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2019-03-24 22:52:15

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診療マル秘裏話    号外Vol.1181 平成30年5月21日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)体格差ドナーから提供の肺を移植する脳死肺移植
2)超小型ワイヤレス型デバイスを開発したと発表

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 体格差ドナーから提供の肺を移植する脳死肺移植

 
 
 
 
 
 
 
 
岡山大病院は4月28日、体格
差のあるドナーから提供された
肺の一部を移植する脳死肺移植
に成功したと発表しました。体
格の一致を移植の条件としてい
た基準の改正後、国内初のケー
スです。

記者会見で、執刀した岡山大
病院の大藤剛宏教授は「従来は
体格が合わないと移植できなか
ったため、適合しない臓器は使
われないことがあった。体の小
さな人や子どもにも移植の可能
性が広がる」と話しました。

移植を受けたのは岡山県内に
住む50代の女性です。肺が硬く
なって縮んで働かなくなり呼吸
がしにくくなる間質性肺炎で治
療を受けていました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
異色の移植を成功させる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 超小型ワイヤレス型デバイスを開発したと発表

 
 
 
 
 
 
 
奈良先端科学技術大学院大学
(NAIST )は、生体内で神経を光
刺激するための超小型ワイヤレ
ス型デバイスを開発したと発表
しました。

この成果は、先端科学技術研究
科 物質創成科学領域の徳田崇
准教授、太田淳教授、モントリ
オール理工科大学のMohamad Sa
wan (モハマド・サワン)教授ら
によるものです。詳細は、米国
オンライン科学誌「AIP Advanc
es」に掲載されました。

生命現象を光で操作するオプト
ジェネティクス(光遺伝学)の急
激な進歩に伴い、小型・軽量・
ワイヤレスの生体埋め込み光刺
激技術の開発が進められてきま
したが、従来の電磁波による電
力伝送は、デバイスサイズが1
mm付近に至ると極端に効率が、
低下することが課題とされてき
ました。

そこで研究グループは、1mmク
ラスの超小型化のためには面積
を小さくしても得られる電圧の
変わらない太陽電池を用いた光
電力伝送を利用するほうが合理
的であると考えました。数mmか
ら数cm程度の距離で生体内に侵
入することができ、埋め込み光
刺激デバイスのためのエネルギ
ー伝送に利用できるという赤色
光や近赤外光(波長0.8~1.1μm
程度)の特徴を利用します。研究
では、ごく小さな太陽電池でも、
エネルギーが十分貯まるまで待
ってから使えば、光刺激のため
の青色発光ダイオードを駆動で
きるという考えのもと,Si CMOS
(相補的金属酸化物半導体)技術
を利用して製造した1.25mm四方、
厚さ0.15mmのチップ上に、発電
能力がある超小型オンチップ太
陽電池17個と、電圧監視・LED
制御回路を集積化したものを用
いました。汎用技術で製造した
CMOSチップに、独自の追加プロ
セス(加工処理)を施すことで、
生体埋め込み対応ワイヤレス型
光刺激デバイスを実現しました。
デバイスに赤外光を照射すると、
0.1~数秒程度の充電時間の後、
十分にエネルギーが蓄積された
時点で青色の発光が得られたと
いうことです。なお、デバイス
の体積は約1mm3、重量は2.3mg
でありこれまでの報告例と比較
して最小であるということです。
今回の結果により、実験動物の
負担を低減し、自由に行動させ
ながら、より自然に近い形でオ
プトジェネティクス研究を行う
ことが期待できるということで
す。研究開発のためのツールと
して、脳科学・神経科学の発展、
ひいては、創薬や医療の発展に
寄与することが期待されます。
徳田准教授は、1年以内に共同
研究中のグループとの詳細な実
証研究を進めたいという考えで
す。

狭い場所でも使えるWifiエンド

スコープカメラの紹介ビデオで

す。

 
 


 
 
 
商才を詳細な取引で発揮する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
体格差のあるドナーから提供
された肺の一部を移植する脳死
肺移植に成功したと発表したの
は偉大な業績です。体格の一致
を移植の条件としていた基準の
改正後、国内初のケースという
ことですから、体格が一致しな
いと移植ができないという固定
観念をぶち破り、コロンブスの
卵とした優秀な外科医が揃って
いるからこそできる離れ業と言
えましょう。その親玉が執刀し
た岡山大病院の大藤剛宏教授で
す。大藤教授は、他にも困難と
思われる手術を工夫を凝らして
乗り切ってきました。本当に得
難い外科医と言えましょう。
生体内で神経を光刺激するた
めの超小型ワイヤレス型デバイ
スを開発したと発表したという
のは素晴らしい業績です。軽薄
短小は日本のお家芸です。1mm
クラスの超小型化のためには、
面積を小さくしても得られる電
圧の変わらない太陽電池を用い
た光電力伝送を利用するほうが
合理的であると考えたのは本当
に発想の転換と言えるでしょう。
今回の結果により、実験動物の
負担を低減し、自由に行動させ
ながら、より自然に近い形でオ
プトジェネティクス研究を行う
ことが期待できるということな
ので素晴らしさが際立つ、結果
をもって、新しいオプトジェネ
ティクスの研究を進めて頂きた
いものです。

負担を低減するという提言。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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