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2019-02-13 02:22:31

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診療マル秘裏話    号外Vol.1147 平成30年4月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)バイオ3Dプリンターで心筋組織を作ることに成功
2)災害派遣医療チーム 派遣先素早く判断するAI開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
1】 バイオ3Dプリンターで心筋組織を作ることに成功

 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒトのiPS細胞(人工多能
性幹細胞)から作製した、心筋
細胞などをもとに、細胞を積み
重ねて立体的な組織を作る「バ
イオ3D(3次元)プリンター」
で心筋組織を作ることに成功し
たとの研究結果を小林英司・慶
応大特任教授らの研究グループ
がまとめました。先天性の心臓
病治療などにつながる可能性が
ある成果で、3月21日に横浜市
で開かれる日本再生医療学会で
発表されます。

研究グループは、iPS細胞
で作った心筋細胞に血管の内皮
細胞などを混ぜ、直径約0.5 ミ
リの球体を多数作製しました。
プリンターを使って剣山に団子
を刺すように積み重ねて1週間
ほど培養し、針から引き抜いて
直径約5ミリのチューブ状の心
筋組織を作りました。この状態
で、組織が拍動していることも
確認できたということです。

鼻の軟骨や皮膚を3Dプリンター

で実際に作っているという動画

です。

 
 


 
 
 
週刊誌を読んで、生活習慣の
改善を考えた。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 災害派遣医療チーム 派遣先素早く判断するAI開発

 
 
 
 
 
 
 
 
大規模災害が起きた際に、「
災害派遣医療チーム(DMAT)」
の派遣先を素早く判断する人工
知能(AI)の開発を、東京工業
大などのグループが進めていま
す。被災地からの情報がなくて
も、チームの配置を高い精度で
決定できるということです。今
夏に実証実験を行い、2019年度
の導入を目指しています。

開発には、DMAT事務局がある
国立病院機構災害医療センター
(東京都)の医師も参加してお
り「災害発生初期に迅速に派遣
できれば、救命率アップにつな
がる」としています。

DMATは全国で約1600チームあ
り、普段は各地の病院に所属し
ています。DMAT事務局は被災地
の自治体からの要請を受けて、
被災状況や負傷者数などのデー
タを基に、どこのチームを被災
地のどの地域に派遣するかを決
めています。

しかし東日本大震災では津波
で通信回線が寸断されるなどし
たため、被災地の状況を把握し
きれず、チームの派遣が大幅に
遅れた地域もありました。

開発中のAIは南海トラフ巨大
地震や首都直下地震のような大
規模地震を想定しています。地
震発生時には、人口分布や各地
の震度、倒壊が予想される建物
の種類や数をもとに、250メ
ートル四方ごとの負傷者数を算
出します。さらに被災地の災害
拠点病院ごとに、重傷者がどの
程度集中するかを予測し、各地
のチームの派遣先を判断します。

また、負傷者を効率的に搬送
するための経路なども判断しま
す。こうした判断には膨大な組
み合わせの計算が必要ですが、
このAIなら十数分で可能という
ことです。

今夏、内閣府が西日本で大規
模地震を想定した災害医療訓練
を予定しておりその一環で研究
グループがAIの実証実験を行い
ます。

東京工業大の金谷泰宏・特定
教授(医療政策)は「広範囲に
わたる災害など、事態が複雑な
場合ほど、計算処理に優れたAI
の長所が発揮できるはず」と話
しています。

【DMAT】災害発生直後の急性期
(おおむね48時間以内)に被災
地に駆けつけ、負傷者の治療や
搬送などを行う医療チームの事
です。阪神大震災での初期医療
の遅れを教訓に、厚生労働省が
2005年に発足させました。専門
的な研修・訓練を受けた医師や
看護師ら4~5人で1チームを
構成。全国で1万1481人(16年
度末)が登録されています。

熊本地震に派遣されていたDMAT

の出迎え式の模様の動画です。

 
 


 
 
厚生労働省がチームの構成を
指示した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
ヒトのiPS細胞(人工多能
性幹細胞)から作製した、心筋
細胞などをもとに、細胞を積み
重ねて立体的な組織を作る「バ
イオ3D(3次元)プリンター」
で心筋組織を作ることに成功し
たのは偉大な業績です。心臓の
移植ドナーが不足している状態
では、心臓そのものを再生しな
くても心筋組織を再生してそれ
を壊死した組織に移植すること
ができれば、心臓の機能を回復
させることができるのではない
かと考えられています。現状で
はiPS細胞から作成した心筋
細胞をシート状にして貼付する
やり方で成果を得ていますが、
シート状の移植組織にこだわら
なくても良いようにできれば、
今回の結果が生かせる事態にな
る気がします。
大規模災害が起きた際に、「
災害派遣医療チーム(DMAT)」
の派遣先を素早く判断する人工
知能(AI)の開発を進めている
のは、喜ばしいことです。AIの
能力も数年前より飛躍的に進歩
しているので、数年前では予測
不能と思われていた事態も簡単
に予測してしまうレベルにまで
達しているということでしょう。
阪神大震災での初期医療の遅れ
を教訓に、厚生労働省が2005年
に発足させたDMATですがチーム
をどこに派遣するかによって、
助かる命も助からなくなったり
するので、AIの実証実験を重ね
て間違った予測がなされない様
万全を期して頂きたいものです。

昨日の心臓の機能を推定する。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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