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2019-02-17 23:20:50

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診療マル秘裏話    号外Vol.1151 平成30年4月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)肥満や糖尿病の人はうつ病の発症リスクが高い
2)ストレスを強く感じている人は、おおむね5人に1人

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 肥満や糖尿病の人はうつ病の発症リスクが高い

 
 
 
 
 
 
 
 
肥満や糖尿病の人は、うつ病
の発症リスクが高いとする研究
を、国立精神・神経医療研究セ
ンター(東京都小平市)などの
チームが発表しました。運動や
食事などの生活習慣がうつ病の
治療や予防に重要な役割を果た
す可能性があるということです。

チームは2014年9月~2017年2
月、インターネットを利用して
1万1876人にアンケートを実施
しました。このうち、うつ病を
経験したという1000人と、残り
の約1万1000人を比較し、発症
リスクを高める要因を探りまし
た。その結果、体格指数(BM
I)が30以上の肥満や、18.5未
満の体重不足、糖尿病や高脂血
症の人でうつ病のリスクが高い
という結果がでました。

生活習慣では、間食や夜食を
ほぼ毎日食べている人でリスク
が高い一方、朝食を毎日食べて
いる人は、リスクが低いという
結果でした。また、「ゆっくり
泳ぐ」「カートを使わないゴル
フ」など中等度以上の運動を習
慣的に行っている人も、リスク
は低いという結果でした。

研究を進めた、同センターの
功刀くぬぎ浩・疾病研究第三部
長は「うつ病の一部は、体重の
コントロールや生活習慣を見直
すことで、病状が改善する可能
性がある」と話しています。

糖尿病とうつ病について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
週刊誌を読んで、生活習慣を
見直す。

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ストレスを強く感じている人は、おおむね5人に1人

 
 
 
 
 
 
 
この17年間で仕事や家庭生活
などにストレスを強く感じてい
る人は、おおむね5人に1人と
いう水準で推移していることが
時事通信の世論調査で分かりま
した。東京医科大学病院メンタ
ルヘルス科の井上猛主任教授は
「ストレスを感じている人の割
合が、減ったとは言えない」と
分析するとともに、セルフチェ
ックの重要性を指摘しています。
「遊ぶ余裕があったり、笑った
りすることができれば『重症』
ではない」と語っています。

調査では、「日常生活の中で
精神的疲労やストレスを感じて
いるか」を聞きました。それに
よると、2002年は「よく感じる」
20.4%、「時々感じる」48.4%、
2010年は「よく…」16.1%、「
時々…」44.4%、2018年は「よ
く…」17.5%、「時々…」45.1
%でした。「よく…」と「時々
…」を合計すると、60%を超え
ますが、井上教授は「注目すべ
きは『時々…』ではなく、『よ
く…』の方だ」と強調していま
す。

ストレスの原因は何でしょう。
最も多いのは、「仕事のことや
職場の人間関係」で、50%台後
半から60%台前半で推移してい
ます。2番目が「家庭内のこと
(家事や育児を除く)や家族と
の人間関係」という傾向も変わ
らず、20%台後半から30%をや
や超える程度となっています。
井上教授は「人間関係によって
ストレスを受ける人が多いこと
が、如実に表れている」と分析
しています。

地方より都会で暮らす方がス
トレスになりやすい、というイ
メージがあります。 2018年の
調査では「よく感じる」は関東
が16.8%、京浜19.7%、甲信越
19.6%、四国18.2%などとなっ
ており、極端な差はありません。
井上教授は「都市と地方でスト
レスを感じる度合いはあまり変
わらないことが印象的だった」
と話しています。

年齢別に見ると、「よく感じ
る」は30代21.3%、40代29.4%、
50代17.4%などとなっています。
2015年の調査では、30代28.4%、
40代19.4、50代25.5%です。井
上教授は「年によってバラツキ
はあるが、年齢層により大きな
差はないと見てよいだろう」と
言っています。ストレスの解消
法を見てみましょう。2018年の
調査では「テレビやビデオを見
たり、音楽を聴いたりする」46
.1%がトップで、「友人と会っ
て、話をする」44.0%、「自分
の趣味に没頭する」38.7%、「
睡眠を十分に取る」37.4%と続
きました。20%台は「風呂に入
る」、「お酒を飲む」、「自分
の好きな食べ物を食べる」など
で大きな差はありません。

