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診療マル秘裏話    号外Vol.1189 平成30年5月31日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)MCIと判定の日本人6割が,3年以内に認知症進行
2)睡眠時無呼吸症候群と高血圧や糖尿病のリスク

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 MCIと判定の日本人6割が,3年以内に認知症進行

 
 
 
 
 
 
脳内に、アルツハイマー病の
原因物質が蓄積していて、認知
症の前段階といわれる軽度認知
障害(MCI)と判定された日
本人の6割が、3年以内に認知症
に進行したとの研究結果を、東
大など38研究機関のチームが
5月9日、米科学誌に発表しまし
た。

日本人を対象に、MCIから
アルツハイマー型の認知症への
進行過程を詳しく分析したのは
初めてです。

アルツハイマー病では、認知
症発症の20年ほど前から異常
な蛋白質アミロイド βベータ
(Aβ)が脳内に徐々に蓄積す
ると考えられています。

この研究には60~80歳代の男
女が参加しました。Aβの蓄積
を調べる「アミロイドPET」
や「脳脊髄液検査」という特殊
な検査を受けた278人のうち、1
67人にAβが蓄積していました。
そのうち、専門医による問診等
でMCIと判定された人は75人
でした。認知症は73人、健常は
19人でした。3年間の追跡期間
中に、MCIだった人の64%が
認知症に進みました。

米国の同様の研究でもAβの
蓄積があるMCIの人の60%
が、3年以内に認知症に進行し
ており、近い値でした。定期的
に記憶力などをみる認知機能検
査を行って測定した悪化のスピ
ードも、日米でほぼ一致してい
ました。

研究代表者の岩坪 威・東大
教授は「アルツハイマー病の認
知症発症までの進行過程は、日
本人も米国人と同様であると確
認できた。治療薬の開発研究は、
世界と共同で加速すべきだ」と
話しています。

【 軽度認知障害(MCI) 】
記憶力などの認知機能は低下し
ていますが、日常生活には大き
な支障が出ていない、認知症と
正常の中間の状態です。生活上
の支障が大きくなると認知症と
診断されます。国の推計(2012
年)では、認知症の高齢者46
2万人に対し、MCIは400
万人。MCIはMild Co
gnitive Impair
mentの略。

軽度認知障害について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
昨日の認知機能を記録する。


 
 
 
 
 
 
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2】 睡眠時無呼吸症候群と高血圧や糖尿病のリスク

 
 
 
 
 
 
 
寝ている間に呼吸が止まる「
睡眠時無呼吸症候群」(SAS )
と、高血圧や糖尿病のリスクと
の間に関連性があることが分か
ったと京都大の陳和夫特定教授
(呼吸器内科学)のチームが5
月9日、国際学術誌電子版に、
発表しました。

現段階では因果関係は不明と
しています。

チームは2013~17年、男女計
約7千人を対象に、睡眠の状態
と生活習慣病との関係性などを
調べました。

すると、SAS があると高血圧
のリスクが高く、SAS が重症な
ほどリスクも高いことが判明し
ました。

糖尿病は女性だけで関連性が
認められ、閉経前の女性では、
治療が必要とされる中等症以上
のSAS があると、糖尿病のリス
クが28倍でした。

睡眠時無呼吸症候群について

解説している動画です。

 
 


 
 
週刊誌で生活習慣病が取り上
げられる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
脳内に、アルツハイマー病の
原因物質が蓄積していて、認知
症の前段階といわれる軽度認知
障害(MCI)と判定された日
本人の6割が、3年以内に認知症
に進行したとの研究結果を発表
したのは偉大な業績です。米国
の同様の研究でもAβの蓄積が
あるMCIの人の60%が3年
以内に認知症に進行しており、
近い値でした。定期的に記憶力
などをみる認知機能検査を行っ
て測定した悪化のスピードも、
日米でほぼ一致していたという
ことですから、人種に関係なく
軽度認知障害(MCI)と判定
された人の6割が3年以内に認知
症に進行するということです。
寝ている間に呼吸が止まる「
睡眠時無呼吸症候群」(SAS )
と、高血圧や糖尿病のリスクと
の間に関連性があることが分か
ったのは、喜ばしいことです。
臨床的には睡眠時無呼吸症候群
の人では、高血圧になるのが当
たり前でした。しかし、高血圧
を放置すると、やがて脳梗塞を
発症しました。糖尿病は女性だ
けで関連性が認められ、閉経前
の女性では、治療が必要とされ
る中等症以上のSAS があると、
糖尿病のリスクが28倍となった
のは理由がある様に感じます。
女性の場合、ストレスが加わる
と男性より、食欲が亢進すると
言われています。女性が好きな
ハイカラな食事は、ほとんどGI
値が高いものが多いのです。こ
れでは、糖尿病になるのも仕方
ありませんね。

