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2019-02-23 23:47:44

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診療マル秘裏話    号外Vol.1156 平成30年4月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)薬剤耐性菌が国産や輸入の鶏肉の半数から検出
2)小学生向けの副読本おおいたっ子食育のすすめ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 薬剤耐性菌が国産や輸入の鶏肉の半数から検出

 
 
 
 
 
 
 
 
感染症の治療に広く使われて
いる抗菌薬が効かない薬剤耐性
菌が、国産や輸入の鶏肉約550
検体のうちの半数から検出され
たことが3月31日、厚生労働省
研究班の調査で分かりました。
抗菌薬は家畜の成長促進目的で
使われることがあり、薬を与え
過ぎたことによって、鶏の腸内
にいた耐性菌が増え、肉に付着
したとみられています。

鶏肉は食中毒防止のため以前
から十分な加熱調理が推奨され
ており、耐性菌が付いているも
のを食べても健康な人に影響は
ありません。 ただ放置すれば
食品などを通じて社会に広がっ
ていき、免疫力が落ちて感染症
になった人の治療の際に薬が効
かなくなる恐れがあります。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
法治国家の中でも放置されて、
孤独死となる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 小学生向けの副読本おおいたっ子食育のすすめ

 
 
 
 
 
 
 
 
食育への理解を深めてもらお
うと、大分県は小学生向けの副
読本「おおいたっ子食育のすす
め」を作製しました。講師の「
福沢諭吉翁」が郷土料理や正し
い食生活などを紹介する内容と
なっています。表紙のイラスト
は鶴崎工業高校の産業デザイン
科3年西山文香さん(18)が描
きました。400部発行し、県
内の小学校に配布します。
A4判32ページで、低学年用、
中学年用、高学年用の3部構成
となっています。 イラストと
写真を多用し、食に関する知識
や食べる物の適切な選び方を学
ぶことができます。「やせうま」
など市町村ごとの郷土料理や行
事食、原木シイタケの育て方等
も掲載しました。
表紙と裏表紙、福沢諭吉翁は
西山さんが担当しました。県の
特産品を調べてカボスや関アジ、
関サバ、とり天などを描きまし
た。「親しみやすいよう明るい
色でまとめた。子どもたちが食
に関心を持つ、きっかけになれ
ばうれしい」と西山さんが言っ
ています。
大分県は「第3期県食育推進
計画」(2016~20年度)で▽食
べ物を選ぶ▽地域素材や旬の味
が分かる▽地域の食文化を生か
した料理ができる▽食卓でマナ
ーを学ぶ―など六つの力の習得
を目標に掲げています。
副読本は計画に沿い、医師や
歯科医師、栄養教諭らでつくる
検討会で内容を練りました。
4月上旬に県のホームページ
で全編を公開しました。同月中
に小学校に配り、食育の授業で
活用してもらいます。

大分別府の食育動画です。

 
 


 
 
 
拳闘結果の検討会を行う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
感染症の治療に広く使われて
いる抗菌薬が効かない薬剤耐性
菌が、国産や輸入の鶏肉約550
検体のうちの半数から検出され
たことが3月31日、厚生労働省
研究班の調査で分かったのは、
由々しきことです。鶏の成長の
促進目的で抗生物質を投与する
のは止めた方が良いのではと私
は考えています。特定の病原体
フリーの環境(以下SPF の環境)
で鶏を育てるか、AWG のような
機械で感染症を予防、治療する
かしかないと思われます。SPF
環境で鶏を育てるには、多額の
お金を投資しなければなりませ
ん。AWG のような機械を導入す
るにもお金がかかります。安全
な鶏肉を食べるのが難しくなり
つつあるような気がします。
食育への理解を深めてもらお
うと、大分県は小学生向けの副
読本「おおいたっ子食育のすす
め」を作製したのは素晴らしい
試みと言えましょう。大分が生
んだ偉人の福沢諭吉を使ってい
るのも見逃せません。私は慶應
義塾の出身であるため福翁自伝
を何回も読みましたが読むたび
に爆笑していました。 食育の
すすめでは、どう紹介されてい
るか分かりませんが、福沢諭吉
という人は、ユーモラスな人だ
ったと思います。同時に、その
当時の最高の知識を身に着けて
いた人だと思います。そうでな
ければ、適塾の塾長は勤められ
なかったと思います。大分の子
ども達には、福沢諭吉に負けな
い食育の知識の探求心を身につ
けて頂きたいものです。

当時の杜氏の最高傑作の清酒。


 
 
 
 
 
 
 
 
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2019-02-23 00:38:05

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診療マル秘裏話    号外Vol.1155 平成30年4月21日作成
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目次

1)新規ガン温熱療法のオープンイノベーション 研究を開始
2)オレキシン2型受容体作動薬がモルヒネ副作用の眠気改善

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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1】 新規ガン温熱療法のオープンイノベーション 研究を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
名古屋市立大学、中部大学、
第一三共株式会社、三菱UFJ キ
ャピタル株式会社は3月27日、
新規ガン温熱療法に関するオー
プンイノベーション研究を開始
したと発表しました。

同研究は、第一三共が実施し
ている創薬共同研究公募プログ
ラム「TaNeDS(タネデス)」の
成果を基に、腫瘍送達能の高い
磁性ナノ粒子の探索と最適化お
よび目的粒子を効率よく加温で
きる交番磁場発生装置の研究を
通して、ガン治療での新規ガン
温熱療法の実用化の検討を進め
るものです。