「常識的な結果だと思う。た
だ、こういう解消の仕方を理解
していない人も少なからずいる
のではないか」と言っています。
井上教授は数字として示すこと
ができるのは意味があるとした
上で、「友人など気のおけない
人たちと会い、会話することは
大切だ。会話に夢中になれば、
嫌なことも忘れる。カウンセリ
ングの基本に通じるものもある」
と続けて言っています。

誰にもストレスはあり、すべ
てが悪いわけではありませんが、
過剰なストレスは心身の不調に
つながります。「例えば、受験
勉強を一つの試練と捉えて乗り
越えることができれば、その後
の人生にプラスになる。ただ、
働き過ぎなどは良くない結果を
招く恐れがある」。月に残業が
60時間を超えると、うつ病にな
ったり心臓や脳の血管に悪影響
を与えたりすることもあるとい
うことです。

自分で仕事の量をコントロー
ルできればよいのですが、実際
には難しい。上司や周囲の理解
とサポートが不可欠です。それ
に加え、井上教授は「セルフチ
ェックでストレス過多を早期に
発見するようにしたい」とアド
バイスしています。セルフチェ
ックといっても、決して大変な
ことではありません。サッカー
や野球の観戦、テニスや山登り
など以前と同じように余暇を楽
しめるかどうかが、一つの目安
になります。「一言で言えば、
遊べるかかどうか。落ち込んで
いても、カラオケで2時間歌っ
て楽しめる人は病気の可能性は
低いだろう」と井上教授は言っ
ています。

井上教授が挙げるもう一つの
注意点は、ハッとさせられます。
それは「笑えるかどうか」です。
ふさぎ込んでいて、話し掛けて
も返事をしない、冗談を言って
も笑わない-。「こんな状態が
終日で元に戻れば心配ないが、
1〜2週間続くと『黄信号』が
ともったと考え、専門の医師に
相談してほしい」と言っていま
す。

ストレスチェックの動画です。

 
 


 
 
労使交渉の結果、ストレス(
ストがレス)となった。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
体格指数(BMI)が30以上
の肥満や、18.5未満の体重不足、
糖尿病や高脂血症の人というの
は、ストレス過多で副腎疲労を
起こした結果、その状態になっ
ているような気がします。スト
レスが人間に降りかかると副腎
が、抗ストレスホルモンの副腎
皮質ステロイドホルモン(以下、
コルチゾールとする)が分泌さ
れます。ストレスが過剰になる
とコルチゾールの分泌量が増え
て、やがて副腎が疲労してきま
す。ストレスによって食事が喉
を通らなくなると体重不足とな
り、逆にストレスを過食によっ
て解消しようとすると肥満にな
ってしまいます。コルチゾール
が過剰に分泌されると糖尿病に
なる確率があがります。上記の
過食から高脂血症になる人も、
いるでしょう。こうした一連の
ストーリがあって、このような
結果になるのではと勝手に想像
しています。
ストレスを感じていますかと
聞かれて、素直にストレスを感
じていますと答える人は少ない
気がします。もっと言えばスト
レスと感じていないストレスも
あります。例えばこの春の時期
寒暖の差が激しいというのは、
身体にとって相当なストレスな
のですが、ストレスと感じてい
ない場合が多く、風邪を引いて
病院に行って初めてストレスと
説明されて納得したというケー
スもまれではありません。上記
に書いた通り、ストレスを緩和
しようとして、副腎がコルチゾ
ールを分泌し、過剰なストレス
には、過剰なコルチゾール分泌
が起こり、副腎疲労が生まれま
す。副腎疲労の状態になってし
まうとストレス解消の方法を使
っても改善しません。副腎で減
ってしまったビタミンCを補う
ことや、専用のサプリメントを
摂取するなどの治療を受けなけ
ればストレスを受ける前の元気
な状態に戻す事は難しいのです。

過剰なストレスを箇条書きに
する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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