食欲が亢進して食事量の記録
を更新した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2019-04-02 05:46:43

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診療マル秘裏話    号外Vol.1188 平成30年5月29日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)遺伝性の希少難病のiPS 細胞で薬の候補を発見
2)糖尿病ラットに食用藍の葉を与え血糖値正常化

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 遺伝性の希少難病のiPS 細胞で薬の候補を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
和歌山―大阪周辺に患者が集
中する遺伝性の希少難病「中條・
西村症候群」について、患者さ
んから作ったiPS細胞(人工
多能性幹細胞)で病気を再現す
ることに成功し、症状を抑える
薬の候補を見つけたと、和歌山
県立医科大や京都大などのチー
ムが発表しました。論文が5月4
日、米科学誌「ステム・セル・
リポーツ」に掲載されます。

同症候群は、幼少期から発疹
や発熱などの炎症を繰り返し、
顔や腕の脂肪や筋肉が徐々に落
ちて死亡するケースが多いとさ
れています。国内の患者数は十
数人で、和歌山県や大阪府南部
に患者さんが集中しています。
これまでマウス等の動物で病気
を再現することが難しく、有効
な治療法はありませんでした。

チームは、和歌山県在住の患
者さんの皮膚細胞からiPS細
胞を作って血液細胞に変化させ
たところ、炎症の原因となる蛋
白質を多く生み出していること
を確認しました。既存のリウマ
チ治療薬を含む3種類の薬剤に
炎症を抑える効果があることが
分かりました。今後、筋肉細胞
などにも変化させてさらに多く
の薬剤で効果を試します。チー
ムの金沢伸雄・和歌山医大准教
授(皮膚科)は「手の施しよう
がなかった患者の治療につなげ
たい」と話しています。

ALSで同様の手法で既存薬で、

効果的な薬を発見したという、

ニュース動画です。

 
 


 
 
際限なく映画のシーンを再現
する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 糖尿病ラットに食用藍の葉を与え血糖値正常化

 
 
 
 
 
 
 
四国大(徳島市)の近藤真紀
教授らの研究チームは5月7日、
2型糖尿病のラットに食用藍の
葉を与えた結果体重増加の抑制
や血糖値の正常化などの効果が
出たと発表しました。徳島県は
藍の生産が盛ん。同教授は、食
用藍によって、「生活習慣病の
予防などに効果が期待できる」
としています。

研究チームによると、2型糖
尿病のラットに藍の葉を混ぜた
餌と、混ぜない餌をそれぞれ10
匹ずつ6週間与えると、藍を食
べたラットはそうでないラット
に比べ平均で約55グラム体重が
軽くなりました。また、藍を食
べたラットは血中脂質が減り、
インスリン濃度が上昇しました。
脂肪肝の改善も見られました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
上昇志向のある常勝将軍が、
丞相に出世した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
和歌山―大阪周辺に患者が集
中する遺伝性の希少難病「中條・
西村症候群」について、患者さ
んから作ったiPS細胞(人工
多能性幹細胞)で病気を再現す
ることに成功し、症状を抑える
薬の候補を見つけたというのは、
偉大な業績です。病気を再現す
ることさえできれば、ふりかけ
実験を行うことにより、有効な
薬剤の候補を見つけることが、
可能になります。こうした希少
難病の治療は、ほとんどお手上
げであり、希少であることから
注目もされないという二重苦に
陥っていました。iPS細胞と
いう万能細胞を作ることで病気
が再現出来て本当に良かったと
思います。
四国大(徳島市)の近藤真紀
教授らの研究チームは5月7日、
2型糖尿病のラットに食用藍の
葉を与えた結果体重増加の抑制
や血糖値の正常化などの効果が
出たと発表したのは素晴らしい
業績です。自然の恵みが糖尿病
の治療に重要な役割を果たすと
いうことでしょう。2型糖尿病
のラットに藍の葉を混ぜた餌と、
混ぜない餌をそれぞれ10匹ずつ
6週間与えると、藍を食べたラ
ットはそうでないラットに比べ
平均で約55グラム体重が軽くな
ったことから体重減少の作用が
あるようです。 また、藍を食
べたラットは血中脂質が減り、
インスリン濃度が上昇すると共
に脂肪肝の改善も見られたそう
ですから、まさに生活習慣病の
改善の切り札となりそうです。

脂肪肝は、死亡感を増幅する
かも知れない。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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(イジニイワト)

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