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診療マル秘裏話    Vol.693 平成29年3月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)NK細胞抑制手法で移植手術後マウス 拒絶反応緩和
2)世界的に話題の、12種類の細菌のリストを公表

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 NK細胞抑制手法で移植手術後マウス 拒絶反応緩和

 
 
 
 
 
 
 
ガン細胞を攻撃するなど免疫
をつかさどるナチュラルキラー
細胞(NK細胞)の働きを抑える
手法で、移植手術後のマウスの
拒絶反応「閉塞性細気管支炎」
を緩和できたとの実験結果を、
東北大のチームが2月28日付の
米専門誌に発表しました。

炎症により気管支がふさがる
閉塞性細気管支炎は、肺移植後
の主な死因の一つです。従来は
別の種類の免疫細胞が引き起こ
すことが知られていました。チ
ームの小笠原康悦教授(免疫学)
は「NK細胞も関わることが分か
り拒絶反応を抑える新たな免疫
抑制剤の開発が期待できる」と
話しています。

免疫細胞は、移植した臓器を
異物とみなして攻撃するため、
拒絶反応が起こります。

閉塞性細気管支炎の症状と治療

について解説している動画です。

 
 
 


 
 
 
異色の移植を委嘱される。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 世界的に話題の、12種類の細菌のリストを公表

 
 
 
 
 
 
 
世界保健機関(WHO)は2月27
日、抗生物質(抗菌薬)が効か
ず世界的に大きな問題になって
いる、12種類の細菌のリストを
公表しました。人類にとって最
も危険な病原菌だとして、各国
に抗菌薬の迅速な開発を促しま
した。

WHO は「これらの菌の抗生物質
への抵抗は強くなっており治療
の手段は尽きつつある」と警告
しています。

WHO は細菌を抗菌薬開発の緊急
度に応じて「重大」「高度」「
中位」に分類しています。重大
は多剤耐性アシネトバクター、
多剤耐性緑膿菌、カルバペネム
耐性腸内細菌科細菌(CRE)の3
種類。

高度の6種類にはMRSA、サル
モネラ菌、ピロリ菌が含まれて
います。

スーパー耐性菌について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
大勢が耐性菌となった。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ガン細胞を攻撃するなど免疫
をつかさどるナチュラルキラー
細胞(NK細胞)の働きを抑える
手法で、移植手術後のマウスの
拒絶反応「閉塞性細気管支炎」
を緩和できたという実験結果は、
まさに驚天動地と言えましょう。
NK細胞は、笑いによって活性化
され、ガンを攻撃してくれる頼
もしいイメージがありましたが、
こと移植については余りよい働
きをしていないようです。免疫
細胞がいかに閉塞性細気管支炎
に関わっているかを一つ一つ解
いていくことが必要となるでし
ょう。
抗生物質(抗菌薬)が効かず
世界的に、大きな問題になって
いる、12種類の細菌のリストを
公表したのは、意義深いことだ
と思います。抗生物質と耐性菌
はイタチごっこと言われていま
す。そのため、抗生物質だけを
使って、耐性菌を抑えようとす
るのは、危険であると思います。
どんな抗生物質も免疫の働きに
は及ばないことが知られていま
す。免疫の力が落ちないような
ライフスタイルの確立が、まず
行われるべきではないでしょう
か?その上で、抗生物質に頼り
切らない治療法を開発すべきで
はないでしょうか?

大勢となった、薬剤耐性菌を
殺菌する工夫。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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