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2019-01-30 02:39:29

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診療マル秘裏話    号外Vol.1135 平成30年3月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)新生児低酸素性虚血性脳症の小児に臍帯血移植
2)自閉スペクトラム症へのオキシトシンの鼻スプレ-の臨床試験

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 新生児低酸素性虚血性脳症の小児に臍帯血移植

 
 
 
 
 
 
 
 
大阪市立大などの研究グルー
プは、2014年に始めた脳性まひ
の原因となる「新生児低酸素性
虚血性脳症」の赤ちゃん6人に
さい帯血を移植する再生医療の
臨床研究が終了したと発表しま
した。全員が副作用なく退院し
たということです。

2018年度からは対象人数を60
人程度に増やし、治療効果を確
かめる第2段階の臨床研究を行
う予定だそうです。

出産時のトラブルによる一時
的な心肺停止が原因の脳症に対
しては、頭部を冷やして脳細胞
の損傷を抑える治療が行われて
いますが、半数以上が脳性まひ
になるとされています。

臨床研究では男児4人、女児
2人の臍帯血から幹細胞を抽出
し点滴しました。2015年4月に
治療した1例目の男児は、発達
に問題は見られず、順調に育っ
ているということです。

新生児低酸素性虚血性脳症の

お子さんの動画です。

 
 


 
 
 
尊称の名誉を損傷する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 自閉スペクトラム症へのオキシトシンの鼻スプレ-の臨床試験

 
 
 
 
 
 
 
 
 
対人関係を築きにくい自閉ス
ペクトラム症について、鼻にス
プレーするだけでコミュニケー
ション能力の改善を図る新薬の
臨床試験(治験)を、浜松医科
大学の山末英典教授(精神医学)
らが医師主導で始めました。中
心症状であるコミュニケーショ
ン不全自体にアプローチする薬
は初めてということです。5年
程度での製品化を目指していま
す。

自閉スペクトラム症に対して
は、これまで、障害に伴う不安
やうつ、興奮など二次的な症状
に対応する薬が用いられてきま
した。

山末教授らは、「幸せホルモ
ン」と呼ばれ、女性に多いオキ
シトシンに注目しました。脳に
作用し、協調性を高めるなどと
する報告をふまえて研究を重ね、
鼻から吸収させるスプレーを、
帝人ファーマと共同で開発しま
した。

オキシトシンは陣痛促進や、
母乳の分泌を促す薬として世界
的に使われており、開発したス
プレーの安全性もすでに確認さ
れています。治験は18歳以上55
歳未満の男性患者さん約150
人を募り、全国約10か所の大学
病院で行います。スプレーでオ
キシトシンを吸入後、被験者の
喜怒哀楽の表情や声色、視線の
動きなどを面談形式で確認し、
数値化して効果を分析します。

海外で市販されているスプレー
で事前に行った、男性患者さん
延べ60人を対象にした臨床研究
では、患者さんの表情が豊かに
なり、会話がかみ合う回数が増
えるなどの結果がすでに出てい
ます。

山末教授は「オキシトシンの
適切な使用頻度や量はまだ未確
認で、患者や家族の自己判断で
試すのは危険だ」と話していま
す。

理化学研究所脳科学総合研究
センターの加藤忠史・副センター
長(精神医学)の話「中心的な
症状に効く薬はなかっただけに、
期待は大きい。精神科分野では
本格的な医師主導の治験がほと
んどなく、その意味でも価値が
ある」

【 自閉スペクトラム症 】発達
障害の一種で、以前はアスペル
ガー障害、自閉性障害などと呼
ばれていました。症状は様々で
すが、学校や職場などで人との
コミュニケーションや意思疎通
がうまくできず、“生きづらさ”
を抱えます。患者さんは100
人に1人の割合で、全国で10
0万人程度いるとみられていま
す。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
石のように、固い意志を持つ
医師。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
脳性まひの原因となる「新生
児低酸素性虚血性脳症」の赤ち
ゃん6人にさい帯血を移植する
再生医療の臨床研究が終了し、
2018年度からは対象人数を60人
程度に増やし、治療効果を確か
める第2段階の臨床研究を行う
予定というのは喜ばしい事です。
臍帯血移植を行わなければほぼ
確実に脳性まひになっていたお
子さんが元気に障害なく育って
いるというのは奇跡に近いと言
っても過言ではないと私は考え
ています。第2段階の臨床研究
でもたくさんの赤ちゃんの脳性
まひを救って頂きたいものです。
対人関係を築きにくい自閉ス
ペクトラム症について、鼻にス
プレーするだけでコミュニケー
ション能力の改善を図る新薬の
臨床試験(治験)を医師主導で
行うのは、素晴らしい業績だと
思います。海外で市販されてい
るスプレーで事前に行った男性
患者さん延べ60人を対象にした
臨床研究では、患者さんの表情
が豊かになり、会話がかみ合う
回数が増えるなどの結果がすで
に出ているというのも安全性の
高さと相まって患者さんの期待
は、膨らむばかりと言えるでし
ょう。現段階で自己判断は危険
ですが、臨床研究終了後では、
安全性の高さからどんどん自己
吸入されるものと期待していま
す。

棄権の危険性が高まった。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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