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2018-11-23 00:39:53

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診療マル秘裏話   号外Vol.1076 平成30年1月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)女性の乳腺に表面から機械的振動波を与え診断
2)発汗計を使った診断に公的医療保険の適用開始

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 女性の乳腺に表面から機械的振動波を与え診断

 
 
 
 
 
 
群馬大大学院理工学府(桐生
市)の山越芳樹教授(医用工学)
が、女性の乳腺に表面から機械
的な振動波を与えて、乳ガンを
画像診断し患者さんの負担軽減
が期待できる新しい技術を開発
しました。国内の特許に加え、
欧米で国際特許も出願している
世界で初めての技術です。10月
に台湾で開催された「世界超音
波医学学術連合大会」で発表し
ました。既に群馬大病院(前橋
市)で中島崇仁(たかひと)准
教授が臨床評価を始めており、
数年後の実用化を目指していま
す。

乳ガンの診断では、エックス
線撮影による「マンモグラフィ
ー」が一般的ですが、被ばくの
問題や、写った影はガン細胞な
のか判別が、難しい場合もある
問題が指摘されています。

新技術は、乳腺内に伝わる振
動波の様子を、超音波によって
小石を池に落とした際に水面に
広がる波紋のような画像に約四
秒間で映像化します。

その波紋の状態に異常が現れ
ているかによって組織の硬さが
判断でき、硬いガン細胞なのか、
単なるしこりなのかが形状を含
めて診断できるということです。
振動に伴う痛みはありません。

新技術は、しこりの硬さなど
を確認する「触診」や、乳房の
中に医療器具を挿入して細胞を
取り出し、ガン細胞かを確認す
る診療を補強し患者さんの負担
軽減が期待できます。

今年一月に開始した群大病院
での臨床評価では、従来法に比
べて乳ガンが明瞭に画像化でき
るなどの成果が上がっていると
いうことです。

新技術は一般的な開業医でも
持っている通常の画像診断装置
とパソコンが利用できるコスト
の安さが特長となっています。
健康診断にも有効活用できます。
現在は乳腺に当てる小型加振器
の開発に取り組んでいますが、
技術的には難しくないという事
です。

新技術は、将来的には、前立
腺ガンや、甲状腺ガンなどへの
応用も期待できます。

乳ガンの死者数は世界で二〇
一二年に約五十万人だったとの
推計があり、国内では一六年に
約一万四千人で、いずれも増加
傾向にあります。

山越教授は「この技術を健診
に有効活用し、乳ガンの(死者
を減らす)発見率向上につなが
ってほしい。早期発見により、
乳ガンによる摘出手術も少なく
なれば」と期待を込めています。

乳房専門の超音波装置について

解説している動画です。

 
 


 
 
理容店を利用する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 発汗計を使った診断に公的医療保険の適用開始

 
 
 
 
 
 
信州大医学部(松本市)メデ
ィカル・ヘルスイノベーション
講座の大橋俊夫特任教授は12月
27日、教授らのグループが研究、
開発した発汗計を使った診断が、
来年4月から、公的医療保険の
適用になったと発表しました。
新規開発した発汗計の装着部を
肌に張り付け、装着面と空気中
の湿度差から発汗量を計測する
方式で、既存の保険適用技術よ
り容易に定量的な測定ができる
ということです。

同大で記者会見した大橋特任
教授は、「保険適用で開業医も
導入しやすくなる。 大学発の
技術が発汗異常を伴う自律神経
障害の診断、治療に広く役立て
られる」と期待しています。「
大学医学部の研究開発に基づく
医療機器が保険適用となるのは
国内初」としています。

計測技術は、大橋特任教授と
坂口正雄・長野高専名誉教授が
共同開発しました。 発汗計の
製造は西沢電機計器製作所(埴
科郡坂城町)が担います。直径
2センチほどの装着部を患者さ
んの手のひらなどに張り付け、
専用ソフトを入れたパソコンで
発汗量や経時変化を観察できま
す。全身にヨウ素を含むセロハ
ン紙を巻いて温め、色の変化を
見るなどの従来の保険適用技術
は、患者さんの負担が大きかっ
たということです。

大橋特任教授によると、パー
キンソン病や膠原(こうげん)
病の自律神経機能障害に伴う発
汗量の異常や、無汗症の診断、
治療効果の判定に使います。今
春、同社が厚労省に保険適用を
希望し、12月22日開いた中央社
会保険医療協議会で適用が決ま
りました。発汗計は皮膚科や神
経内科を持つ医療機関など向け
に年間約50台の販売を目指し
ています。

大橋特任教授らは1981年に発
汗計の開発に着手し98年に技術
を確立しました。同年にベンチ
ャー企業を立ち上げ、2007年に
西沢電機計器製作所が事業を引
き継ぎました。これまでに研究
機関や繊維、化粧品メーカー等
に300台余を販売しました。
大橋特任教授は「ストレスチェ
ックなど他分野への応用に向け、
研究、開発を続けていく」とし
ています。

異常発汗の原因について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
発汗量の測定について掲載し
た雑誌を発刊する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
女性の乳腺に表面から機械
的な振動波を与えて、乳ガンを
画像診断し患者さんの負担軽減
が期待できる新しい技術を開発
したのは偉大な業績です。乳が
ん検診というとマンモグラフィ
ーは被ばくと痛みを生じる欠点
があるため、検診を受診しない
という女性がたくさんいらっし
ゃると聞きます。このような非
侵襲性の検査が出現して検診を
受診する女性の負担が軽減され
れば、検診の受診率が上昇する
かもしれません。
発汗計を使った診断が、来年
4月から、公的医療保険の適用
になったと発表したのは偉大な
業績です。 パーキンソン病や
膠原(こうげん)病の自律神経
機能障害に伴う発汗量の異常や、
無汗症の診断、治療効果の判定
にも使われるということです。
発汗計というものを実際に見た
り、扱ったりした経験がないの
で、何とも言えませんが、病気
の診断、治療効果の判定に使用
されれば、立派な医療機器と言
えるでしょう。

藩邸で、真贋の判定を行う。


 
 
 
 
 
 
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