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2019-02-09 01:57:13

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診療マル秘裏話    号外Vol.1143 平成30年4月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)高齢者過活動膀胱の病因解明に新たな手がかり
2)福井県立病院陽子線ガン治療センターの累計利用者

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 高齢者過活動膀胱の病因解明に新たな手がかり

 
 
 
 
 
 
 
 
東京都健康長寿医療センター
は3月8日、特定タイプの、皮膚
神経活動が加齢により低下する
ことで、膀胱の収縮が抑制され
にくくなることを発見したと発
表しました。この研究は同研究
所の堀田晴美研究部長らの研究
グループによるものです。研究
成果は「Frontiers in Neurosc
ience」に掲載されています。

年をとるにつれて、頻尿や尿
失禁の原因となる過活動膀胱に
なりやすくなりますが、高齢者
はなぜ過活動膀胱になりやすい
のか、その原因はわかっていま
せん。研究グループはこれまで、
排尿時におこる膀胱の収縮が、
ローラーを用いた皮膚への軽い
刺激で抑えられることを見出し
ていました。

軽い皮膚刺激は、身体に日常
的に自然に加わっており、普段
から膀胱の過活動を抑えている
可能性があります。その働きが
弱くなれば、過活動膀胱に陥り
やすくなるのではないかと考え、
研究グループは、老いたラット
を用い膀胱の収縮を抑える皮膚
の感覚神経の働きを調べました。

今回の研究では、若いラット
と老いたラットに麻酔をし膀胱
を膨らませて排尿時に引き起こ
されるような膀胱の収縮を誘発
しました。 皮膚神経を、電気
刺激(0.5ms、0.2-10V、0.1-10
Hz)またはエラストマーローラ
ーで活性化しました。皮膚神経
が電気刺激で活性化された場合
には、膀胱の収縮は、若いラッ
トと老いたラットで同じ様に抑
えられましたがローラーで皮膚
を刺激した場合には、老いたラ
ットでは膀胱収縮を抑える効果
が弱くなっていたということで
す。さらに、ローラー刺激中の
皮膚神経の反応を調べたところ、
老いたラットでは特定のタイプ
の皮膚神経(皮膚求心性神経)
の反応が著しく低下している事
が判明したとしています。

今回の研究成果は、老化して
も膀胱の排尿収縮を抑える自律
神経のしくみは保たれているに
もかかわらず、皮膚の刺激を伝
える一部の神経の反応が低下す
るために、軽い皮膚刺激による
抑制効果が弱くなることを示し
ています。研究グループは、「
これまで不明であった高齢者の
過活動膀胱の病因解明に新たな
手がかりを提供するものと期待
される」と述べています。

過活動膀胱について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
病因解明を第一とする病院。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 福井県立病院陽子線ガン治療センターの累計利用者

 
 
 
 
 
 
 
 
福井県立病院陽子線ガン治療
センターの累計利用者が、2月
に千人を突破しました。2011年
3月の開所から約7年での節目
となります。 4月からは公的
保険の適用範囲が拡大されるた
め、さらなる利用者増が見込ま
れています。県はセミナーなど
で適用拡大をPRする考えで、
担当者は「陽子線治療を選択肢
の一つとしてもらえるよう、県
内全域に周知していきたい」と
しています。

千人の内訳を見ると、平均年
齢は67.8歳です。ガンの部位別
では、前立腺が最多で200人。
次いで肝臓197人、肺173
人などとなっています。前立腺
での利用が多いため、男女別は
男性が72%と圧倒的に多くな
っています。地域別では嶺北が
439人と半数近くを占めまし
た。 このほか石川県116人、
富山県74人、嶺南64人など
となっています。

陽子線ガン治療は2001年に厚
生労働省が先進医療として承認
しましたが、1件250万円程
度の高額な費用がネックとなっ
てきました。ただ4月からは、
前立腺と頭頸部(口、鼻、喉等)
の一部、手術困難な骨軟部(骨
や筋肉、脂肪など)のガンに公
的保険が適用されます。月ごと
の医療費に上限を設ける高額療
養費制度も活用すれば、患者さ
んの実質負担はかなり抑えられ
ます。

こうした改善点や最新の治療
について知ってもらおうと福井
県は、3月25日午後2時から、
福井市の県立図書館でセミナー
を開きます。定員150人で参
加無料となっています。事前の
申し込みが必要です。問い合わ
せは県地域医療課=電話077
6(20)0383まで。

福井県立病院陽子線ガン治療

センターについて解説してし

ている動画です。

 
 


 
 
 
参加無料のセミナーは傘下の企業
で埋められた。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
特定タイプの、皮膚神経活動
が加齢により低下することで、
膀胱の収縮が抑制されにくくな
ることを発見したと発表しとい
うことは素晴らしい業績です。
皮膚神経活動が加齢により低下
することで過活動性膀胱が起こ
るということですから、高齢者
の過活動性膀胱の原因を証明し
たことになります。原因の消去
を含んだ治療法が研究される事
になるでしょう。 このような
研究がやがて高齢者の過活動性
膀胱の治療に結びつく可能性が
高くなったと言えます。
福井県立病院陽子線ガン治療
センターの累計利用者が、2月
に千人を突破したのは喜ばしい
ことです。4月からは公的保険
の適用範囲が拡大されるため、
さらなる利用者増が見込まれて
いるということですから、正に
嬉しい悲鳴と言えましょう。陽
子線治療などの副作用の少ない
治療を患者さんが追い求めてい
ると言っても過言ではありませ
ん。

照明の役割の大きさを証明し
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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