょう。
大腿骨頭壊死症で、壊死(え
し)範囲が狭い場合は荷重制限
や鎮痛剤で症状が改善すること
がありけれども、壊死範囲が広
い場合は手術治療が必要となる
ということは、たくさんの人が
知るべきでしょう。ただ壊死の
範囲が狭い場合でも、荷重制限
や鎮痛剤で対処できることに、
あぐらをかいて手術を避けてい
ると壊死範囲が広がって治療が
困難になる場合があります。私
は、大腿骨頭壊死症では根本的
な治療は手術しかないと考えて
います。骨壊死発生を予防する
ための薬剤の使用や壊死部圧潰
の予防や、壊死部の治癒を目的
とした治療の臨床研究を進めて
患者さんの肉体的負担を少なく
する治療を実施して頂きたい物
です。

有線放送を優先的に導入する。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
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