ガン温熱療法は、ガン細胞が
正常細胞と比べて熱に弱いとい
う特性を活用し、細胞の加温を
通じてガン細胞を選択的に殺傷
する治療法です。放射線治療、
化学療法、ガン免疫療法との併
用可能性も期待されています。
今回研究を開始する新規ガン温
熱療法では、ガン細胞特異的に
一定の温度で加温することで、
安全性と有効性の向上を目指す
ということです。

今回の研究を行うにあたり、
新会社「OiDE RYO-UN 株式会社
(オイデ リョーウン )」を設
立。三菱UFJ キャピタルが運営
するOiDEファンド投資事業有限
責任組合から共同研究等に必要
な資金を全額出資します。

3年間の共同研究であらかじ
め合意した目標を達成した場合、
第一三共はRYO-UNの株式を全て
買い取り、第一三共が自らのプ
ロジェクトとして研究開発を進
めます。第一三共は、名古屋市
立大学と中部大学に対して目標
達成時に、販売後のロイヤリテ
ィを対価として支払うとしてい
ます。

ガン温熱療法について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
大火の後の避難生活の対価を
払う。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 オレキシン2型受容体作動薬がモルヒネ副作用の眠気改善

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
慈恵医大は3月27日、ラット
を用いた実験により、オレキシ
ン2型受容体作動薬がモルヒネ
の副作用である眠気を改善する
ことを発見したと発表しました。
この研究は、東京慈恵会医科大
学の下山恵美氏らのグループ、
筑波大学国際統合睡眠研究機構
ほかの共同研究チームによるも
のです。研究成果は「Anesthes
iology」に掲載されています。
モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬
は、中枢神経系に作用すること
で、ガンなどの強い痛みを伴う
症状を和らげます。しかし、そ
の鎮痛作用にはきわめて大きな
メリットがある一方で、しばし
ば眠気や注意力の低下などの副
作用を引き起こすため、患者さ
んが日常生活をおくる上で支障
をきたすことがあります。

眠気を抑えるために鎮痛薬の
服用量を制限することになりま
すが、それでは十分な鎮痛効果
が得られない場合もあるため、
副作用を緩和させるための新た
な戦略の開発が求められていま
す。

研究チームは睡眠覚醒を制御
する上で重要なオレキシン2型
受容体に選択的に働く作動薬(
YNT-185 )を用いて、モルヒネ
による眠気の副作用を緩和する
新たな可能性を検討しました。
モルヒネのみをラットに投与し
た場合と、モルヒネとYNT-185
の両方を投与した場合に、脳波
や行動にどのような変化があら
われるかを評価しました。

その結果、モルヒネのみを投
与したラットからは、脳波では
眠気をきたしていることを示唆
する振幅の大きな周波数の低い
波が見られると同時に、行動量
の減少や音に対する反応が遅く
なる現象を観察しました。一方、
モルヒネとYNT-185 の両方が投
与されたマウスでは、モルヒネ
によるこれらの副作用が緩和さ
れていることが確認されたとい
うことです。その際、鎮痛作用
まで消失している可能性も疑わ
れましたが、行動実験により、
鎮痛作用は維持されたままの状
態であることが確認されたとし
ています。

これらの結果から、オレキシ
ン2型受容体の活性化が麻薬性
鎮痛薬による眠気の改善に有効
であることが示唆されました。
研究チームは「オレキシン2型
受容体作動薬には麻薬性鎮痛薬
による眠気の副作用を抑制する
効果があることが確認されたこ
とから、治療薬として将来的に
有望であると考えられる」と述
べています。

ナルコレプシーとオレキシンに

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 
小室内で、貴重品が消失した。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
新規ガン温熱療法に関するオ
ープンイノベーション研究を開
始したと発表したのは喜ばしい
ことです。ガン細胞は温熱に弱
いことが知られていて、ガンの
患者さんがインフルエンザにか
かった後にガン細胞が死滅して
いたなどの例が症例としては数
が少ないものの、確実に存在す
ることからも、ガン細胞が熱に
弱い事が証明されています。ま
た同時に温熱療法が有効に機能
することが示唆されました。こ
れらの臨床研究にはお金が必要
です。その点、三菱UFJ キャピ
タルが運営するOiDEファンド投
資事業有限責任組合から、共同
研究等に必要な資金を全額出資
してもらえるということは大き
な強みだと思います。
ラットを用いた実験により、
オレキシン2型受容体作動薬が
モルヒネの副作用である眠気を
改善することを発見したと発表
したのは偉大な業績です。疼痛
緩和治療では、どうしてもモル
ヒネを大量に投与せざるを得な
い状況がやってきます。その際
に眠けなどの副作用はつきもの
と私も考えていましたが、オレ
キシン2型受容体作動薬が動物
実験とはいえ、眠けなどの副作
用を緩和したことは驚天動地の
事柄と言っても差し支えないで
しょう。早く臨床試験が済んで
実際の患者さんの利益になる様
にして頂きたいものです。ベル
ソムラの様な睡眠薬を開発した
と思えば、逆に眠けを抑える薬
としてのオレキシン2型受容体
作動薬を開発する訳ですから、
余程、柳沢先生をはじめとする
柔軟な思考をする研究者がいる
のだと感心しました。

嗜好について思考する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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