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診療マル秘裏話    Vol.687 平成29年2月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ガン原因の変異細胞を排除の際、蛋白質が関与
2)オプジーボ類似抗体に高脂血症薬で治療効果が高

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 ガン原因の変異細胞を排除の際、蛋白質が関与

 
 
 
 
 
 
京都大の井垣達吏教授(遺伝
学)らの研究チームは、細胞が
ガンの元になる変異細胞を排除
する際に、表面にある蛋白質が
関与していることをハエを使っ
た実験で、確認したと発表しま
した。論文は16日付の英科学
誌ネイチャー電子版に掲載され
ました。
ガンは遺伝子の一部に変異を
起こした細胞が徐々にガン化し
て発生します。 研究チームは、
ショウジョウバエの変異細胞の
表面にある蛋白質「PTP10
D」と、正常細胞の表面にある
蛋白質「Sas」が結合すると、
変異細胞の増殖が抑えられ、死
にやすくなることを突き止めま
した。
人間でもPTP10Dに類似
した蛋白質がガンに抑制的に働
くことが知られています。研究
チームは、今回発見した仕組み
により新たなガン治療法を開発
できる可能性があるとしていま
す。今後、哺乳類でも実験した
い考えているということです。

免疫細胞の働きについて解説し

ている動画です。

 
 


 
 
下顎の病気について、科学で
アプローチする。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 オプジーボ類似抗体に高脂血症薬で治療効果が高

 
 
 
 
 
 
新型ガン治療薬「オプジーボ」
(一般名ニボルマブ)と同じよ
うな働きを持つ抗体に特定の高
脂血症薬を加えて使うと、治療
効果が高まることがマウスを使
った実験で分かったと、京都大
の本庶佑客員教授のチームが、
1月16日付の米科学アカデミー
紀要電子版に発表しました。

チームによると、高脂血症薬
は、ベザフィブラートで安価で
す。「併用することで高価なオ
プジーボの使用量を減らし、効
き目は高められる可能性がある」
と話していて、人での安全性や
効果を確かめる治験を2017年度
に始めたいということです。

使用した抗体はPD-1阻害抗体
です。 オプジーボ同様、免疫
細胞「キラーT細胞」の攻撃力
を取り戻す作用があります。

ガンは、免疫系を以下に抑制す

るのかについて書かれた雑誌の

紹介動画です。

 


 
 
オプジーボ同様の、PD-1阻害
抗体の効果に動揺する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
細胞が、ガンの元になる変異
細胞を排除する際に表面にある
蛋白質が、関与していることを
ハエを使った実験で、確認した
のは、偉大な業績です。人間で
もPTP10Dに類似した蛋白
質がガンに抑制的に働くことが
知られていて今回発見した仕組
みにより、新たなガン治療法を
開発できる可能性を、哺乳類で
追求して頂きたいと思います。
新型ガン治療薬「オプジーボ」
(一般名ニボルマブ)と同じよ
うな働きを持つ抗体に特定の高
脂血症薬を加えて使うと、治療
効果が高まることがマウスを使
った実験で分かったのは素晴ら
しい業績です。ただ類薬では、
上手く効果が高まってもオプジ
ーボでは、効果が高まらないと
いう可能性もあります。いずれ
にしても、早期の臨床試験が望
まれます。

ガンの研究をガンガン行う。


 
 
 
 
 
 
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