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診療マル秘裏話    Vol.700 平成29年5月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)無痛分娩は急変時対応可の十分な体制下で実施
2)ANCA関連血管炎発症のブレーキ 役の蛋白質を特定

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 無痛分娩は急変時対応可の十分な体制下で実施

 
 
 
 
 
 
 
出産の痛みを麻酔で和らげる
「無痛分娩」について厚生労働
省研究班 (主任研究者・池田
智明三重大教授)は4月16日、
医療機関に対し、急変時に対応
できる十分な体制を整えた上で
実施するよう求める緊急提言を
発表しました。

研究班は、2010年1月か
ら16年4月までに報告された
298人の妊産婦死亡例を分析
しました。無痛分娩を行ってい
た死亡例が13人(4%)あり、
うち1人が、麻酔薬による中毒
症状で死亡、12人は大量出血
や羊水が血液中に入ることで起
きる羊水塞栓症などだったとい
うことです。

池田教授によると国内の無痛
分娩は、近年、増加傾向にあり、
データ上、無痛分娩で死亡率が
明らかに高まるとは言えないと
いうことです。ただし、「陣痛
促進剤の使用や(赤ちゃんの頭
を引っ張る)吸引分娩も増える
ため、緊急時に対応できる技術
と体制を整えることが必要だ」
と話しています。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
普通分娩が逓減しないように
提言した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 ANCA関連血管炎発症のブレーキ 役の蛋白質を特定

 
 
 
 
 
 
 
 
全身の微小な血管に炎症が生
じる「ANCA関連血管炎(AAV)」
発症のブレーキ役となる蛋白質
を特定したと、大阪大のチーム
が、4月17日付の海外の学会誌
電子版に発表しました。新たな
治療薬開発につながる可能性が
あります。

AAV は顕微鏡的多発血管炎等、
血中にANCAという抗体ができる
難治性疾患の総称です。白血球
の一種である好中球が、異常に
活性化することが原因と考えら
れていますが、詳細は不明です。
国内患者は、約1万人とされ、
発熱や体重減少のほか重い臓器
障害を生じ、死に至ることもあ
ります。

顕微鏡的多発血管炎の症状・治

療について解説している動画で

す。

 
 


 
 
 
発熱や体重減少等の現象面を
重視する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
急変時に、対応できる十分な
体制を整えた上で実施するよう
求める緊急提言を発表したのは、
大変重要なことだと思います。
麻酔薬は、局所麻酔薬を用いて
いるはずなので、局所麻酔中毒
を起こし兼ねません。正常分娩
であっても出血が著しいことが
分かっています。麻酔薬で痛み
を抑えてしまうと出血があって
も分からない場合がある訳です。
急変時に対応できる十分な体制
を整えた上で実施することが望
ましいのですが、産科医の不足
が著しく、ほぼ毎日当直をして
いる現状では、十分な体制と言
っても、用意するのは、容易で
はないと考えます。
全身の微小な血管に炎症が生
じる「ANCA関連血管炎(AAV)」
発症のブレーキ役となる蛋白質
を特定したと発表したのは喜ば
しいことです。AAV は顕微鏡的
多発血管炎等、血中にANCAとい
う抗体ができる、難治性疾患の
総称で、白血球の一種である好
中球が、異常に活性化すること
が原因と考えられていますが、
詳細は不明ということですので、
新たな治療薬開発につながる可
能性をとことん追求して頂きた
いものです。

微小な血管の炎症を完全に抑
えることで、微笑する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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